今回から数回に亘ってギミック・ジャケットを取り上げる。四角四面な世の中を、自ら

渡り歩きやすいように変えた(笑)我儘の着地点がここにある。

さて、これは何と分類すればいいのだろうか?。「紙袋ジャケ」、いやもうちょっと洒落て

「ペーパーバッグ・ジャケ」とでもいうのか。この手のジャケの中で一番悪質なものから

掲載することにする。(笑)そのタイトルは、勿論、コレだ。

 

           

 

レッド・ツェッペリンの「IN THROUGH THE OUT DOOR」は茶色の紙袋で覆われ、買って

中のLPを取り出すまで6種類のジャケットのどれが入っているかわからないという、悪質(笑)かつ斬新な販売方法を取ったことで知られる。まるで、買って中を開けるまで誰の生写真が入っているかわからない〇KB48商方を30年前から実施する先見の明があったのだ。レコードを入れるスリーブは水で濡らすと着色される仕様なのだが、私が最初に買った中古盤は既に色付きであった。(笑)因みにLPは「type B」であった。

 

   

 

 左から順に type A  ,  type B ,  type C

 

   

 

 左から順に  type D ,  type E  ,  type F

 

 

  

 

いやぁ、悪質ですねぇ。前回に引き続き、またお会いしましたね。さすがに音楽的観点からは面白味があるとは言い難いが、一応は通らなければいけない道であるかもしれない。最初にコレを買ったのは1986年頃でオフィシャル・リリースではなく、カウンターフィットのLPブートレグであった。怖い物見たさであったが、まさかこれが、しっかりした作りでの日本盤紙ジャケで登場するとは思いもよらなかった。勿論買いましたよ。こんなのが3枚連続でリリースされるのを68年から69年のリアル・タイムで体験した方は、驚きの連続で「この先、どうなるのだろう?。」と思ったかもしれない。

 

  

 

XTCの「BLACK SEA」は緑色の紙袋に入っていた。私がスティーブ・リリー・ホワイトの名前を知ったのはこの盤であった。米盤では紙袋のバンド名やタイトルの大きさや配置が違っている。

 

  

 

      

 

バンドの「MOONDOG MATINEE」は、ジューク・ジョイントにたむろするメンバーを描いたスリーブで覆われていた。この絵がいい味を出していて、これがないと余りにそっけない

デザインのLPとなってしまう。オリジナル曲のストックが尽きたのか、メンバー間の

何らかのリセットなのか、様々な思惑がよぎるカバー集である。

 

  

 

スリーブを覆いはしないが全面にステッカーを貼り付けたのが、ビートルズのアメリカ仕様アルバム「YESTARDAY AND TODAY」。確かに左のデザインだと醜悪である。ビートルズくらいになると一回のプレス枚数もそれなりにあるだろうから、次の出荷予定として用意したジャケットを廃棄にするくらいなら全面を覆うステッカーを貼って使おうというアイディアが面白い。全面ステッカーを貼るのは手張りだろうか、空気を入れないで貼るのは大変じゃなかろうか、とつまらないことばかり考える私はビートルズ・コレクターではない。(笑)

日本でシングル盤が500円から600円に値上げしたので既存のジャケットに新しい値段のシールを貼ってジャケットを再利用、なんてのとは規模が違うだろうし。(笑)

 

  

 

紙で覆われたことで付加価値が出た盤があれば、シールド用のヴィニールにステッカーが

貼られたことで付加価値が出た盤もある。これも広義のギミックか?。いや、ダムドの

デビュー・アルバムに関しては、そもそも登場するにあたってのジャケット自体が

ギミックなのだ。何せリア・ジャケットにはバンドの写真ではなくエディー&ザ・ホットロッズの写真が使われていたのだから。ご丁寧にも「ミスなので次の版からは正しい写真に

戻す」との但し書きを写真の上に載せジャケットを印刷しているのだから、これは作為的といっていいだろう。パンク・バンドの話題作りのアイディアとして冴えていると思う。

 

  

 

で、後日、リア・ジャケットはバンドの写真に差し替えられ、シュリンクのステッカーも

無くなった。

 

  

 

シールド用のヴィニールにステッカーが貼られたことで付加価値が出た盤があれば、シールド全体に色を付けたために、そもそものジャケットの色具合がわからなかくなった盤もある。これも広義のギミックか?。私なんかはこれを買って家に持って帰るやいなや、シールドに使われた赤いヴィニールをビリビリに破って捨てたクチである。今の日本に於ける

所謂「紙ジャケ」の復刻は当時シールドに付いていたステッカーまで再現するところまで

きている。2010年以降3回紙ジャケ化されたストーンズの「DIRTY WORK」であるが、

何れも発売時の赤いヴィニールのシールドまで復元されている。ということは、もう明らかにこれはジャケットの一部なのだ。(笑)面倒くさいですね。

 

  

 

ジャケットにエンボス加工してあるタイトルは多すぎて、今回は取り上げないのだが、

直接紙に印刷せずにわざわざ、別の紙に印刷したものを貼り付けた、というのはあまり

例が無いのでギミック・ジャケ認定(笑)として、ここに掲載する。ビートルズの時は

心配してやったのに、ボンゾズやステッペン・ウルフあたりになると心配しないのは

何故か?。答えは簡単、心配そのものが嫌味であるから。(笑)

 

  

 

まあ、貼り付けたと言って最初に思い浮かぶのはコレなんだけど。バナナを全部剝いでしまった勇者が存在したことに驚くが、その勇気は称賛に値する。だって、私には絶対にできない所作であるのだから。

 

  

 

      

 

1967年にリリースされた時にリア・ジャケットの写真の加工でクレームが付いて

(バンドの後ろに映し出されたルー・リードの頭上に何か映っています)、黒いステッカーで隠されたバージョンが出て、その後1968年頃には問題の人物の写真がブラシで消されて今に至るというのに・・・。2017年の日本製紙ジャケットでは、わざわざ問題になったリア・ジャケットを復刻し、それを隠せるように「黒いステッカー」を添付するという驚きのリリースがあった。2023年にアメリカ&ヨーロッパでこのレコードが再発された際にも、リア・ジャケットは67年当時の所謂「TORSO」カバーなので、もうオリジナルの再現をしても大丈夫ということなのかもしれない。

 

幕間

 

 

 

1988年から1990年までの短い期間ではあったが、本やCDを販売する仕事をしていた。一般的な品揃えの家族向けのチェーン店であったので、既にLPなんぞは置いてなく、

最初の頃は7インチもあったが、シングルはほぼ全て今でいうところの「短冊CD」にとって代わられ次から次に湧いて出てくる興味の無い音が詰まったCDを店頭に並べる日々であった。それが仕事であったから。

当時から「LPからCDの時代になって面白いアルバム・ジャケットは無くなった。」という物言いはよく見聞きした。しかし、現実は違った。それは発言したのがその当時の音楽に興味が無い声だけ大きい爺達だったから、ヤツらはそう捉えたのかもしれないが、只のプラ・ケースに入ったCDばかりではなく陳列するのに困ったブツは沢山あったのだ。

仕事だから検品して店出しはしたが、〇ベッカや〇リンセスx2のとあるタイトルの初回盤は陳列するのも邪魔くさい作りだったし、〇トリート・スライダースの筆箱のようなCDシングルやAちゃんの丸い金の缶に入ったシングルに至っては、万引きしてくださいといってるよな扱いにくさであった。遊び心を発揮するには素材は小さくなってしまったが、それでも当時のデザイナーやアート・ディレクションを担当した人の熱意が伝わるブツは幾つもあったのだ。残念ながら私がその中身の音に理解がないだけで。

 

  

 

で、ふと思いつきました。ここで一度私が所持する限りの所謂「変形ジャケット」「ギミック・ジャケット」を備忘録と回顧録を兼ねて整理し記しておこうと。スキャンするのも面倒くさいのでdiscogsを中心にジャケ写を集めてきたのだが、ここで今更のように知ったことがある。「今更知ったの?。ハラスメントに疎いおっさんやんか。」と言わないでいただきたいのだが、何を知ったかというとdiscogsでは裸体の女性(に限らないが)の胸や尻が写ったジャケットは表示されないということだ。ジョン・レノンのふにゃけた性器を見たいかどうかはともかく、ロキシー・ミュージックの「COUNTRY LIFE」のアルバム・ジャケットが掲載できないというのはどういうことだ?。写真ではなく半裸の女性が描かれたハンブル・パイの「HUMBLE PIE(邦題:大地と海の歌)」さえ掲載されていない。そもそも、あのジャケットに使われた絵はオスカー・ワイルドの戯曲「サロメ」が1894年に英訳されて出版された際に使われた挿絵(オーブリー・ビアズリー作)なのだ。最早、アートとか芸術とかを全て頭ごなしに否定する無言の暴力としか私には思えない。昔から、思っているのだが

見せ方の是非が問われる問題がある事は踏まえた上で、もともと備わっている人の体の一部を何が何でも見せてはいけないという考え方には賛同できない。

 

     

 

「胸とか尻とか見たくないんだよ。」という意見もあろう。しかし、それを言えば、いや

言ってはダメなのだが「見たくない顔だってあるんだよ。」と思ってしまう私がいる。

例えばポルノ映像を見るとする。いや平たくアダルト・ビデオと言ってしまおう。

一般的にはそこでは男女の結合部分や性器にはモザイクがかけられている。逆に出演者の

顔にモザイクがかけられ、結合部や性器が丸出しだったらそれを見て欲情するのだろうか?。見たいと思う人がいるのだろうか?。何処の誰ともわからず年齢も顔の器量もわからぬ男女のまぐあいや性器を見て何に反応しろというのか?。私には無理だ。

だから私に言わせれば一番厭らしくて、一番醜くて一番嫌悪の対象になるのは「顔」である。決して「胸」や「尻」ではない。これは私個人の意見であるので、同調を求めるものではないし、嫌悪するならしていただいて一向に構わない。じゃぁ、ジョンやヨーコのように

顔も性器もあるがままに全部さらけ出した状態を見て「嫌悪」するなら、それはもう「ごめんなさい。」である。「人前で見せるほどのものか?。」との問いには「ご尤も。」と

いうしかありません。

 

あぁ、話が訳の分からない方向へ流れてしまった。

というわけで、次から暫くは「ギミック・ジャケット」で遊んでみたいとおもう。

 

ミミックじゃないよ。(笑)

 

探すのをやめた時 見つかる事もよくある話で

まさにその通りで、探さないでいいようにしっかり管理できればいいはずなのだが

それができない。探すものがなくなれば、探す事もなくなるのだろうけど。

 

というわけで、今回は日本のミュージシャンやバンドの「ベスト盤」懐古である。

ベスト盤を買う理由に「お気楽に簡単に聴きたい曲を一網打尽できる。」というのがあるが

それとは別に「レア曲を聴ける」「シングルでリリースされた曲を網羅できる」というのもある。勿論、好きな人の盤はなんでもかんでも揃える、というのもあるだろう。

ここでは、私基準で厳選した「ベスト盤」を幾つか掲載する。

 

   

 

個人の好み別として、私が思う一般的に大きな認知度を持つと思われるG.S.三大バンドのシングル集。タイガースは2001年リリースの2枚組で15枚のシングルの30曲を収録。

スパイダースは1999年リリースの2枚組で52曲収録。そのうちの10曲はグループ在籍時にメンバーがソロで出した5枚のシングルの両面曲。テンプターズは1999年にリリースされた盤で24曲を収録。私的G.S.3大バンドはテンプターズが外れてモップスが入る。モップスの「1963-1973」は編集盤であるが、私の中ではオリジナル・アルバムと同等扱い。

 

  

 

内田裕也の盤は2019年リリースで60年代にリリースしたシングル6枚12曲の全曲を

含む23曲を収録。尾藤イサオとの連名アルバム以外のアルバムは60年代に無いので

この単独名義シングル主体のコンピレーションは待望であったが、こういう盤は何故、当事者存命時にリリースされないのかと思うことが多い。追悼リリースより存命時にリリースされる方が本人も嬉しいと思うのだが。逆に本人存命時には正式に許可が出なくてリリースできないという例もあるだろうけど。沢田研二の3枚組は1986年リリース。1972年以降は年に3~4枚のシングルを出してフル稼働したジュリー。コンサートとTVの歌番組出演以外に映画やドラマにも出演し名作を残したのだから、本当におそれいる。全44曲収録。85年にジュリーはそれまで在籍したナベプロを離れレコード会社も移籍する。

44曲目のみポリドールから出たものではないのだが、よく収録できたと有り難くも不思議に思う。

 

   

 

井上陽水の盤は1994年にリリースされたもので、ある日何故か『夢の中へ』がオリジナル・アルバム未収録のシングルであることに憤慨し(笑)とりあえず買った。件の曲は

シングル盤で持っているのに。とりあえず陽水名義で出した最初のシングルから5枚目までのA面曲は全部収録してある。茶木みやこの盤は78年にリリースされた12曲入り。

何気にゴダイゴや四人囃子、頭脳警察人脈が録音に参加しているところがもっと知られると興味を持つ人も増えるのではないかと思う。私の本当の狙いはこのベスト盤でないと

テレビドラマ「横溝正史シリーズ」の2曲を一気に聴けない、というその一点にある。

ツイスト関連のオリジナル・アルバムは全て廃盤であるが、何故かサブスクでは聴くことができるようである。中学生の頃はテレビとシングル盤で認知したバンドなので、ここはしっかりした編集盤の一つでも欲しいところだが、それすら現状は厳しい。掲載写真盤は1999年に出た盤で11枚あるシングルの内、A面曲を8曲収録してある。権利関係があるのかどうか知らないが、メンバーの写真1枚すら使われていないのだ。現状は悲しいかな、これが一番充実した盤かもしれない。

 

   

 

RCサクセションは2020年に出た3枚組。全シングル21枚の両面を収録した42曲を収録。同年に出た忌野清志郎の3枚組も全21枚のシングル曲である47曲を収録。CD

シングルの時代になってカップリング曲の配置数も様々になったことがわかる。

そろそろライナー書く人を替えようぜ。いつから取り巻きやってたのか知らないが、そろそろ冷静な第三者の視点が必要な頃合いではないだろうか。ジョン・レノンの持ち上げられ方と似た状況で気持ちが悪い。どっちにしろ俺はもう飽き飽きしているけど。

昔のストーンズのライナーと同じで、こんなのに俺の金が一部でも充当されるのかと思うと苛立つのだ。

原田真二は2002年に出たベスト盤で18曲収録。翌年出た続編の趣ある17曲収録盤と比べるとほんの数年でこんなにも音の作りが変わるのかと驚くのだが、メロディー・メーカーとしての冴えに変わりはない。

 

  

 

甲斐バンドは2000年リリースの2枚組で38曲収録。「SINGLES」のタイトル通り、

19枚のシングルを全てシングル・バージョンで収録している。シングルのB面がアルバム未収録であることが多いバンドでもあるので重宝する盤である。EPOは1996年リリースの2枚組で37曲を収録。シングル・エディットでの収録曲が多いのと、まずはこの可愛らしいジャケット・デザインにやられてしまう。EPO本人が曲解説をしているのが嬉しい。

 

   

 

ニューエスト・モデルとメスカリン・ドライヴは共に1993年リリースの盤。どちらも

「完全総括盤」と帯に書かれてあるとおり、この二つのバンドは解体され同年中にソウルフラワー・ユニオンが誕生する。オリジナルと優れたカバー曲が共存する素敵なバンドであったと思う。フリクションは2007年リリースの2枚組。1枚目にスタジオ・テイク、2枚目にライブ録音の曲を収録したベスト盤。レックの趣向の変化がバンドの音に如実に表れ、

どんどん音が変わっていったバンドだが、その変貌の何れもが格好良かった。日本の長い

ロックの歴史に於いてこんなバンドはなかった。

 

 

   

 

イエローモンキーは2004年にリリースされた3枚組40曲収録で初回盤以降は2枚組になった。BMGファンハウスからのリリースでコロムビア時代の曲も収録。メンバーが監修したこのベスト盤に於いて私はディスク3の重要性が単なるベスト盤以上の価値を与えていると考える。シングルのカップリング曲が多く含まれているのと、遂にイエローモンキー単独の盤で『HONALOOCHIE BOOGIE』を聴くことができるのだから。

グッバイは2004年リリースの2枚組で、15枚のシングルのA面全てを含む44曲を収録。かつて「洋楽」という言葉でくくられた60年代から80年代の音楽を楽しんだ聴き手の引き出しが多ければ多いほど楽しめる。それと、この盤はライナーノーツっていうのはこういうふうに書くのだよ、という良い見本でもある。それにしても、あの曲でニール・ヤングに触れないというのはライナー担当者の配慮か?。(笑)

 

 

 

ストリート・スライダースって私的には避けてきたバンドであったが、流石にもうそうは言ってられないかと手にしたベスト盤は2018年リリースの4枚組。この盤の素晴らしい処は12インチを含めた全23枚のシングル収録曲を全て収録してあることだ。23枚で54曲。7インチの時代から12インチ、CDシングルの時代を体現した歴史が詰まっている。

 

あいみょんがベスト盤をリリースするようだが、今回はLPでのリリースがないようだ。

CDでほぼ全て所持していると今度はそれをアナログ盤で聴きたくなる、という発想が出てくるのは時代が二回りも三回りもしたということか、それとも私がどうかしているのか。

そんな私の欲求に見事に応えたのがウルフルズの2枚組LP。今回の趣旨とは反するが

あいみょんのLP発売を祈願して。(笑)2022年リリースの2枚組14曲収録のLPは

グルーヴ感溢れる曲で構成されたベスト盤である。低音が太く響くのにまろやかという

レコードの音自体が素敵なセットである。思わず昔リリースされた『ガッツだぜ』の12インチを引っ張り出した方がいても不思議ではない。

 

 

    

 

大事なことを忘れていました。2023年に出た松田聖子の3枚組は大滝詠一との

デュエット曲が2曲収録されるというので買ったのだが、2015年に出た52曲収録の

CD3枚組の存在を忘れていたのだ。DVDも付いてLPジャケットのサイズだというのに

どうしたのでしょう。(笑)おいおい、これは「備忘録か?。」という突っ込みはご尤も。

 

で、今日の大事なこと。言いたいことは太字で書こう。(笑)

 

Adiós     

 

って、おい、太字にするのはそこじゃないだろ。

 

 

 

 

 

あれ程「主よ訊き給うな」と念押ししたのに、唐突に訊かれてしまった。

「ベスト盤CDの蔵出しみたいな記事をあげてたけど、あれでええのん?。映像ついてるから買うたゆうてるけど、だいぶ忘れてへんかぁ?。」主の地方訛りこそ大概なのだが、思い

あたる節があるので、再度思い出してみる。確かに幾つか重要な盤を失念していた。(笑)

というわけで、映像集が付いたベスト盤CDをもう少々とりあげてみる。。但しDVDを含めて5枚組以上になる大掛かりな組物は除く。(それは別の機会に)

 

  

 

ミック・ジャガーは2007年リリース。CDには初出曲が3曲、DVDには9曲が収録された。シングル・カットしているにも関わらずCDにもDVDにも『THROW AWAY』が

未収録なのが残念。昨年、日本盤紙ジャケ2枚組仕様で再発されたが2曲増えただけで

しかもDVD付かず。勿論、そんなものは買いません。(笑)リンゴ・スターは2007年のリリース。DVDには正味7曲だけの収録だが、70年代の映像の初商品化に喜んだものだ。

 

   

 

昔から今の今までオアシスには何の興味も無い。ベスト盤としての2枚のCDに初回盤は

ライブ盤が1枚付き、38曲のPVが収録されたDVDも同梱というので、「これで気にらなければ、それまで。」という気持ちで手にしたはず。どの世代もそれぞれの時代のヒーローを欲するというのはよくわかった。デュラン・デュランは2008年のリリースだが、元々は1998年に別々の商品でリリースしたCDとDVDを合体させての再発。所謂

「もう一儲け」というヤツでしょうか。(笑)ブロンディーは2006年のリリースで16曲の映像を収録。ドアーズの曲とのモッシュアップは意味なしと断罪。(笑)動くデボラ・ハリーの魅力を満喫できるDVDだが、ブロンディーのDVD付CDはあと3タイトルある。(笑)

 

  

 

ポール・サイモンは2007年のリリース。DVDは10曲の収録だが70年代のディック・キャベット・ショーやサタデイ・ナイト・ライブからの演奏を収録。ジョージ・ハリスンとの『HOMEWARD BOUND』の収録が嬉しい。その昔BSでサタデイ・ナイト・ライブでの3曲は全て放送されて録画もしたが、この3曲が全て収録されているだけで、このDVDの価値はある。クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァルは2009年リリースで2枚のCDと1枚のDVDで構成される。DVDには4曲しか収録されていないが、

この時代のPVが商品化されただけで嬉しい。個人的な後悔と言えば、同時にオール・モノラル仕様の14枚組7インチ・ボックスもリリースされたのだが、それをスルーしたことか。かつてアメリカでシングル盤の両面ヒットを連発したバンドであることを思えば、

7インチで聴く楽しみは格別であったはずなのに・・・。

 

     

 

ジョン・レノンの盤は元々は2003年にリリースされたDVDと2005年にリリースされた2枚組ベスト盤CDを組み合わせて2008年に出し直したもの。ふぅ~、これも

「もう一儲け」ですか。(笑)なーんにも持っていなかった私には「うってつけ」ではあった。モリッシーは2016年リリースでDVDには12曲収録。スミスの時代にはPV作成を無駄な作業の様に言っていたのにね。(笑)スザンヌ・ヴェガは2003年のリリースで

40曲を収録した2枚のCDと12曲を収録したDVDで構成。もう好きすぎてDVDばかり見ましたよ。(笑)

 

   

 

ロッドは2008年のリリースでDVDには14曲収録。素晴らしいのは1991年発売の

映像集「STORYTELLER 1984 - 1991」に収録された12曲のPVと1曲も被らないところで、CD自体は単なるベスト盤だがDVDの価値が大きいのでファンは外せない。

ブライアン・フェリーは2009年のリリースでDVDにはここまでのソロ・キャリアを

余すところなく披露する25曲を収録。

 

   

 

デイヴ・リー・ロスは2013年のリリースでDVDには9曲収録。これもシングル曲で

PVが面白い『JUST LIKE PARADISE』の未収録が残念。シカゴのコレ、買っていたのを完全に忘れていた。一昨日、HMVでの購入履歴を遡って見ていたらコレがあったので棚を

探したら、あった。(笑)DVDは『HARD TO SAY I'M SORRY』から始まることからわかるとおり、それほど私に訴求するものではない。(笑)しかし、2枚のCDの価値が大きすぎるために購入したはずなのに、すっかり忘れていたとは・・・。2曲の日本語詞でのシングル、日本盤シングル・エディット、アメリカ盤シングル・エディットの数が多くて、ここまで丁寧に集めるのは至難の業、次は無い編集盤であるのは間違いない。

 

          

 

ARBは2008年のリリースで2枚のCDと1枚のDVDで構成。15曲もPVが

あるのかと変に驚いたが、それは私が無知で80年代中頃からバンドを追いかけなくなったことの証明でもある。PVであろうとライブであろうと80年代の映像をもっと見たい。

エレファント・カシマシは2013年リリースでユニバーサルに移籍してからのベスト盤で初回盤にDVDを添付してあり18曲のPVを収録。近年よくあるパターンでジャケットを替え、添付DVDの内容をライブ映像にしたものもある。(そちらは未所持)ミッシェル・ガン・エレファントは2009年リリースでこれも初回盤のみDVDを添付。CX、NHK、TBSの歌番組に出演した時の映像を16曲収録。

 

 

     

 

まあ、一番大事なのはここからですね。掲載写真左は2012年にリリースされた松本伊代

デビュー30周年記念の組物。本人選曲の2枚のCDと、CXの番組に出演した時の映像を18曲を収録したDVDで構成される。ま、無敵ですよね。(笑)掲載写真はアウターの中に入っているCDのジャケ写。アウターのデザインを気に入ってないので。

掲載写真右は2018年にリリースされた石野真子デビュー40周年記念の組物。これもアウターのフロントは文字だけなのでリア・ジャケ(ブックレットの表紙写真でもある)を

掲載。この組物は2枚のCDと2枚のDVDで構成される。1枚目のDVDはTBSの番組に出演した時の映像を29曲、もう1枚はCXとNHKの番組に出演した際の映像を24曲収録している。どちらも何とも豪華なベスト盤で、やはり映像があるとベスト盤の価値というか重みが変わってくるというもので。次に取り上げる桜田淳子も含めて、この三者は全てビクター・エンターテインメントからのリリース。昔はビクター音産って言ってましたね。そうか、ビクターか。倉田まり子の「こんなヤツ」でないかなぁと常々思っているのだけど、キングなんだよなぁ、それより企画が持ち上がっても本人が許可してくれないだろうなぁ、なんてことを思ってしまった。(笑)

 

  

 

さて、問題の?桜田淳子の40周年盤と45周年盤。厳密には45周年盤は普通のベスト盤ではない。3枚のCDと1枚のDVDで構成されるのだが、2枚のCDはライブでのベスト・テイクを収録していて、これはまあ普通。コアなマニア受けするのが3枚目で、ここにはラジオ出演した時の喋りのみが収録されている。(笑)アニメの「円盤」を買った時に

時々付いてくる「朗読劇」を好きな声優ファンがいるのは普通だが、流石に歌手の「喋り」を嬉々として聴くのは・・・ちっともおかしくありません。(笑)好きな人の写真を見るだけでも声が聞けるだけでも嬉しい気持ちになることはあるでしょ?。因みにDVDには

NHK、CX、TBSの番組に出演した時の映像が38曲収録されている。

40周年盤は正真正銘のベスト盤で、こちらは本人選曲による2枚のCDと1枚のDVDで構成される。DVDにはTBS出演時の映像を中心に54トラック(スポニチ・ニュースが幾つかあるのでこういう表記にした)もある。全くもってこの2セットを企画した人達の

慧眼と努力には頭が下がる。実に愛情のあるベスト盤だと言える。

 

ここまで書いてふと思ったのは、何で日本テレビ系列の映像が収録されてないのだろう。

日本テレビ系には歌番組なかったのか?。いや「NTV紅白歌のベストテン」や「スター誕生」は日本テレビだ。映像がもう残っていないのかもしれませんね。ところで、今回とりあげた桜田淳子、石野真子、松本伊代の三人とも、「日本歌謡大賞」の「優秀放送音楽新人賞」を取っている。何なら倉田まり子も・・・。

 

ということで、前回掲載が漏れた「絵付きベスト盤」を取り上げた次第。

で、冒頭に戻って主はこうも言ったのであった。「おいおい、日本人ミュージシャンの

ベストCD盤をけっこう持っとるやろが。聞かれても無いのにいちいち説明するんが、

こんなの仕事やろが。」う~む。というわけで、次回は「CD時代に入って購入した

ベスト盤」の再度の掘り起こしである。

 

          

 

 

まだ7月だというのに真夏のように暑い。違うのは蝉が鳴いてないくらいか。汗でもかいて痩せればいいのだけど、そう都合よくはいかない。仕事は辞めたが日々ストレスは溜まる。今回は日々の私の些細なストレスの「お裾分け」である。(笑)

 

  

 

掲載写真は直近のザ・フーのリリース・タイトル「LIVE AT THE OVAL 1971」と「EDEN PROJECT 25 / 07 / 2023」である。両者ともライブ盤であるが、それ以外にこの2枚には共通点がある。それは何か?。答えはジャケットのアートワークを担当したのが同一人物であるということだ。わざわざそれに言及するということは早い話が、私はこの2枚のジャケット・デザインを全く気に入っていないということなのである。デザインを身内である

ピート・タウンゼントの甥が担当しているということは、この先も何かリリースがあれば、こんな感じのジャケットが続く可能性が大きいのだ。人の好みは十人十色なのでコレを気に入っている人がいてもおかしくはないが、俺のとは違う。大きく違う事は書いておきたい。

え、内容?。71年のライブは昔、音の悪いブートレグでコンサート不完全収録の盤で聴いたヤツよりは音は良い。(笑)チャリティー・コンサートにはケチはつけないようにしているし。後者は。まあ歳も歳だし。オーケストラなんか従えるとろくなことは無いという話

ですよ。

 

  

 

ここからはブートレグの話。私がブートレグにケチをつけるのはバンドの演奏に関することはほとんどなく、大抵はブートレグの紹介文に対してである。何にしても、私が紹介文を

解釈しきれなかっただけの話で、こればかりは40年近くたっても改善しない。

以下はあくまで個人的な感想です。この2タイトルは何れもプロ・ショットの映像が有名で

音盤ではなく映像で広く親しまれてきた。どちらのCDも映像から音を抜いたのではなく

独自の新発掘音源で映像より格段に音質が向上したとの触れ込みであった。確かにそうかもしれないが、こちらの期待が大きすぎたのだろう、どちらも私には期待外れであった。

77年のMSG公演に至っては、テープの音揺れや音の擦れが散見されるのだが、紹介文では一切触れられていない。あくまで私の感じ方だがビデオ・テープやカセット・テープが

劣化した時の音としか思えず、少々がっかりなのであった。因みに演奏は2枚とも素晴らしく、過大な期待さえしなければ良好なブートレグだといえる。

 

少し前にプログレッシブな3人組の3枚組ブートレグを新品で買ったら、あまりにデジタル・ノイズが酷いので問い合わせたことがあった。「CDRなので多少のデジタル・ノイズが混入する可能性はあるが、聞くに堪えない酷さなので交換してくれないか?冒頭からノイズが混入するのではなくCDRの途中XX分あたりから最後までノイズが続く。」と。

回答は「メーカーに問い合わせるとノイズは初めから混入しているそうです。代替ディスクを送っても同じことなので返品を受け付けます。」とのことであった。それから半年以上経つが、そのブートレグの紹介文にはノイズのことは何一つ加筆されていないし、今も普通に売り続けられている。さあ、誰の何というタイトルか気になりますか?。(笑)

 

  

 

で、お次は何のストレスかというと・・・。「音良すぎ問題」である。(笑)

いや、厳密には録音された音のバランスが悪いということだ。両タイトルとも確かに音は良い。フーに至ってはオフィシャル盤を叩き台にしているのだから尚更だ。だが、しかし。

バランスが悪いのだ。どちらもどう考えてもどう聴いてもバス・ドラムがうるさいのだ。

ピンク・フロイドもフーも100タイトル以上のブートレグを聴いたが、こんなことを

思ったのは両者ともに初めてであったので。1975年のピンク・フロイドの演奏を捉えたブートレグには音質の優れたタイトルは幾つもあり、「HAMILTON 1975」もそのうちの一つだが、バス・ドラムの音が大きすぎてバランスが悪く、ニック・メイスン下手くそ説まで出てくることを懸念するくらい、目立ちすぎる。(実際はどうかは知らん。)これは人の好みだろうけど、元々の録音の音質は全体的に優れているので、バランス調整が必要だったと思えるのだ。このブートレグをお持ちの方がいたら、一度そこに注目して聴いていただきたい。

先ごろオフィシャルCDがリリースされた、会場録音の「LIVE FROM THE LOS ANGELS

SPORTS ARENA, APRIL 26TH, 1975」のバランスの良さに比べると更によくわかるはず。

 

フーの「WOODSTOCK」も同じことがいえる。オフィシャル盤のミックスは平坦で迫力が無いと解釈しての所作であろうが、これもキース・ムーンのバス・ドラムだけが目立ちすぎて

全体のバランスを壊しているとしか私には思えない。私はあの38枚組のウッド・ストック・ボックスを所持しているが、何ら問題なく聴くことが出来るし、そちらの方が自然な

バランスである。キース・ムーンの派手なドラムを「上手い」と思う人がいれば疑問符を

抱く人もいるだろう。私個人の解釈はキース・ムーンは本来左足でキープするハイハット・ワークを行わない代わり(テクニック的に出来ない、或いはハイハット省略で物理的に

出来ない場合もある)を右足でのバス・ドラム操作で行う人だと思っている。勿論、ロジャーの歌やピートのギターに寄り添う歌心あるドラマーであることに異論は無いが、今回のような音つくりだと、キース・ムーン下手くそ説まで出てくる可能性を懸念する。

まあ、オフィシャル盤でもミックス違いや型番違いで音の好みを云々するのだから、

ブートレグでとやかくいうのはお門違いなのは百も承知。しかし、私はここに挙げた2枚を

「優れた」ブートレグとは言いたくないのだ。

 

「ストレスのお裾分け」、受け取っていただけましたか?。

今夜も静かにしっかりとお休みください・・・。

 

 

 

 

 

 

昨日の続きの7インチ・ボックス特集である。ほな、ぼちぼちいこか。

 

     

 

ポール・ウェラーの5枚組箱は2013年のレコード・ストア・デイでのリリース。

2012年のアルバム「SONIK KICKS」からは4枚のシングルが切られたがこの箱は

その4枚に未発表アコースティック・ライブを2曲収録した盤を加えての発売で、先の

4枚のシングルを買っていた私としては「ふざけやがって。水増しかよ。ポールの

アイティムが増えて嬉しいじゃん、バカヤロー。」と複雑な感情をコントロールしながら

これを購入した。(笑)「 ELECTRIC SEVENS 2」と題された4枚組の箱は2014年の

レコード・ストア・デイでのリリース。今度はマーク・ボラン名義である。(笑)

文字通り、前年に発売されたBBCライブから適当に収録してある組物で唯一の救いは

レコードがカスタム・レーベルでそれが格好いいことか。まさか、私のことを金を無駄使いしているとか、思っていませんよね。全ての買い物には理由があり、無駄使いは一切無い

のである。(笑)

 

  

 

掲載写真左は2015年のレコード・ストア・デイでリリースされた16枚組7インチ「ORK RECORDS BOX SET」。1975年から79年までに同レーベルから出た全シングルを収録した優れもので、半年後位に2枚組CDとしてもリリースされた。おそらく再発は

ないであろう。T.レックスは2015年にリリースされた26枚組の超重量箱。英国で

リリースされた23枚の7インチが様々な国のスリーブを纏って収納されている。残りの3枚はクリスマス盤とマークがプロデュースしたビッグ・キャロットとグロリア・ジョーンズとの共演盤。

 

   

 

ピストルズは2014年のレコード・ストア・デイでリリースされた7枚組。内容は全く

大したものではなく、13曲が2012年リリースの「勝手にしやがれ」35周年盤に

収録され1曲のみ初登場。ブライアン・フェリーの盤はこれまた2016年のレコード・

ストア・デイでリリースされた6枚組。1973年から76年までのシングルを収録。

ビートルズは1963年から69年にかけてファン・クラブ限定で配布していたフレキシ・ディスクが7枚の7インチとして復刻されボックス仕様で2017年にリリースされたもの。メンバーのメッセージを収録したレコードなので聴いて大して面白くはないが、当時の

ファンが毎年届くのを楽しみにしていたであろう気持ちを思えば、少しは楽しくなるというものだ。

 

  

 

今回のブログの目的はロジャー・ニコルスの横にピチカート・ファイヴを並べることでも

あったので、それを達成できて自己満足している私がいる。

2017年に10枚組7インチで登場した「ロジャー・ニコルス&スモール・サークル・オブ・フレンズ」は前身のロジャー・ニコルス・トリオの盤も収録した全てモノラル仕様。

この盤に初めて出会ったのが1988年だったのだが、まさか約30年後にこのような

贅沢な聴き方ができるようになるとは夢にも思わなかった。ピチカート・ファイヴは

2019年の「レコードの日」にリリースされた16枚組。早期予約で別にもう1枚の

7インチを貰うことができた。運よく間に合いましたよ。(笑)同タイトルの2枚組CDも

リリースされていて、聞き流す時はCDを、気取って時間の余裕を楽しみたいときは7インチを聴くという二通りの贅沢な選択が可能だ。

 

   

 

ジャックスは2000年にリリースされた6枚組。1989年にリリースされたCDボックスのデザインを踏襲しているのが素晴らしい。「カルトGS7インチ・ボックス」は2005年に出た10枚組。タイトルに「VOL.1」とあるように、これは「VOL.3」まで続いたが、私の興味はこれ止まりであった。個人的目玉はレンジャーズとムスタングなのだが、

続編の箱にはそこまで執着する曲が無かった。ムスタングの盤は2006年に単独で再発され、それも買ってしまった。(笑)

 

   

 

ミッシェル・ガン・エレファントは1999年に出た6枚組。2026年には別の構成で

7インチ・ボックスが編まれるようだが、私にはとても買える値段ではない。(笑)

ベルウッド・レーベルの7インチボックスは2000年にリリースされた10枚組。正直なところ、あまり愛情のある装丁でのリリースではないと感じたが、当時は無理して買ったこともあって自分を納得させるべく何回も聴いた。後年、ここに収録されているほとんどの7インチが単独で再発され、それも買ってしまった。つまり、音楽は素晴らしく音楽に罪は

無いのであった。ナイアガラのVOXは9枚組で、これは収納されているシングル盤の作りが

愛情あふれるもので好感が持てた。全曲を収録したCDも添付されていて、それこそT.P.O.に合わせた楽しみ方が出来る箱である。

 

          

 

奥田民生の盤はソロ・デビュー20周年を祝うべく編まれた10枚組。同時発売された過去のアルバム11枚をリマスターしたCD「OT REMASTERS」と同じような装丁で連動企画であることがわかるのが嬉しい。この7インチ集はそれまでシングル・カットされた曲を順に

収録したのではなく、奥田自身が好きな曲を自ら20曲選んでの7インチ化というところも

溜飲を下げた。

 

  

 

2019年にリリースされたフーの今現在、最後のスタジオ・アルバム「WHO」。通常は

11曲収録であるが日本盤は15曲の収録で、これは後出しジャンケンではなく同時

リリースであった。因みに他国ではDXバージョンと銘打って14曲収録バージョンもある。で、翌年になって後出しジャンケン発動である。(笑)2020年2月14日のライブを8曲収録したライブ盤を付けて、もう一度アルバム「WHO」がリリースされたのだ。今回の日本盤のオリジナル・アルバム「WHO」の収録曲は12曲。この曲数は世界共通でアルバム収録曲の別ミックスが追加された。そして、同時にリリースされたのがその12曲を6枚の7インチにしてライブ盤CDも添付した箱である。私にしてみれば、ここは値段が張ろうが7インチボックス一択となり、こうして今手元にある。そういえば、2020年2月

14日って、あの「LIVE AT LEEDS」から50年経ったということなのか。

 

  

 

最後は私がこれを掲載するのは反則なのだが、私的に外せないセットなので掲載することにした。というのもこの2組は7インチの組物とCDシングルの組物が同時にリリースされたのだが、私はCDシングルの組物を買ったので。理由はクラッシュの場合、どちらも19枚組であるがCDシングルの方が圧倒的に収録曲が多かったのと、格安で手に入れる機会があったから。キッスは29枚組で、ここまで枚数が増えるとアナログ盤の組物の方が段違いの高額販売であったという、平たく言えば安い方を選んだという話。(笑)クラッシュは2006年、キッスは2012年のリリースであった。

 

というわけで、今回はこのあたりでお開き。

 

終幕

 

 

 

 

LPやCDにも大掛かりな組物というのがある。嵩張るが一度に多くの有名曲や、レア曲に

未発表曲を聴くことができて有り難い反面、値が張るのが難点。7インチにも様々な趣向を

凝らした箱物がある。今回はそんな箱物を2回に亘って取り上げる。

 

  

 

クラッシュの盤は1979年に8枚組でリリースされた。アルバム、シングルの両方に意味と価値があるバンドだと常々思っているのでこれの入手は嬉しかった。因みにコレは大学生協前の掲示板での「売ります」という張り紙を見て買った。売る側の一面識もない先輩は

コレを手放すのを直前まで悩んでいたが余程金策に窮していたようで、私は2,500円で買い受けた。去り際に「ずっと大事にしますから。」と言って我が家にコレが来て早40年になろうとしている。ポール・ウェラーは95年に出た6枚組でアルバムに収録された12

曲を2曲ずつ7インチにしたもの。「こういう聴き方も面白いが、贅沢な遊びだな。」と

思ったものだが、後に同じような趣向の組物を幾つか手にすることになる。

 

   

 

1997年にリリースされたプライマル・スクリームの同名アルバムの5枚組7インチは

アルバムが9曲収録だったので1枚は片面のみ収録。同年リリースのアルバム「VANISHING

POINT」のダブ・アルバムなので、この全曲7インチ化は大いに納得した。13THフロアー・エレベーターズは2007年発売の8枚組で全てモノラル。前身バンドであるTHE SPADERS名義でリリースされた7インチの収録が貴重。V.U.は2009年発売で、こちらは7枚組で全てモノラル。ピクチャー・スリーブがある盤はそれも再現。謎のポストカード入り。(笑)

 

  

 

ゲンスブールは共に2009年のリリース。「VOL.1」は8枚組で1958年から1962年

にかけてのシングルを収録。「VOL.2」は7枚組で1963年から1968年にかけての

シングルを収録。2010年には12枚組X2セットの映画関連の7インチ・ボックスも

リリースされたが、流石にそこまでは手が回らず単体の7インチで気に入った盤を10枚

程購入した。フランス盤しかリリースされなかった(当然か)ので入手は難儀したが、

これを今の為替レートと郵送料を考えれば、当時はまだマシだったと思うとちょっと

うんざりする。

 

   

 

この3組は全て2011年のRSD(ブラック・フライデイ)でのリリース。ディランは

4枚組でボックスのデザインは『CAN YOU PLEASE CRAEL OUT YOUR WINDOW?』の

ポルトガル盤のデザインを使用。ドアーズも4枚組だが最後の1枚はスタジオでの会話が

延々収録されている。(困る)ジャニスも4枚組。ボックスのデザインは今ひとつだが収録された7インチのデザインはこのセット用のもので、何れも秀逸。68年から70年に

かけてのレア・セッションやライブで構成され、聴き応えがあった。

 

  

 

掲載写真左は2012年のレコード・ストア・デイでリリースされた「電気の武者」の7インチ・ボックスで6枚組。「電気の武者」は11曲収録なのでシングルB面曲の『RAW RAMP』を加えての全て両面収録。発売当時7,800円だったが1年後に3,000円まで値下がり(売れ残ったのですね)したので買えました。(笑)
掲載写真右はこれも2012年のレコード・ストア・デイでのリリース。こちらは同年に

入手。優先順位をつけたことになるが、それは仕方あるまい。特段レアな曲は無いが強いて言えば4枚の7インチの内、3枚のA面以外は初7インチ化(笑)というところに価値が

あるのかも。

 

というわけで次回に続く。

 

幕間

 

 

 

さて、1980年代も後半になり、私も世に出て働き始め自由に使える金の幅が拡がった。

時代はLPからCDへ。ここからはCDで買った「ベスト盤」の中から印象的なタイトルを幾つか・・・。さすがにロックを聴いて8年くらい経つとベスト盤を購入するのに、お手軽であるという事以外の明確な理由ができてくるはずなのだが・・・。

 

  

 

掲載写真の2枚はLP時代から名コンピレーションとして知られていたが、LP盤での

御縁が無くCD化されて手にしたタイトル。キング・クリムズンは最初のバンド解散後に

編まれた2枚組でCDも2枚組。「THE YOUNG PERSON'S GUIDE TO KING CRIMSON」と

いうタイトルに痺れた。ジュディ・ダイブルが歌う『風に語りて』を聴いて、そっちの道もあったのかと思ったり。まあ、それだと長続きしなかったかもしれないが。喜び勇んで

買った「THE FREE STORY」。これもレア曲が収録されているベスト盤であるが、元々は2枚組LPであったのを1枚のCDでリリースしたせいか、1曲少ない収録で少々がっかりしたものだ。因みにオミットされた曲は『HEARTBREAKER』。しかし・・・。まさかこの後

キング・クリムズンが各アルバムに準拠した大掛かりな組物を出し、挙句にブルーレイで

スタジオ・アウトテイクを収録したシリーズまで出し始めるとはこの頃は思いもしなかったのだ。(笑)

 

  

 

   

 

掲載写真に使われた5組のミュージシャン及びバンド群、彼らのベスト盤を買う気なんぞ本来なら持ち合わせていなかったのだが、何故購入したかというと、過去に単体でリリースしたこれらのベスト盤が後年にPVを収録した1枚のDVDを抱き合わせて2枚組もしくは

3枚組となって再リリースされたからである。YouTubeから1曲ずつ、細々とダウンロードして俺編集のPV集を幾つも作った身としては、「これは便利」と思ったので。(笑)

というか、これを大義名分にしないと今更アバとかカーペンターズを買う機会も無いと

思ったのが本当のところか。カーペンターズの盤はリリースされたのが冬ということもあってクリスマス・アルバムも収録されたのが嬉しかった。(笑)

 

  

 

   

 

日本のソニー・ミュージックが2018年から始めたのが「Japanese Single Collection」

と銘打った企画で20を超えるバンドやミュージシャンが選ばれたのだが、私は5枚購入。最近は新しい盤は出ていないようだ。文字通り日本でリリースされた全シングルのA面曲と、それに対応したPVをあるだけ収録したDVDで構成され、PV好きには堪らない企画である。バングルスの盤はスザンナ・ホフスのソロも収録、EW&Fの盤はフィリップ・ベイリー&フィル・コリンズの『EASY LOVER』も収録されていて、ここらは気が利いている。しかし、スプリングスティーンのDVDはいただけなかった。詰め込み過ぎで画質が悪過ぎでおまけに『ROSALITA (COME OUT TONIGHT)」が短縮されているではないか。これは言語道断で、こんなことをしなければいけないのなら値段が高くなってもDVDの枚数を増やして更に画質を上げて収録するべきであった。因みに『ROSALITA (COME OUT TONIGHT)」の、あの有名な映像は「私的ロック映像で辿る名曲」の第一位でもある。あの映像にはロックへの夢と希望と羨望の全てがある。決して辿りつけない程のハードルの高さはあるが。

 

 

 

最後と最後から二番目に買ったベスト盤がこの2枚。ディランは2020年の来日記念盤としてシングルA面集が日本独自にリリースされたもの。COVID-19の影響で来日は中止になり

結果として来日祈念盤になってしまった。ストーンズは70年代のどうでもいい契約消化のベスト盤が今更の世界初CD化と相成ったので購入。無駄な買い物ではあるが、主よ我に

その理由を訊き給うな。

 

 

タイトルは「お世話になりました」でもよかったのだが。

 

使える金が限られている学生時代、なのに聴きたい曲や欲しいレコードは山ほどある。

今みたいにYouTubeとかで、適当に検索をかければ大抵の曲が聴けた時代ではなかったのだ。「聴きたい曲があるのでラジオにリクエストの葉書を書いた。」なんて言っても若者には

何のことか理解してもらえないかもしれない。そこで役に立ったのは「ベスト盤」の存在である。「いつかはオリジナル・アルバムを揃えよう。でも、今は金が無い。安易にベスト盤を買うのは恥ずかしい気もするが大目に見て欲しい。」なんてマジで思いながらベスト・アルバムを手にする純情な時期が私にもあった。尤もレコード会社やミュージシャンにとっては「金儲けのための1枚」「契約消化のための1枚」であっただろうけど。というわけで今回は私的ロック黎明期にお世話になったベスト盤特集。そういうわけで、ここに掲載するのは全てLPレコードである。

 

  

 

最初に買った洋楽のレコードがビートルズの「OLDIES」であることは以前に書いたが、

2番目に買ったのがヴェンチャーズの掲載写真盤である。来日記念盤とあるのは1977年の来日を指すのだろうが、私がこれを買ったのは1981年の春であった。クイーンの

ベスト盤は新品で2、000円という値段が嬉しかったし、洋楽事始めの私が聴きたい曲は

ほぼ全て収録されていたのだから、これは何回も聴いた。後に米盤には日本盤に収録されていない『炎のロックン・ロール』が収録されているのを知り「まじかぁ~。いいなぁ。」と

思ったのも懐かしい。しかしながら更に後になって日本盤や英国盤が17曲収録なのに米盤は14曲と少ないし英国盤は『手を取り合って』と『アンダー・プレッシャー』が収録されていないのを知って、日本人向けの選曲であることの重要性を思い知るのであった。因みに

英国盤には「バイシクル・レース』と『輝ける7つの海』を収録。

 

 

   

 

今思えば、ディープ・パープルの盤はMKⅡ時代とMKⅢ時代を程よく収録したと感心する選曲で、洋楽初心者には重宝したものだ。スティクスも来日記念の日本のみのベスト盤ということで事始めに丁度いいかと手にしたものの、あれから40年以上経つというのに何ら

探求は進まなかった。ベスト盤は進むべきか否かを教えてくれる道標でもあったのだ。

シカゴは「シカゴⅨ」と題されているように、オリジナル・アルバムに匹敵する並びであるとバンド側が提示したベスト盤。オリジナル・アルバムはデビュー作から7作目まで全て2枚組、ライブ盤は4枚組とか3枚組であったので金の無い学生には敷居が高かったが。この

ベスト盤は1枚物で気楽に聴けたものだ。

 

  

 

ビーチ・ボーイズのとっかかりとして最適なベスト盤。「終わりなき夏」という邦題も気に入っていたし、何より20曲も入っているのが嬉しかった。米国は2枚組仕様だったのが

日本では1枚物だったし。ただし、曲の並びは日米で違っていた。ジャムのベスト盤

「SNAP!」は日本盤も初回プレスは4曲入り7インチが付いていたのだが、青い私は

セカンド・プレスを購入。その7インチは1982年12月2日と3日にウェンブリー・アリーナで録音されたのであるが、今ではアルバム「THE GIFT」のDX盤と6枚組ライブ盤

「FIRE AND SKILL」で聴くことができる。

 

   

 

この3枚も入門に最適であった。私がエアロスミスを聴き進めるにあたり、これの次に「ROCKS」とかに行かずに「CLASSICS LIVE !」に進んだのだから、それが時代と言えばそうであった。グランド・ファンクの購入は間が抜けていて、学生時代に銭湯の帰りに寄った電気屋の店の片隅にダンボール1箱くらいあった売り物(店主の個人放出?)のレコードの中から摘まみ上げた。ジャケ買いである。気が付けばドゥービー・ブラザーズも最初の解散までのアルバムは全て揃えてしまった。

 

  

 

ニック・ロウはアルバムのタイトル通り16曲を1枚のLPに詰め込んである。この量であるから90分のカセット・テープの片面に納まりきらなくて思案したものだ。若い人は何言ってるのか意味不明かも。1984年に英国でリリースされたボンゾズのベスト盤は正に

深い森への入り口。あれから40年経ち、20枚組のボックス「STILL BARKING」を愛でるようにまでなってしまった。

 

   

 

バーズやラスカルズも暫くはこのベスト盤で満足していたが、いざ探求を始めるとなかなか一筋縄ではいかないバンドで、それぞれの変遷を味わったものだ。ジミのベスト盤は日本盤を京都の今は無きビーバーという店で800円ほどで買った。1985、6年当時の私は

ジミに特に興味もなくベスト盤1枚で事足りると思っていたのだが、程なく間違いに気付く。間違いに気付いたのはいいが、オフィシャル盤よりブートレグを魅力的に思ってしまい

更に間違いの上塗りをしてしまったのであった。(笑)

 

  

 

現在進行形のバンドは別として、ニュー・ミュージックと呼ばれない「日本のロック」に興味が湧いた時、気になったのが頭脳警察と、グループ・サウンズと呼ばれた一群であった。

特にジャックスとモップス。1980年代前半に於いてジャックスの2枚のオリジナル・アルバムは廃盤であったがタイミング良く掲載写真の編集盤が出たので飛びついた。モップスもほぼ全てのタイトルが廃盤であったが信じられないことに大学生協に、この盤が売れ残っていたのを見つけてしまった。(笑)

 

   

 

フーもルー・リードも聴きたい曲が沢山あったので、まずはお手軽なベスト盤で曲を聴いて

アルバムを揃えようと思った。ルー・リードのベスト盤はRCA時代の曲で構成されている。当時RCA時代で入手が難しかったのは2タイトルくらいであったが、アリスタ盤は私が興味を持った時には軒並み廃盤だった。それが1986年か87年頃になって、ようやく再発されてLPを慌てて買ったのを覚えている。フーの掲載社員の2枚組ベストを買った時には、まだ「トミー」さえ持っていなかったのだが、ジャケットに惹かれて手にした。キンクスはパイ時代のアルバム未収録曲を大量に収録したベスト盤だったのと、ジャケットがクールな感じだったので購入。キンクスはRCA時代が軒並み廃盤の時代であった。

 

                       

  掲載写真のチャック・ベリーの3枚組LPは選曲、曲順、ボックスの装丁、レコードの盤質と全てが完璧なセット。これが1983年に日本で編まれたことに素直に感動する。ここから進んでチャックのオリジナル・アルバムはそれなりに揃えたし、2007年と2009年にHip-Oから出た各4枚組も手にしたし、2014年にチャックの米寿を記念して88セットのみ作られたサイン入りギター・ケースに収納された16枚組も手に入れた。しかし、

私にとっての基本はこの3枚組LPであり、他のどれを手放してもこの3枚組だけは手元に

いつまでも置いておきたいと思っている。

 

ベスト盤から始まって外れた道もあれば、奥深く進む道もあった。いずれにせよここに掲載した21枚のタイトルは、私がロック者になるための悪の教典であったのだ・・・。(笑)

 

 

 

 

さて、改めて「日本盤7インチで辿る私的洋楽の歴史」の続編である。

ロックを聴き進めていくと、更にそのルーツであるブルーズや、ロックに分類されるミュージシャンがカバーしたソウル・ミュージックと呼ばれる音楽にも興味の対象は拡がった。かつて、ソウル・ミュージックと呼ばれた音は単に先達だっただけではなく、ロックと寄り添い互いに影響し合いながら時代を進めた優れた音楽のジャンルであった。

 

  

 

ただし、これも今思えば、それが当たり前だった時代は既に終わっているかもしれない。年寄りの繰り言上等なのだが、現代の西欧圏とそれに追随する国々の音楽の主導権の一部は得体のしれないボーイズ・グループ、ガールズ・グループが握り、チャートはR&B(決してリズム&ブルーズではない)と呼ばれる音で溢れている。その布石は80年代後半には既にあったと認識しているが同時に私の中でヒット・チャートやグラミー賞といったものに全く興味が無くなったのもその頃からで、それは今現在も変わっていない。で、ソウル・ミュージックだと私が一番影響を受けたのはジェームス・ブラウンとカーティス・メイフィールドという二人に行き着く。

 

   

 

RCサクセションの影響でオーティス・レディングを、柳ジョージ&レイニーウッドの影響でサム・クックを知った、というのは以前に書いたことがあるが、ローリング・ストーンズいや、ミック・ジャガーが何故テンプテーションズの曲を多く取り上げるのかが気になり

奥の細道に入っていったこともある。「何故?」の理由は今も掴めていない。(笑)

 

   

 

   

 

マイナーなアルバムがCD化されると飛びついて買ってはコレクションが充実していく?様を悦んでいた時期があったが、アトランティックやモータウン、フィリー・ソウルといった王道のヒット曲の魅力には抗えない。そんな中、私が所持するマーヴィン・ゲイの日本盤7インチって少し王道から外れるものしか手元に無かったことを再認識。『輪廻』とか。(笑)スティーヴィー・ワンダーの吹くハーモニカが醸し出す音の艶は、決して他のミュージシャンでは再現できない素晴らしさがある。

 

  

 

   

 

その長い歴史の中でアイズレー・ブラザーズは音つくりや存在形態を大きく変えてきたグループであるが、どの時代も一貫しているのは歌唱能力の高さであろう。スライ&ファミリー・ストーンも神がかっている時代があった。リズムの革新性が云々されることが多いが

結局のところ、圧倒的に曲が良かった。パーラメント/ファンカデリックは一時のめり込んで、歴代ボーカリストのアルバムや派生バンドまで手を伸ばしたこともある。

 

   

 

  

 

個人的にソウル・ミュージックの探求に拍車がかかったのは、90年代半ばにBSで

70年代の「ソウル・トレイン」が再放送されたのが大きい。(復活してからのこのブログは遠慮が無いので書かなくてもいいことを書くと日本人ナビゲーターは邪魔だった。)1回の番組には大抵3組以上の出演者がいたのだが、ジェームス・ブラウンやアル・グリーンは単独で1回分の収録があったと記憶している。アルは日本で収録したライブ盤も良かった。

アイク&テイナ・ターナー、ウォーといったあたりはロックとの関係が密接だったので、

熱心に聴いたものだ。

 

というわけで、今回は「日本盤7インチで辿る私的洋楽の歴史」ソウル・ミュージック編

であった。私は「ブラック・ミュージック」とか「黒人音楽」とかいう言葉があまり好きではないのであるが、当たり前に認知され広く使われているこれらの言葉を使わずに、今日取り上げたような音楽について何かを語ったり文書を書いたりするのは、面倒で回りくどくなってしまうのだろうな、なんてことも考えてしまった。

 

幕間