話はすぐに入院の方向で決まり
血液内科の病棟は全て個室らしく
病室の用意が出来るまで
車椅子でも辛そうな母に
簡易ベッドのある部屋で
待機していた。
その時間がとても長く感じた
母の紙パンツも汚れて
取り替えてたら
簡易ベッドのシーツを
汚してしまった。
介護士さんと看護師さんで
母を移動させ
手早くベットを綺麗に
してくれた。
だけど母は
「何するのさ!」と怒っていた
私達姉妹は謝って
皆さんわかってますと言うように
笑顔を見せてくれた
妹が「母は本当はもっと
可愛くていつもニコニコしてる
人なんです」と説明していた。
言わずにいれなかったんだと
思う。