ずっと何となく思っていたこと、

今上天皇陛下は、雅子さまと一緒だからこそ

完成されたのではないかということ、

そしてそこに愛子さまが加わった今、

天皇家として最強の強さを持たれたのかなと。

 

男性天皇、女性天皇を考えていると

その差は何か、性別だけなのか。

男性には男性の、女性には女性の、

それぞれの魅力があるのではないか。

 

確実に言えるのは同じじゃないということ。

そしてそのどちらも欠けているということ。

 

陛下が独身時代に、その帝王学の確かさや、

お人柄に定評はあったのだと想像します。

イギリスご留学で更に魅力は増したでしょう。

 

前天皇夫妻の家庭の中で、ただお一人、

自制心を養われ、帝王学を身に着けていらした。

イギリスでは、それなりに制限はあるものの、

自由を楽しみ、王族方ともそのお人柄によって

硬い絆を結んでくださっていました。

それらの経験を『テムズとともに』にまとめ、

国民にしっかりと報告してくださいました。

留学経験を最大限に糧にしてくださった、

誇れる皇太子様だったことがわかりました。

 

でも日本に帰れば、また閉ざされた世界。

自由気ままな家族をよそ目に、

皇太子として、分をわきまえた生活、

将来の天皇像が不確かな中で

話し合える伴侶が必要と思うのは

自然なことだと思います。

 

そこに登場したのが雅子さまでした。

陛下は、皇室を変えたかったと思います。

昭和天皇を知り、母親のやり方を身近に見て、

そこに違和感を覚えないわけがありません。

でも陛下お一人ではどうにもならなかった。

だから美しく、聡明で、明るくて、思慮深く、

お気遣いも細やかで、世界から見た日本を知り、

何より言葉の強みを知っている雅子さまを

お選びになられたのだと思います。

雅子さまでなければならなかったでしょう。

雅子さまは俯瞰して見えた日本について

深く考え、よく学び、よく理解していました。

日本をこよなく愛しておられましたから。

陛下の、国民を思い、平和を祈るお気持ち、

世界における日本のあり方を考える様子に

雅子さまも思いを重ね、ご自身にできることに

思いを馳せられて入内なさったと思います。

 

陛下にとって雅子さまは、頼もしい味方。

あの忌まわしい日々をともに耐えたことで

更にお二人の絆は強まったのだと思います。

あの日々も、雅子さまは陛下とよく話し合われ、

私たちが思うより、冷静に、的確に言葉にして

考えておられたのではないかと思います。

到底、理解できない輩たちを、どうにか理解し、

何か解決する方法はないかと考えておられた。

ただ、相手が想像を絶するサイコ軍団でしたから

心の強い雅子さまでも太刀打ちできなかった…

雅子さまが本当にお辛かったのは、おそらく

愛子さまがお生まれになってすぐに、男児を!

できなければ、国民も皇太子妃と認めない、

出て行くか、自⚫︎か、どちらかだと罵られた、

そこだと思います。

雅子さまはもちろん、愛子さまに対しても

人格否定、まことに無礼な話だと思います。

勿論その後、A宮家に男児誕生のニュース、

いよいよ国民から見放される存在になったと

思わされる呪いの言葉をかけ続けられたことも

酷く傷つかれた事と想像します。

あぁ・・心が痛くなる。

 

国を思い、国民に寄り添うと心に決めていた、

それなのに男児を産めないだけで否定される。

でも愛子さまの育児は待ったなしですから、

両陛下は子育てをできる限りご一緒に、時に

職員さんたちにも手伝ってもらいつつ、

その時々を楽しみながらお育てになられました。

愛子さまと写る雅子さまのお写真のどれもが

輝く笑顔の母なのですから、想像がつきます。

 

先日、御料牧場でお車を運転された雅子さま。

閉じ込められていたあの頃も、本当は颯爽と

運転されたり、乗馬されたりしていたのでは?

なんて、ふと思いました。

 

雅子さまは、私の中では、とてつもなくお強い、

一度決めたら、何が何でも貫くかっこいい女性。

陛下と愛子さまを力強くサポートされながら、

国民のために、日本のためにできることを、

ずっと考え温め、逃げ出すことなくその日を待ち、

令和を迎えたのだと思っています。

 

日本で雅子さま以外に考えられません。

 

いや、久子さまも匹敵するほど素晴らしい。

私が知らないだけ、誇り高い女性はもっといる?

ただ、あのサイコ軍団に囲まれてしまったら

雅子さまのような復活は難しいように思います。

 

雅子さま愛が止まらなくなりますラブ

 

 

その雅子さまと、一緒に話し合い、考えることが

陛下にとって、どれほど有益なことでしょう。

陛下が悩まれる時、あらゆる方向から助言し、

陛下のお心にそっと寄り添われるのでしょうか。

陛下が御公務にあたられるたび、雅子さまが

入念に準備をし、陛下にお相手の事をお伝えし、

お言葉をご一緒に考えておられるのでしょうか。

 

雅子さまもまた、陛下の何をも受け入れる

その果てしない雄大さを尊敬し、はやる気持ちを

落ち着かせつつ、一つ一つ丁寧に考え、行動し、

誰をもお許しになられるお心を手に入れられた。

 

そしてその様子をしっかりおそばでご覧になった

愛子さま、そのやり取りや、なさりようを学び、

両陛下を力強くお支えする皇族のお一人となられ

その風格はすでに『皇太子』と呼ぶに相応しい。

 

陛下はそんなお二人をお守りくださいました。

それはただ見守ったのではなく、盾となり、

でも人を傷つけることなく守られました。

すごいことだと思います。

だからこそ雅子さまのあの輝く笑顔があるし、

愛子さまがあれほどまでに素直に、

そしてのびのびとお育ちになられたのでしょう。

 

そして最強の御一家になられました。

 

天皇陛下が何故、世界から評価されるのか。

ただ万世一系で続いた天皇制の凄みだけ?

違いますよね、平成は評価されていない。

 

自身を律する力、人を見る目、人を思うお心、

好奇心に溢れ、学び続ける力、言葉を選び、

そこに加えるユーモア、屈託のない笑顔、

平和を世界に発信し続ける真正直な姿勢、

決して欲にまみれることのない崇高さ、

 

それら全てが陛下の魅力であり、

今もぶれることなくいらっしゃれるのは、

雅子さまがお傍でお支えしてくださるから。

そして雅子さまもまた、忌まわしい時期を

乗り越えられたのは陛下がいらしたから。

 

一緒に未来を見据えていたから、

お二人だったから令和が迎えられた。

 

それは平成のうちに完成図ができあがり、

令和とともに、完成したのだと思います。

即位パレードの国民の熱狂とともに。

 

 

愛子さまは、そんな両陛下を小さいころから

身近でご覧になられているのです。

きっと陛下のような大らかで、日本を想い、

共に平和を願い、訴えることのできる、

そんな方とご結婚されることと思います。

そして男女関係なくお子様をお産みになられる。

それが自然の摂理だと思われているから。

 

家庭は一番小さな社会の単位。

その小さな社会である家庭の平和を目指し、

次に周囲との平和を、それを拡大していく、

そうやって愛子さまもまた、完成に向けて

切磋琢磨されていくのだと思います。

 

 

この血統こそ揺るがせにしてはならない。

 

 

 

そう思い至りました。

 

天皇陛下が雅子さまと一緒に

完成させた象徴天皇を受け継いだのは

愛子さまだけだと断言できます。

そしてそのお子様もまた、同じく。

 

成育歴がどれほど重大であるか、

その両極端を、奇しくも皇室の中から

国民に見せつけてきたのはアチラです。

 

 

これが全てかと思います。

 

笑えます。