コンサルテーションやセラピーで
クライアントさんに向き合うとき
わたしのこころの根底には、ある”想い”が流れています
この”想い”は
「この世界って、なんてスゴイんだろう！」
「生きてるって、なんてスゴイことなんだろう！」
というセンス・オブ・ワンダーで満ち満ちています
そんな感動をもたらす原点となったある経験を
なんとか言葉につづりました
ぜひその世界をのぞいてみてください
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スペインの巡礼路「エル・カミーノ」
サンティアゴ・デ・コンポステーラへの道
朝日新聞のデジタル版にちょっと載っているのをみて
久しぶりに思い出しました
10年くらい前のことになりますが
シャーリー・マクレーンの『カミーノ』を読んでいたある昼下がり
宇宙全体と星々とあらゆるものたちの幻視にいざなわれたことがあります
それはシャーリーの文章のなせるわざなのか
わたしのもっているなにかのせいなのか
わからないのだけれど
とつぜん目の前に
はるかに広がる壮大な宇宙の光景と
星々をはじめありとあらゆる命が
よろこびを高らかに謳う光景がひろがりました
その光景は
それまで生きてきたなかで思っていた
「じぶんとはこういう人間だ」とか
「世界とはこういうもの」という
皮相的な「あるわかり方」や
この世的な理解なんてものを
一瞬で吹き飛ばしてしまうほど
強烈な印象を残していきました
「じぶんがあること」
「ひとびとがあること」
「せかいがあること」を
宇宙に満ちるすべてのものが
よろこび感動し歌っている
まるで年末にたくさんの人が大合唱する
ベートーベンの第九の
あの歓喜の歌のようでした
その光景のなかで
わたしはすべてのこととものを感じ取っていました
わたしはわたしという個でありながら
そのほかのすべてが自分とつながっていて
そこに分離などないことを感じていて
その「わたしたち」すべてに
まさしくすべてをしろしめす
大いなる叡智の存在が満ち満ちていました
それを人々は神と呼んできたのかもしれません
けれどそれは
わたしがそれまで思い描いていた「神」というイメージを
遥かに遥かに遥かに超えていました
そんなものじゃない！
わたしはこのとき
人間が神を言いあらしてきた
「計り知れない叡智」という言葉の
「計り知れない」という意味
その真意を知ったように思います
ほんとうに
ほんとうに
計り知れませんでした！
でもそうでありながら
どうじに
その計り知れなさを知ることのできる
わたしたちエネルギー体の
内在された智慧というものも感じました
そういう意味で
わたしたちはまさしく神の似姿として創られたのだろうと思います
その個としてのじぶんと
全体としてのじぶん
ともにある生きとし生けるもの
遥かなる宇宙と
それらすべてをしろしめす大いなる存在
その全体像！
その実体！
そこではすべてが輝いて
歓びに満ちていました
もう誰彼なしにハグをしたい！
手と手をとりあって
それが見知らぬ人であっても、そんなことはどうでもいい
この沸き上がりとどまることのないヨロコビを
いますぐにでも分かち合いたい！
ただ「ある」ことの
その歓びを表現したい！
それからあと半年くらいもそんな状態だったでしょうか
なにをしていても
なにがあっても
とにかく幸せ！
できてもできなくても
失敗しても成功しても
わかってもらってもわかってもらえなくても
そんなことは関係なく
とてつもなく幸せ
どんなときにもしぜんと笑みがこぼれて、
どんなときもカラダの細胞の一つ一つが踊っているような、
ほんとに幸せなときでした
この経験は
わたしのなかにあった
根深い自己不信と世界不信にたいする
決定的な一撃となって
「それでも自分は信じられる」
「それでも世界は信じられる」という
希望の光をこころに刻みこんでいきました
うまくいかないとき
ツラいとき
その感覚がいまも
わたしを励ましつづけています
誰のなかにもきっとあの景色はある
いまは忘れていても
あることすら感じられなくても
その景色と同調するなにかと出会ったとき
その封印は解かれて
わたしたちの意識の次元に上るようになるんだろう
そんなことを、いまは思います
だれもが、いつもどんなときも
すべてを歓び生きることができますように・・・
わたしの
そしてみんなの願い
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あなたと誕生日がおなじって
奇遇だね、シャーリー！
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