まずは、御引越を目指そう第76日目
浅田彰氏の
伝説的本
【構造と力】
の文庫本
千葉雅也氏解説のP297 縦書き7行目
「最初に、人間とは過剰な動物である」
という部分を読み、
そうだよ!人間って元々壊れてるんだお...。
って心の中でリルビッ叫びました。
エヴァの関心は
元々壊れた人間がその時々(エヴァは最初TVアニメとして始まりましたがその後、
映画などにもなりその作られた時期によってそれぞれ多少の違いがあるのですが、
そんな事は勿論皆様ご存じですが、そのそれぞれの造られた時期)に持っていた、
通常日本人がいってるような
精神
ではなく、ヘーゲルが【精神現象学】が云ってる様な
精神
※えっ、じゃ~どんな精神なの?って、疑問に思われた方は
テキスト、【NHKテキスト 100分de名著 ヘーゲル精神現象学】をお読みください。
僕も部分を読んだだけなので、これからちゃんと向かおうと思いますので、
良ければ一緒に読みましょう... ... ...。
だと思いました。
エヴァという作品には、庵野さん自身が投影されているのではなく
その時々のこの日本という精神に対する、もっというと壊れたり、歪だったり
一見グロテスクだったりする事象の精神面レベルへの興味、
それは、人という壊れたり歪だったりする動物・その人間存在が作り出す
色々な物質だったり社会への憎悪だったり嘲笑だったり、はたまたとてつもない
愛着だったりする、
バロックな人間・精神に対する賛歌なのでは......
あくまで、庵野さん自身がそういう事象への
とてつもなく冷めた目線とそれとは真逆な、とてつもなく温かい目線が同時に
存在する様なそういう風に、その時々の精神を観察したものを
作品に投影していたのではないかと、
思ったり...。
だから、自分含めて世間の作品を生み出した庵野さんへの関心、
それは称賛の時もあれば、真逆の死んでしまえ的なアンチだったり......
そんな事はいいから、
アンタ等の精神(当然庵野さん自身がその一部分となる)こそが
観るべきもんであって、それを見つめ直してみなよ、
ホラ、歪でキモチワルイよね、でもだからこそ美しいよね~.....
ではないかと、おもぇ~てぇ(思って)みたり。