ＭＩＳＩＡ ニューアルバム『ＬＯＶＥ ＢＥＢＯＰ』

１月６日に発売されたＭＩＳＩＡさんのニューアルバム『ＬＯＶＥ　ＢＥＢＯＰ』ですが、最近車の中でヘビーローテーションで聴いています。


シングルヒットとスイングジャズっぽい曲など盛りだくさんの内容で、一般的にオーディオ評論家の先生の音のいいＣＤとは違いますが、かなり録音にこだわったいい音のＣＤです。


昨日も話題に出たＭＩＳＩＡさんの３枚組のリマスターのベストアルバムは、自分が音調整とかデモンストレーションの時に使いますが、このＣＤの本当の良さは放送機材とかスタジオの機材を使わないと表現出来ないレベルまだ音にこだわって作ってあります。


放送局でリハーサルで再生したときなど、「どのぐらいの数の人がこの奥深い所まで聴くことが出来るのだろうか？」と思うぐらいのリマスターです。



そのＭＩＳＩＡさんはアリオラという大元がソニー系のレーベルに所属されています。




自分と仲の良いＤＥＥＮさんも以前は以前はアリオラレーベルでしたが、現在は同じソニー系でもエピックに所属されています。

そんな関係で以前はＤＥＥＮさんとＭＩＳＩＡさんの地方のプロモーションのスケジュールを調整している担当者が同じ方で、その縁あってＭＩＳＩＡさんにお会いする事が出来ました。



ＤＥＥＮさんがアリオラレーベルだった頃に『エアークルージング』という番組を福岡県で放送していて、福岡で流れながらも収録は東京で行っていて、たまに福岡で収録とか生放送とかの番組でした。


その番組に途中からサウンドピュアディオがスポンサーに付いて、月末の放送だけ井川が登場するというコーナーがありました。


その月末の放送はわざわざ東京まで飛行機で行って収録していました。


ある日の夜アリオラレーベルのプロモーション担当者の方と食事をしていて、「そういえばＭＩＳＩＡさんって歌声としゃべり声が違って聞こえますよね。」という話を自分がしたら、「そうかな？自分は違うと思った事はないけど。」と担当者の方は言われました。


星空のライブのＭＣの所とか聞くと明らかにＭＣの部分の方がオクターブが高くて、ラジオ番組で初めてＭＩＳＩＡさんのしゃべりを聞いた時は、「あれっ？確かＭＩＳＩＡって言ってた様な・・」と、完全にイメージ出来ませんでした。


そこでプロモーション担当者の方に、「今度福岡で放送枠を買うからＭＩＳＩＡさんの番組が出来ませんかね？」という話になって、アリオラレーベルが使っている東京のスタジオでサウンドピュアディオプレゼンツのＭＩＳＩＡさんの番組を作る事になりました。


スタジオはエアークルージングを作っていた都内某所のスタジオで、事務所の方針で撮影は出来ませんでしたが、ＭＩＳＩＡさんにお会いして生の声を聞く事が出来ました。


その時分かったのは声は同じでも歌われる時のオクターブと日頃しゃべられている時のオクターブが違っていて、プロモーションの担当者は日頃から生の声を聞いているからＭＣと歌声に違和感を感じておられなかったのです。


番組収録後に少しＭＩＳＩＡさんとお話して、福岡で高校に通われていたときの通学路と自分が福岡で滞在している場所が同じでちょっと話が盛り上がって、それでもＭＩＳＩＡさん次のスケジュールがあって、自分もその後にＤＥＥＮさんとのスケジュールがあったので短い時間でその場を離れました。


最後に自分が右手を出してＭＩＳＩＡさんに握手を求めたら、何と両手で包み込むように握手して下さいました。


その時自分の頭の中でＭＩＳＩＡさんの名曲『つつみ込むように』が流れたのは言うまでもありません。