ALWの最高傑作と言われる「エビータ」、
野村さんもさすがのエビータで素晴らしかったけど、秋夢子エビータ、素晴らしかったです。
もしかしたら一番、等身大のエビータかなあ、と思って見てました。
智恵エビータはね、大好きなんですが、秋さんの方が自然な演技で身近に思えるというか。
ペロンとの出会いの駆け引きの押したり引いたりのあたり、まさに秋さんはリアル現実だわ~(誉めてます)
智恵さんの「ちょっと待った―!」のペロン押し戻し(そんな単語ないよ)は、まさに切った貼ったの勝負でした(これも誉めてます、誉めてるんです!)
ああもうまだるっこしいっ!(1人で勝手に ゴメンなさい) わたくしの永遠のエビータ、智恵エビータ
はとりあえず置いといて、とにかくアンサンブルレポだ!(早々に方向転換
)
ブエノスアイレス
ダンス場面はたくさんあって、どこもその場面にぴったりの雰囲気のダンス(上手く言えない)、
「ブエノスアイレス」は、多分演出家の指示は、「お前ら、絶対に上品に踊るんじゃない!」だと思う(予想ね)、
ここはエバにとっては眩しすぎる都会、だから最初は皆キレイ可愛い明るい色合いの衣装で派手に踊ってます、でも優雅じゃないんですよ。(歌詞は優雅な街ブエノスアイレス、だけど)
最初は様子見をしてるようにじっと虎視眈眈(ちょっと違うけどやっぱり上手く言えません、)のエバ、ここのお立ち台の秋エビータ、ゾクゾクするほど魅力的です、やっぱり美人で表情豊かで、眼力っていうんでしょうか、すごいの、とにかく。またそこの芝様チェのセリフ回しがとんでもなくカッコいいー!
だんだんと自分の生き抜き方(?)を定めてワクワクしてそうで、また男性ダンサーが次々とカッコよく魅せまくる!
最後の、「ちょっとあたしは凄いの~」で男性の帽子をとって自分にかぶせる場面、ここはやはり美人がいいですね~(オヤジでゴメンなさい。。。) ただ、低音域なので秋さんの声ほとんど聞こえないのが残念でした。
スクールガール & 美人秘書
可愛い~! 二人のスクールガール、どなたでしょうね、三つ折りソックスの歩き方からして子供になりきってました、ぜひ「サウンド・オブ・ミュージック」へ!そのまま三女と四女ができるでしょう。
あの制服って、アルゼンチンの国旗の色なんですね~。
大統領になったペロンの美人秘書のメガネ美人は、加藤あゆ美さんか、木許由梨さんかどちらかだと思うのですが、知的な雰囲気で素敵です、ペロンの趣味よねえ?だって福祉大臣のときは男性秘書だし。(適当)
「
金は出てゆく湯水のように」 「
サンタ・エビータ」
この二つのナンバーが連続してるとこがすごい!
この展開が鳥肌ものなのです、エバの強引なやり方とかズルさも出した直後に、聖女とエバを崇める民衆の場面。
相反するようだけど、そのつながりは自然です。
両方に登場するエバは全く同じ。裏と表から同じエバを表現してるようで、この一連の場面がたまらない。やっぱり演出家天才です、ほんっとに。
権力で貴族たちから巻き上げ、貧しいものに与えるエバ、そんまんまやん!っていう演出で表現され、客席ポカンとするギリギリライン。
だってー!実際に貴族をひんむいて貴金属からズボンまで取り上げてるし、エバはほんとに札束をナマでもって配ってるし最後にはほんとにバラ撒くし。(せめてポチ袋・・・ ちなみにお札を配る秋エビータ、めっちゃ素敵です、ものっすごい本気で配ってます←他に何て言えばいいか。。。)
この場面に限らず、「歌詞のとおりの描写」っていう演出多いですよね。
「空をゆく」では背景が空だし。
でもそれがまたこの作品に似合う気がします。
で、アンサンブルは、「ニュー・アルゼンチーナ」よりもこの場面の方がすっごい迫力です。
エバからもらったお札を握りしめた労働者たちの木箱を使ったダンス、「カネカネカネ!
」の表情がすごいです。
演出家の指示は、「とにかくカネカネカネ!だけ伝わるように踊ってろ!」だと思うわ。(適当)
そして一転して、 「サンタ・エビータ」
「聖なるエバ、わが子にお恵みを」と祈る女性たち、彼女たちを見ているときの秋エビータの表情が印象的でした。
エバは、民衆が自分を「聖女」と崇める気持は嫌というほど知っていて、エバが貧しいままだったら同じようにカネを与えた者を聖人と崇めたはず、といことも分かってるよう。
非難ゴーゴーであろうと、民衆がエバを崇める行為は真実正当なものだと。またまた上手く表現できませんが、とにかくこの時のエバの表情がたまりません、
そしてこの後へ続くのは、 「エビータとチェのワルツ」 、この流れが私的にはクライマックスです。
演出変更で盆が回ってませんが、二人がガン飛ばし合いながら、じゃなくてお互いを見据えながら対峙する場面、またまた好きなんだなあ。
勝手に思ったことですが、この作品は、ガン、じゃなくて見つめ合って一周して感情が動く場面が多いように思います。(ミもフタもない表現でゴメンなさい、)
ペロンとエバの出会いのとか、椅子取りゲームとか、あとどこだっけ、いろいろ。(投げた)
それから、静止場面も多いです。エバやペロンの独白のときとか、民衆たちがピタッ!と静止して、一瞬で絵画のような背景になるんです。
あのセットが更にその絵画のようなアンサンブルの動きを際立たせてるようでした。
(そういう演出が多いというより、単に私がすっごく好きで印象的な場面がそうだからかもしれませんが。 )
また続く。。。 なんだか全然まとまってないですね、読みにくいことと思います、すみません。
゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆
「エビータ」アンサンブルの皆さん、既に他の作品に出演中ですね、今月末からの福岡エビータにも、ぜひ、同じアンサンブルカンパニーで行ってほしいですが、こんなに各地に散らばっちゃったのね。。。
「ライオンキング」(東京) 浜名正義さん、朝隈濯朗さん、藤山大祐さん、細見佳代さん、加藤あゆ美さん、真優香さん(エバのお姉さんのエルミンダ役)、宝生慧さん。
「エクウス」(東京) 渡久山慶さん
「オペラ座の怪人」(名古屋) 根本健一さん、大橋里砂さん
「ウィキッド」(大阪) 白倉一成さん、羽田三美さん(エバの妹のブランカ役)
あっ!今回の白倉さんのソロ、バルコニーの場面での「つかの間の~勝利に過ぎぬ~」 って、CDは福井晶一さん だそうです!知らなかったー・・・ 福井さんもほんと、いい声ですからあのソロはぴったり。(でもそんな意地悪いこといいそうにないけど。ね~?
)
皆さんちゃんと福岡公演には出てね~!