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妊娠中のよくある疑問TOP10

妊娠をすると、思った以上に、いろいろなことが気になりますよね。書籍や雑誌、インターネットなどには数多の情報が錯綜していて、「何を信じていいかわからない!」と不安で、混乱している方も多いことでしょう。今回、読者の皆さんから寄せられた「妊娠中の疑問」について、わかりやすく、説明しますね。

妊娠中の体重管理と食事制限

Q:
・食事制限はいつからすればいいですか?
・体重はどの程度増えるのが許容範囲でしょうか?
・一週間にどのくらい増えてもいいのか目安はありますか?
・妊婦の体型にもよると思いますが、病院によってベスト体重が違うので、平均的に何週くらいで何キロ増えたらいいとかわかれば助かります。
・体重が増えそうな場合、増えてしまった場合、どうすればいいのでしょうか?

A:
食事制限というとちょっと堅苦しいですね。体重増加の今の基準はBMI(18.5~25)のふつう体型の妊婦さんは、妊娠中に7~12kg、やせ気味の妊婦さんは9~12kg(9kgは増えてほしいということです)、太り気味の妊婦さんは個別対応となっていますが、これはあくまでも目安です。

食事管理というのであれば、本格的にはつわりが治まってから、1週間に0.3~0.5kgが理想とされていますが、妊婦の体重は増えたり減ったりしながら、変化してゆくのでこれも目安です。妊娠中期は胎盤ホルモンの影響で体が栄養を蓄積するようになってくること、またつわりの反動があり、食べた量の割りには体重が増えていると感じるかもしれません。ただし、増えすぎたから、ダイエットという考えは危険です。血圧が高い、妊娠糖尿などがなければ、間食が多かったり、夜遅くにたくさん食べてしまうなどの習慣ができてしまっていたら、そこを調整しながら残りの妊娠生活を過ごしてください。

当然ですが、この基準範囲であればOKというわけではありません。何をどう食べたかが最も大切で、そうして身についた食習慣を出産後につなげてゆくことが望まれます。

妊娠と運動

妊婦さん

妊娠中も運動していいですか?

Q:
・運動はいつごろ何をすればいいでしょう?
・適度ってどのくらいのことですか? どの程度運動して良いでしょうか?
・運動はジョギングなどしっかり汗をかいてもいいですか?
・テニスのように結構ハードに走るなどの運動量でも大丈夫ですか?

A:
妊娠中の運動は、つわりが終わって安定期に入る妊娠4ヶ月(12週)以降からが一般的にはすすめられます。ただし、個人差があり、妊娠前から運動をしていた人が、妊娠したからといって、急に何もしなくなってしまえば、体はなまり、気持ちもふさぎこんでしまうことがあります。無理は禁物ですが、初期であっても体調に合わせて体を動かすことは問題ありません。適度とはそれぞれによって違います。なお、運動と流産は直接の関係はありません。

自分のペースでできるものであればどんな運動でもOKですが、有酸素運動の全身運動で楽しく長続きするものであることが望ましいでしょう。身近なところでは、ウォーキングがいいですね。テキパキ家事も運動になりますよ。ジョギングも本人が快調ならばしっかり汗をかいても大丈夫です。ただし、十分の水分補給は忘れずに。テニスはゲームだと相手がいて競ってしまうのがちょっと心配です。

妊娠したら、水泳、ヨガ、エアロビクスを始める必要はありませんが、妊娠中の運動は友だちづくりのきっかけになるので、そういう意味からはこれらの教室に通うのもいいですね。

妊娠中の旅行・おでかけ

Q:
・妊娠中に旅行に行ってもいいでしょうか?
・飛行機に乗っても大丈夫ですか?
・長時間の移動は何時間くらいが良いですか?
・温泉はOKですか?
・エステはOKですか?

A:
妊娠中の旅行は体調が良ければ特に問題はありません。ただし、まだ流産の危険性があり、つわりが残る妊娠3ヶ月まで(~11週)と、おなかの張りやすい36週以降はおすすめできません。あらかじめ計画を立てるのであれば、妊娠5~8ヶ月(16週~31週)がベストでしょう。

飛行機は赤ちゃんへの影響はありませんが、海外への長時間のフライトは(6時間以上)は、避けたほうが無難でしょう。赤ちゃんへの直接の影響はありませんが、ママが脱水や血栓症になるリスクが少しだけ高くなるからです。時差が大きいところへの旅行もきついでしょう。妊娠中は、移動が少なく、1ヶ所にのんびり滞在するような旅がベストです。

温泉は、泉質が赤ちゃんに影響することはありませんが、サウナや42度以上の高温のお湯に長くつかることは避けましょう。エステは種類によるでしょうが、禁止ではありません。担当者に妊娠していることを告げるようにしてください。

妊娠と風邪薬

妊婦さん

妊娠中は薬の不安も多い

Q:
・風邪薬は妊娠中に飲んでも大丈夫なのでしょうか?
・喉が痛むときに医薬品ののど飴をよく舐めます。市販のお菓子ののど飴のほうがより安心ということはありますか?
・母親が風邪を引いたら胎児に影響はありますか?
・インフルエンザのワクチンはOKですか?

A:
薬の種類と服用時期に注意しましょう。特に妊娠7週未満(妊娠2ヶ月まで)は、赤ちゃんに影響する可能性も少し高くなるので、処方することはありますが、医師も気を配る時期です。注意してほしいのが、熱さましや痛み止めの薬です。特に妊娠32週以降に市販のバファリンやイブなどを飲むと赤ちゃんの心臓の血管に影響することがあります。妊娠中に唯一使える解熱鎮痛剤が、アセトアミノフェン(商品名:カロナール)という薬です。いずれにしても、産科で処方されたものであれば、赤ちゃんのことは心配なく服用してもらって大丈夫です。

のど飴は医薬品でも、市販のものでも赤ちゃんに対してはどちらも心配ありません。また母親が風邪を引いても、赤ちゃんにはまず影響はありません。インフルエンザワクチンも影響はありません。妊娠すると抵抗力が下がり、インフルエンザにかかりやすくなる可能性があるので、妊婦には予防接種が推奨されています。なお、それでもインフルエンザにかかってしまった場合は、タミフルなどの抗インフルエンザ薬を早めに処方してもらうようにしましょう。

つわり

Q:
・つわり対策が知りたいです。
・つわりなのか精神的に不安定になった時の気分転換はどうすれば良いでしょうか?

A:
つわりは、ママの体が赤ちゃんを育んでゆくための変化でもあり、予防するものでも、予防できるものでもありません。何とか乗り越えていってほしいです。一様ではありませんが、気分転換も含め、以下が対策です。

  1. おなかがすく(胃が空になる)前にこまめに食べるようにする。
  2. 食べられるときに、食べられるものを、食べられるだけ食べる。
  3. 炭酸水でも口に入れられる水分をとれる時にとる。
  4. 吐いた後は、必ず歯を磨くか、口をゆすぐようにする。
  5. 歯磨き粉を気持悪くならないものにする。
  6. 歯ブラシが口にあたると気持ち悪くなる場合は、小さなも歯ブラシでみがくか、マウスウオッシュで口をゆすぐだけにする。
  7. つらさを、周囲に理解してもらい、家事などの仕事を協力してもらう。
  8. ブラジャーなど体を締めつけるものをやめる。
  9. 外出したり趣味に没頭したりして、気持ちを他に向けてみる。



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