落ち着かない母を乗せて
病院へと車を走らせた


看護師の妹も病院に同席した


いよいよ母が診察に呼ばれた
診察には看護師で知識のある
妹と母で受診することにした


わたしは待合室で待っていた


担当の先生は血液内科で
一番えらいというのか
血液内科に7人程名前が
記載されていたが


その一番上に記載された
医長という役職の先生だった


妹曰く
以前の上からモノを言う先生とは
真逆のとても優しく
患者さんの言葉に
聴く耳を持った対応をしてくれた


しかし、結局言い方は
違えど前回の先生の診察を
肯定する内容で


「お母さんがボクのお母さんでも
同じ治療をすすめる
この方法しかない」
という説得で


絶対に入院したくない
と抵抗していた母も
あっさり納得してしまった、


入院する日を家族で相談して
連絡してくださいと告げられ
この日は終わった


病院の帰りちょうどお昼時で
ランチを食べたが


母の食欲は無かった
振り返ると
この時からどんどんと


母の食欲は減っていった。


続きはまた明日