探しているのは宝物?
いいえ、
タネちゃんは、宝物を二つも持っていました。
とてもキラキラしている宝物です。
そして
幾分、
いいえ、
大分、色褪せていた「夢」もまだちゃあんと持っています。
一度もった「夢」は、その人の心の中から消える事は出来ない仕組みなんです。
探していたのは夢?
ううん。
それも違うようです。
タネちゃんは、色づいた蕾を開き始めました。
蕾を持つまでに時間をかける人。
蕾を開くのに時間をかける人。
世界中には色々な人がいます。
どれが、良いわけでも悪いわけでもありません。
遅い、早いは誰にも指示することなど出来ません。
そしてどんな花が咲くのかは・・・・
決して誰にもわからないんです。
本人でさえ。
タネちゃんが蕾を開きかけている時に
大好きなおじいちゃんまでもが、お空に行ってしまいました・・。