「ミスサイゴン」

なんとも言い難い作品で どう書いていいのかわかんなかったけど・・・
役者さんに関しては書けるよ。


市村 正親・・・エンジニア

 まず・・・エンジニアって、この作品の中でなんの役なんだろうって思ってた。
整備士?って思うよね。まずは・・・。
英語の "Engineer" には、「うまく切り抜けていくやつ」「世渡り上手」って意味があるらしい。
流石の演技だね。アドリブもちゃ~んとあったし。
あのお歳で Wキャストもなく、一人でやりきるのはすごいなあ。
若い嫁をもらうだけのことはあるなあ。・・・

彼には彼の人生があって、彼なりに悩みがあり、夢がある。
軽く見えたり、どうしようもない人だったりに見えるが、この作品の中で 何だかすごく助けられた役柄かもしんない。
キム親子を若干でも心配しているのか、あくまでも自分の為の道具(切り札?)としか考えていないのか?? ちょっとわかんなかったけど。


笹本 玲奈/新妻聖子・・・キム

 知念ちゃんは、歌ダメだし(私的に)、全く眼中になく汗・・・(大阪には来なかったようだ)。

この二人、どちらも甲乙つけがたい・・・と思っていたが・・・

個人的には最近は玲奈ちゃんの方が好きかな。
聖子ちゃんの高い声がちょっぴり苦手に感じる今日この頃。そして、歌う時にお口が歪む聖子ちゃんが気になって仕方ないので・・・。汗☆
(歌っているときのお顔の歪まない、崩れない、綺麗な人が好き)

でも、お席の関係かもしれないが、聖子ちゃんの方が迫ってくるものがあったかも。
同じお席で、同じ状況で観るのは難しい。
玲奈ちゃんがこの作品の全く初見。(マチネ)
聖子ちゃんは作品を知っての観劇。(ソワレ)
聖子ちゃんは肌色のブラの様なものをしていたが、玲奈ちゃんは全く何もつけていなかった。 え゛!  すごいな。役者魂!と思ったよ。
見えそうだが、多分の端から観てもみえないのだろう。←そこ心配するお母さん。

玲奈ちゃんの時は若干下手からで顔が見にくかった。それに前方席だったので 双眼鏡もほとんど使わなかったし。
(この作品、どちらかと言うとキムは下手から右側を向くことが多い?気のせい?)
聖子ちゃんの回はセンターだったけど、2階席だったから結構 双眼鏡使ってたので よく表情も見え、なんか迫るものがあったのかな??と。
これは聖子ちゃんの演技力なのか?
それにキムの死ぬシーンは聖子ちゃんの方が泣いた。2度目だったからかも。
もう一度玲奈ちゃんを見て観たい。(確認したい)

友人は聖子ちゃんの舞台が全くの初めてで・・・1幕終わるなり「いや~うまいですな~・・・・・」って感心してた。!+
マチネの玲奈ちゃんの時は言わなかったのに、聖子ちゃんの方がすごいんかな?

なんにしろ、すごくバイタリティのいる役、終わったらぐったりして呆けているんじゃないかな・・・と思ったのだが・・・
聖子ちゃん、夜公演の後に さっさと年越しそばを食べ福島まで行ってはったわ。
すごいなあ。 苦笑い


原田優一/山崎育三郎・・・ジョン

 原田君、まともに観たのって初めての様な気がした。でも、確か、昨年のマリウスを見ているはずなんだけど・・・
(アメブロしてるの知らなかった。早速登録したよ。)

育君は流石にスタイルいいなあ。。。優君、あまり大きくなく見えた。
まあ ジョンが理生君だし・・・岡さんだったとしても同じだが・・・。
調べたら171センチ。んんん・・・確かに小さいな。(一般的にはいいが、舞台の世界では既に小さく感じてしまう身長だ)
でも お目目がクリって感じが可愛い。のに、この役ではそう見えなかった。
歌もお芝居も出来る人なんだねえ。
エレンに逆切れの様な(そう見えた私のレベルが低いのか)ホテルの場面・・・あそこよかったなあ。

育君って鬼気迫る様な演技(歌)ってすごいんだあ。「M!」を観た時にびっくりした。
この人、このまま死んじゃうんじゃないだろうかえ・・・って心配したくらい。

で、後半のホテルでのシーンをちょっと期待したんだけど・・・
このあたりは 優君の方がよかったかなあ。


上原理生/岡幸次郎・・・ジョン

 理生君は昨年のレミゼからすっかりお気に入りの俳優さん。
半端なく声量があり、歌がうまい。声量のある人が好きなのだ。
岡さんは言わずもがな・・・なんだが・・・ ちょっと太ったかなねえ・・・あはは・・・
もっと男前やねんけど・・・。
やはり理生君よりはかなり上官に見える。 理生君の声量が半端ないので 1幕は物足りなく思えたが、2幕の最初、「ブイドイ」の場面は、やっぱり流石やね・・・聞かせてくれるねえ~と思った。
戦友って設定なら 岡さんはもうお兄さんすぎるかなあ。
いくら舞台は・・・とはいえ、クリスと年齢差を感じてしまう。もちろん好きだあ。
ああそうか・・・戦友って、別に年が近くなくてもいいんだよね。
でも やはり離れすぎてると 役職の問題があるやろうし・・・。


木村花代・・・エレン

 この方、元四季やねえ。名前に記憶なかったし、観たことも歌を聞いたこともないけど。
でも結構主役級の役をされてたんだ。
最初 見た時、ちょっとトナミかと思ったよ。 クリクリの髪もトナミの感じ。
歌も上手な人だけど、歌ってる時の口や顔が気になってしょうがない。
特に‘お‘の発音の時。下唇が内側に入る。うひゃあー (美人台無し・・・)
乾燥しているのか、ファンデがのってない。シワが・・・・・。たら・・・
でもすっごくスタイルいいなあ。素敵。羨ましい。キラキラ
このエレンって役・・・演出家ダレンさんが「全世界の妻の代弁者です」と言ったそうな・・・・・。えええええっ、って思ったのは私だけだろうか。
男の勝手な言い分。
夫の隠された過去を知っても、妻や子供がいることを知っても、心に止んだ夫を心配し、献身的に夫を支える妻・・・か?
それが エレンなんだと思ったんだけど。(そんな女性ばっかじゃねえよおって教えてあげたい)
私しかいないのよ。あの人を助けられるのは・・・的な内容だったと思う。
彼女は素晴らしい人だ。 本当に彼を愛しているんだ。 キムがクリスをまだ心底愛していることも理解し、なら彼が行ってしまったら??と悩みもする。
母性本能の塊みたいな人? 男の理想?

キムに「結婚はなかった」と言えと迫る(だったよね?)
あの子は 子どもをアメリカへやろうとしているのよ。
逆切れの様なクリスを抱きしめ、二人で お金あげたらええやんか・・・
って決めて ジョンの前でもチュ~ってな。 
はああああ・・・・・お気楽アメリカ人夫婦め・・・。
このあたりは腹立ったりもする。
そりゃねえ、自分と夫の子が欲しいのは当たり前、親子を引き離したらアカンって思うのもそれでいいんだろう。
けど、あの時代、どんな思いでキムが息子を手放してアメリカへやろうとしているのか、 クリスが迎えに来てくれることだけを信じて、地獄の様な日々を這いつくばって生きてきた彼女が クリスはアメリカで1年前に結婚したって知った時の気持ちは?
やっぱり クリスがあかんねやろ~ とも言いたくなるなあ。
ほんで あんさんには結局エレンが残んねんからなあ。ええわなあ。
すっごく献身的な妻やしいなあ。 お母さんみたいで、お姉さんみたいで、傷ついた自分を真綿の様にくるんでくれんねんからなあ。
「僕には愛する妻がいる~♪」だと・・・・ 愛してるんじゃなくって、よしよししてくれるんがええんとちゃうん? とかって言いたくなっちゃうよ。

木村さんの話からどんどん遠ざかる。あらら

兎に角 クライマックスへのこのホテルからの進展が早い。
すごく凝縮されてるから この人たちの考え方についていけないよ。
横にいる ジョンはって言うと、 余りにもクリスを愛しているキムが哀れでしょうがないのではないか・・・・。
ついつい弱者の味方・・・日本人。


子役:荒川 慎/寺崎杏珠/加藤憲史郎・・・タム

 観たのは慎君、杏珠ちゃん。杏珠ちゃんって女の子なんだあ。
最近のお名前はどっちでも構わない感じだし、てっきり男の子だと思ってた。
3人とも4歳なんだとか。子役には台詞はない。 走っていってお母さんは抱きつくだけ。
二人とも可愛かった。
憲史郎君のお兄ちゃんは有名。レミゼも、エリザも観たけど、私はダメだ。
彼がダメなんじゃなくって 役がね。 まあチビルドは良かったかな。でもガブローシュはダメだねえ。こども過ぎた。 元設定は知らないが、私にはチビすぎる。

あつ、お母さんに抱きつくだけ・・・とはいえ、タイミングとかあるんだろうね。
オコチャマでも 今日はいや~とか泣かれても困るだろうし・・・
そうそう、市村さんが抱き上げてぶらぶらしてた。 お人形さんみたいに。面白かった。 怖くなかったのかな?



アンサンブルの方々

 今回、あまり知らない方が多くって。 結構お名前は知ってたりするのだが・・・。
ジジの池谷さん。 「M!」にもご出演とか。
スタイルいいなあ。 抜群のプロポーション。歌もうまい。
今回 女性陣はほとんど下着・・・の様な衣装で。
(いや、もちろんそればかりではないけど、オープニングの場面ね) 

皆さん スタイルがよくって・・・。
なんて言うか・・・・たいがいのミュージカルには宝塚のOGがでているんだけ・・・
流石にこの作品には誰一人でておられない。 まあ でないだろうね・・・とか納得してたりして・・・^-^;
西川大貴君って人だけ お名前に覚えがあるなあ。
でも 他にもレミゼにでている人もいるし、来年出る人もいるし・・・。
数名の方、アメブロされてて 読ませて頂いた。



さっきのホテルの場面に戻る・・・(やたらとこだわる)顔
クリスはベトナムから戻って、言葉もしゃべれないほどに 苦しんだのかもしれないけど、所詮、自分のことだけやん。
キムはこどもを育てなアカンかってんで!
しゃべられへ~ん。とか めそめそ泣いてる場合やなかったんや!
ほんまにな!だから 男わっ、わっ、わっ! 
結婚する前にベトナムに彼女を探しに行けよ~!!!!
と またそこに戻る・・・・

やっぱ 作者は何を思ってこれを作ったんだか。
この悲惨さを世界に知らせるため? 戦争反対!シュプレヒコール!(ではないだろうけど)
製作はマッキントッシュさんになってるけど、 作者は‘フランス人‘のアラン・ブーブリルさんだよね。
フランス人が書くからこうなったのか?
ウエストエンドやブロードウェイで上演されなくなって7年以上。
この作品を日本で上演する目的は?
版権回収?
韓国や中国とも 微妙な間柄なのにさあ。

「感情揺さぶる ラブ・ストーリー・・・」的なことがプログラムに書いてある。
やっぱ わかんない。
悩める乙女である。


次は ストーリーや場面、大道具について書こうっと。



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