なにか、漠然とした不安

 

 

皆さんにはありませんか?

 

 

 

自分自身や

 

 

この国の

 

 

 

将来に、

 

 

 

たえずつきまとう

 

 

 

漠然とした不安。

 

 

死の予兆、

 

 

 

いつ死ぬかもしれない

 

 

という恐怖。

 

 

小学生の私は、2段ベッドの下の段で

 

 

真夜中

 

自分の死を恐れ泣く子供でした。

 

怖いから、

 

両親の寝てる部屋に行き

 

両親の間でやっと寝れる様な

 

子供でした。

 

 

そんな私も、アラフィフ。

 

でも

 

やっぱりなんとなく毎日が不安、

 

コロナ禍

 

で、勿論唯日常生活送るだけでも

 

リスクは抱えてる

 

とは思いますが、

 

それ以前に

 

生きている以上は、

 

今日は大丈夫でも

 

もしかしたら明日も大丈夫かもしれない?

 

けど、

 

だからって死から免れられた訳

 

じゃないという事。

 

私も皆も今日の延長線上に明日来るものと、

 

盲目的に信じている。

 

だから、別に今日じゃなくても明日で

 

いいやって、先延ばしに出来てしまう・・・

 

 

漠然とした不安

 

は、人を殺す。

 

 

といえば

 

毎年、ある時期

 

賞取レースの話題で頻繁に

 

あの方の御名前を聞く、

 

そう

 

芥川龍之介

 

が想起されます。

 

 

 

唯、将来へのぼんやりとした不安

 

によって自殺したとされております。

 

 

もし

 

今の時代に、数々の文学賞を受賞した

 

日本を代表する作家達

 

例えば、大江健三郎氏

(ちなみに、大江健三郎氏は芥川賞を受賞し

脚光を浴びたとウィキペディアにはあります)

 

の様な世界的にも知られた作家群の中に

 

芥川龍之介さん

 

が生きていたとしたら、

 

やっぱり自殺したのでしょうか?

 

 

芥川龍之介さん

(ウィキペディアによると本名も同じらしいです、

自分なら絶対名前負けします)

 

 

の死はミステリアスで、何か時代を象徴した死のようで

 

興味が尽きません。

 

 

そして、自殺にあたり服用した薬物が

 

Veronal(ヴェロナール)

 

うん、なんか聞いた事あるなヴェロナールって?

 

あっ、そうだ

 

THE MURDER OF ROGER ACKROYD

 

アクロイド殺し(邦名)

 

アガサクリスティー女史の

 

ミステリー界にさん然と輝く

 

歴史的名作だっ!

 

 

この冒頭シーンがまた、

 

秀逸なんでよ~...

(この冒頭部分だけでも『読んで欲しいのだよ~』って、

ビールのコマーシャルでの松たか子さんぽく言って

みたくもなります)

 

物語の語り手である

 

医師のシェパードとその姉のキャロライン(カロライン?)

 

によるコント場面、

 

私が初めて冒頭部分を読んだ時、

 

オモローー、これでツカミはOK~♪

 

とほくそ笑んだものです。

 

その冒頭部分で

 

フェラーズ夫人の睡眠薬分量間違いによる死

 

をシェパードが主張する際、

 

その睡眠薬というのが

 

ヴェロナール

 

なんです。

 

でも、それを一言の元

 

全否定

 

するカロライン

(キャロライン?大体、仕方ないけど

英語を日本語に翻訳する事から

こういう混乱が・・・)

 

と、とにかく読んでください、面白いから...

 

わりかし1930年代頃までは

 

ポピュラーな睡眠薬

 

だったらしいのです。

 

芥川先生が死んだのが昭和2年、

 

西暦でいうと1927年、

 

そして

 

アクロイド殺害事件

 

発表された年が

 

西暦でいうと1926年、

 

おもわず

 

ミステリアスな死&ヴェロナール

 

という2点から

 

芥川龍之介先生と

 

アガサクリスティー先生

 

が繋がっちゃった~はてなマークビックリマーク

 

かたや、

 

日本文学を象徴する作家さん

 

 

もう片方は、

 

英国ミステリー界の女王...