「風・・・」
風に乗って 幼い頃の自分の声がしたような気がしました。
「~目に映るものは みんなお友達だよ~」
タネちゃんは
首を横に振りました。
「ううん 違うよ 目に映らないものだって み~んなお友達だよ 見えないものだって・・・・」
タネちゃんの手はね、今は冷たくありません。
だってね、大切なお友達が貸してくれた
とっても温かな手袋があるから。
その手を心の上に当てるとね
そのお友達が傍にいる気がする。
おばあちゃんやおじいちゃんも
傍にいる気がするんですって。
その手を頬に当てると
優しくて大きな愛情に包まれるんですって。
そんな素敵な手袋。
大事にしなくてはね。
そして、パパやママ、兄弟やお友達。
沢山の人が色づけてくれた
美しい花を咲かせて
大切なお友達に見せなくっちゃね。
そうそう、
探し物が見つかったのかどうか・・・・
それは、タネちゃんにもわからないみたいです。
タネちゃんがお空を見て
口をへの字に曲げていたら・・・・
そっと 風に乗せてメッセージを届けてあげてください。
~いつかにつづく~