母の定期検診で

札幌の病院へ連れて

行かなくてはいけない




前日から妹が泊まりこみ

一緒に病院に付き添って

くれることに



母の介護もほぼ全部

妹が行ってくれた




しばらく夜も眠れない

日々が続いたわたしは

少し寝かせてもらった



そこで妹から

母さんこのまま入院に

なるかも知れないから

用意して行った方がいい




とアドバイス受けたが

母は入院を嫌がっている

のにそんなの無理じゃないかと

アドバイスを受け流した



あとで妹に言われたが

もうそんなことを

言っている場合じゃない

状況をわたしが

受け入れてなかった。




明日の病院受診のため

妹だけでは無理で

わたしではなく



なんと

息子に手伝わせて





二人でなんとか支えて

やっと母をお風呂に

入れてくれた。




母は何するのと

怒っていたが

なんとか洗髪も

出来たらしい




次の日病院で

よくこんな状況で

お風呂にいれたと

感心されていた。




それがこの世で

最後の母のお風呂に

なってしまった。