母を病院の定期検査のため

札幌へ向かう朝



立つこともおぼつかないので

着替えをさせるのも

ひと苦労だった



母は

とても体がだるいらしく

ずっと怒っていた



車に乗せるのも

妹と息子と一緒に

やっとだった。



後部座席を倒して

横になってもらい

寝かせた状態で出発





妹が寒くないように

毛布やらたくさんかけて

気を使っていたが




冬の北海道

特に千歳は冷えるので

気が気ではなかった。






約1時間の道のり

運転はわたしがした。




母の体に触らぬよう

揺れないように

気をつけて運転したが





母は「何で揺れるの」と

不思議そうに言う




もう車に乗っているのも

わからない状態だった。




妹と話して

とにかく

食べたものも、飲んだものも

消化されることなく



すぐ排泄されるので

栄養も摂れず

痩せていくばかりの母の症状を

点滴などで栄養補給してもらい



排泄の頻度が多く

取り替えても

追いつかないので

お尻が真っ赤にただれている




塗り薬を塗っても

色々手当しても




効き目が無いのか

追いつかないのか




体全身が痛いらしいが

ここ数日は

お尻を特に痛がるので

痛みを和らげてあげたい




それをきちんと伝えて

処置してもらおうと

相談していた




が医師から

衝撃の発言を

聞くことになる。