妹がわたしでは母を
お風呂に入れられないだろうと
来てくれた。


それと同時に市役所にて
介護認定の手続きをして
週に1度でもお風呂に
入れてもらうといいと
アドバイスをくれた



そんな手続きがあること
みんな知っているのだろうか?
妹は看護師なので詳しいが


わたしは全く知らなかった。



介護認定とはどのような状態なら
認定されるのかも
知らなかった。



そして妹は母をお風呂に入れようと
したのだが



湯船に浸からせるのがやっとで
あまりにも母の体力が落ちていて
危険なので洗ったり出来なかったと



母は立ち上がるのも大変になり
倒れやすくなっていた


それと同時に口調も攻撃的で
よく怒っていた。



トイレ介助の時もよく
足がつるようで
「痛い、痛い」と言っていた



わたしがベットで下着を
取り替えようと
少し動かした時も
「痛い!」と叩かれた。


直ぐに我にかえって
「痛くてイライラするの」と
言っていた。


思えば最期の時まで
母はこの痛みと
闘っていた。



それを思い出すたび
不憫で
また何も出来なかった
不甲斐ない自分を
責めてしまう。