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映画『るろうに剣心 最終章 The Final』に引き続き、
『るろうに剣心 最終章 The Beginning』を見てきました。

どちらも安心で安定の、
良質なエンターテインメント映画となっていました。

特に『The Beginning』は、
シリーズ最高傑作と言うに相応しい
とっても良い出来となっています!!!

今までで一番好きです(>▽<)


何が良かったって、
剣心と沖田総司の戦いです!!!

私にとっては、これはたまらないシーンでした!

ぎゃーーーーー!!!!!(≧▽≦)ラブラブラブラブ
キターーーーーー!!!!!

って、大興奮しましたドキドキドキドキドキドキ

ホント、イイ!!!
ホント、イイ!!!

もう、このシーンだけあと5回くらい見たい!!!

しかし、見終わって、ふと、
私は、一体全体、何に大興奮してたんだ???
って我に帰りました。

剣心は漫画の中の架空の人物。
沖田総司は歴史上の人物だけど、
日本人共通のイメージだけで成り立ってると言っても
過言ではない人物。
歴史的に何をしたって、訳でもないですし。

要するに、私の持っている
概念と概念の戦いに興奮してたんですよね。
絶対にあり得ない妄想の妄想に大興奮してたんです。

しかも、漫画以上に漫画っぽい演出の、
池田屋事件のシーンにも、

「池田屋キターーー!!!」(>▽<)と興奮。

だって、池田屋事件って
強烈なイメージがあるではないですか!
幕末好きにとっては。

そんな訳で、今回の映画とは違いますが、
先週、NHK大河ドラマ「青天を衝け」で
一瞬登場した池田屋事件のシーン、
そこでも、

「池田屋キターーー!!!」(>▽<)と興奮。

最近は、その他にも、
10月公開予定の原田眞人監督「燃えよ剣」の
リアリティのある池田屋事件メイキング映像にも
(テレビで見た)

「池田屋キターーー!!!」(>▽<)と興奮。

同じモチーフであれば
設定や解釈はなんでも良いんかい???

と自分にツッコミを入れたくなりました。



しかも、皆さん、
先月放送された、
NHK「歴史探偵」の「真相!池田屋事件」の回を
見られた方いらっしゃいますか?

「真相!池田屋事件」

この回、凄かったんですよ!

池田屋事件のイメージが全然変わってしまう回でした。

通説での「池田屋事件」は、
長州派20人以上の中に、
新撰組隊士がたった4人で切り込んで、
壮絶な斬り合いの元、
7人以上を殺害、圧勝したって事になってました。

ところが、ところがですよ!
最近の研究では、
長州派は11人、殺害されたのは5人。
11の中には町人など武士以外も混じっており、

なんとなんと!

みんな刀を持っていなかった、
との事・・・

大刀を持っておらず小刀で戦ったらしいのです。

え〜〜〜〜!!!あせるあせる

決死の覚悟で挑んだ壮絶な戦いと思っていたのに、
刀を持ってない人たちの所に切り込んだって、
なんか汗とっても汗がっかりな・・・汗

昔の日本家屋は狭いですからね、
宿に入った所に大刀を預ける場所が当時はあったんですね。
新撰組は、そのに預けてある刀を
最初にこっそり忍び込んで隠し、
それから、
「御用改めでござる!」と、勢いよく叫んで入って行った、
と言うのが最新研究から判明して来た真相のようです。

新撰組は、確かに強かったのかもしれませんが、
超人的に強い人はいなかったのかもしれません。

後の時代の私たちが、
大きく大きくイメージを膨らませて来た訳なんですよね。
結局は、普通の人たちだったんだろうなぁ、と。

結核持ちの美少年が、血を吐きながら、
決死の覚悟で剣を振るうって、
歴史上の話となると、
ロマンを感じてしまったり、
なんだか歴史を超えて、
文学的なものを感じてしまいますが、
これは心の中の心象に心動かされているだけ!
現実だと、とても見てられないシーンなんですよねぇ。


そんな訳で、人にとっては
自分の中で盛ったイメージの方が
事実より何倍も何倍も
エキサイティングなのかもしれません。


そして、
これは歴史や映画の世界だけじゃないんですよね。
きっと。

無意識的に、
自分の事も、周りの人の事も、起こる出来事も、
盛ったイメージでストーリー形成をしているんだと思います。
真っ直ぐに現実を受け止めるより、
イメージの自分とイメージの現実に
振り回されたりしてるんです。
現実は捉える事も理解する事も
判断する事もなかなか出来ないものですが、
イメージの世界は捉えやすいし、
理解もしやすいですから。

その時の気分や感情によって、
今の自分の設定も変わるし、
起ってくる出来事の解釈も変わるんだと思います。



さて、10月公開の「燃えよ剣」の予告


この映画も楽しみです〜!

「るろうに剣心」で沖田総司役を演じた村上虹郎さん、
「燃えよ剣」では人斬り以蔵役なのだそうです。

個人的に、村上さんは
沖田総司より人斬り以蔵の方が合ってる気がします。
(他のキャスティングには、思うところがめちゃくちゃありますが・・・)

って、こんな風に思うのも、
ただのイメージなんですよね〜。

岡田以蔵を知ってる訳ではないですし。

「人斬り○○」って、
悪いイメージのある名称なのに、
なぜか、映画やドラマでは
イケメン俳優がよく演じてますよね。

剣心役の佐藤健さんも、大河ドラマ「龍馬伝」では、
人斬り以蔵を演じていました。

このイメージは何なんですかねぇ?
一体どこから?