こんにちは！ (*^_^*)
『10年先も“綺麗”で“健やか”に輝き続けたい』と願う
40代の頑張り屋さんのかかりつけセラピスト、
香福（こうふく）プロデューサー
＊田浦ゆうこ＊ です。
先日、『もっと深く知る精油の香り』というテーマのお勉強会に
参加する機会がありました。
上記の資料をご覧いただいてお分かりかと思いますが
まさに “Chemical” な観点からのお話でした。
化学、という理系な視点から精油を見ることは
ズブの文系女子である私にとっては
これまで、それなりに（気分的な部分も含め）
ハードル高し！ なものでした。
ですが。
そんなこと言ってる場合じゃない！ というのが
昨今の日本におけるアロマテラピーの現状です。
私がアロマテラピー講師を始めたばかりの頃は
『アロマテラピーには、「アロマオイル」じゃなくて
「エッセンシャルオイル（精油）」を使ってくださいね』
くらいの、ざっくりとしたお伝えの仕方でも
まぁ、大丈夫でした。
香料についても
合成か天然か、程度の
ゆるっとした括りで話が済む程度だったと思います。
ところが。
“精油 （Essential Oil） ” と言っても
いろんなモノが出回り始め
私の認識とはちょっと違うものも
アロマと称して使われることもあって
その裾野が相当広がって来ているがみたい。。。
そう感じ始めたのが５年ほど前のこと。
それが確信に変わったのは３年ほど前。
その頃から
交流会等でお会いした癒し家さん方から
ご質問をお受けすることや
時にはお誘いを受けることも増えてきました。
さすがにこりゃほっとけない。
何とも気になって、講座を受講し直したり
本を見直してみたり・・・
でも今一つスッキリしてなかったんです。
それが…
この５～６月に受講したいくつかの講座をもとに
少しずつ整理がついてきました。
私や私の仲間が
アロマテラピーの素材として使 っている精油って
そもそも、何なのか
どういうものなのか
キーワードは、
『何も足さない』 そして 『何も引かない』
これに尽きます。
今の流れとして、
天然植物から香りを取り出すに当たって
従来のやり方ではなく
「純度を高める」 等の手を加えたものを
高品質の精油である、として
魅力を語り評価して
かなり積極的に使う方もいらっしゃいます。
確かに
そういう考え方も否定はしません。
ですが。
私個人としては違和感を覚えます。
なぜなら
そもそも、アロマテラピーは自然療法です。
…だとすれば…
使用する素材についても
極力
人の手は加えずに
なるべく自然のままのものを使う
それが大前提ではないかなと。
そう考えると
手を加えた“高品質”精油を使う場合
それは“自然療法” なのでしょうか？
素材としていろんなものがあり得ることについて
異論を唱えたり否定するつもりは全くありません。
でも
自然療法であるアロマテラピーでは、
なるべく自然のままに使う、ではないでしょうか。
人の都合の良いように手を加えたものについては
私はどうしても
どこか“不自然” さを感じてしまいます。
私の大好きな言葉に
『みんな違って、みんないい』 という金子みすゞの
詩の一節があります。
精油って
そういう自然な幅が当たり前にある素材ではないでしょうか？
雑味・不安定な要素も含めて魅力の一つではないでしょうか？
“精油” は、
植物がその時々の自然な営みの中で
それぞれが置かれた環境に順応しながら創り出す
二つとない貴重な宝物だと思うのです。
だからこそ
個々の精油における “ゆれ幅”を許容できるだけのゆとりを
使い手側としても持っておきたいなぁと思います。
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