このあいだの日曜、缶のスーパードライを氷の入ったコップに移して美味しく飲んでたら、
ドンピエール(廉価版ヒヤロン、瞬間保冷材)破裂ニキが、
「コイツ、何してんの?」的な目で見てきた。
東南アジアだとよくやるので慣れちゃってたけど、確かに日本だとまず見ませんね。
何でだろ?
タイミングよく今日ちょうどこんな記事が。
『「邪道」「薄くならない?」 ビールに“氷”を入れて飲むのはアリ? メーカーに聞く』
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190806-00044915-otonans-life
要約すると、
キリンビール広報 「ない」
サントリービール プレミアム戦略部 「条件付であり」
と、基本的にはNG。
さて、そんな「ない」と言ったキリン、実は2012年に「キリン アイスプラスビール」なるものを夏季限定発売。
コンセプトは「 冷たく、香る、新感覚。氷を入れて飲むエールビール。」
・・・え、氷いれとるやんw 論理に一貫性なさすぎw
https://www.kirin.co.jp/company/news/2012/0418_01.html
また、「条件付であり」と言ったサントリーは同じく氷に入れるビール「アイス・ドラフト〈生〉」 を店舗限定販売
条件付とは、氷に入れる専用のビールにすることだったのですね。
https://www.suntory.co.jp/news/article/13358.html
話題をキリンに戻して、なぜビールに氷は「ない」と言ったのか。
理由① 「そのままの状態で最もおいしく飲んでいただけるよう設計しているから」
理由② 「ビールに氷を入れると過剰に泡立ち、炭酸ガスが抜けた状態になるので、おいしくないから」
https://www.kodomonokagaku.com/hatena/?5881e50919c19dcd7564b883fd585f02
なるほど、①氷とビールの温度差、②氷表面の凹凸による刺激が泡を生み出してしまうのですね。
私の仮説は間違っていました。
でも待って!スーパードライ好きなわけじゃないけど、氷に注いだら美味しかったのは本当だもん!!
(子供かw)
美味しいと思った理由は、スッキリしていたからです。
スッキリとは何か?味が薄く、苦味を感じなかったのです。
本当に味が薄くなるのか?
確かに氷が溶ければ薄まりますが、注いで冷えるくらい待った後と、しばらく放ったあとで、そんなに変わらなかったように感じました。
本当に苦味が和らぐのか?
どうやら温度が高いほうが苦味が和らぐのが一般的なことのようです。
https://www.handa-center.jp/news/page.php?id=67
むむむ、なんか悔しいw
はっ!-2℃の「エクストラコールド」はどうなんだろ!?
「ビールが凍る一歩手前の温度帯まで冷やすと、ビールそのものが持つ苦味がかなり抑えられます。」だって!ほら!やっぱり!!
https://project.nikkeibp.co.jp/campanella/atcl/15/053000103/060600005/
この相違は、苦味に関する調査が適当でないか、一般的な苦味とビールの苦味が異なるのかのなんですかね?
長々書いてみましたが、ボクなりの結論です。
1)ビールを氷注いで飲むのはあり。
2)炭酸を出来るだけ残す為、
・グラスとビールは良く冷やす。(氷との温度差を最小限に)
・氷は平滑な球が好ましい。(同体積の他の立体に比べ表面積が小さくする)
・一度ビールでサッと流して表面のミクロな凹凸を取るとなお良い。(比表面積を小さく)
3)元々スッキリしたビールの方が相性が良さそう。
4)キリンビール(の広報)へ不信感を覚えた。
こんな感じでビールを飲んでみるのも一興ではないでしょうか。