わたしは自信がなかった。

いつも、いつも

もっと努力しなくては

もっと成長しなくては



そう思って

今の自分を否定していた。

等身大の自分を認められずにいた。



そんなわたしにも

買い物に行ったお店で

偶然かつて同じ職場だった

あとで知ったが13才も年下の

彼と遭遇した。




彼はわたしとの再会を喜び

連絡先を交換することを

提案してきた。

一緒にいた息子にも礼儀正しく

挨拶してくれた。




一緒の職場だった時は

なんとなく気になる

存在だったけど

そこからどうにかなるなど

考えられない存在。




だけどその再会した時に

彼が呟くように

「今日ここに来て良かった」

と言ったのが忘れられなかった。




それから彼とはお茶をして

再会するまでの知らなかった

時間を話したり




息子の父親を知っている彼は

なぜあの人とそういう関係になり

いつ彼と離婚したのかを

かなり追求された。





彼とは籍を入れず未婚で

息子を生んだことは

彼は知らなかった。

いろんな話しをして

お互いを知り親しくなっていった。



彼は最近結婚したことは

元職場の同僚に偶然聞いていた。

それをわたしが切り出すと

開き直ったように認めた。





だけどそれで

もう会わないという話しには

ならなかった。