こんばんは。
城下町金沢の行政書士、
夢実現サポーターのきはらなおみです。


今般のコロナ騒ぎて改めて思うのは、
ものごとは繋がっている、
ということ。

例えば、
政府は先日、2週間の学校の休講を要請しました。

このために、
まず、働く親たちが、
仕事を休まざるを得なくなりました。
あるいは、仕事を休めない人たちは、
子どもの預け先を考えねばならなくなりました。

仕事を休まざるを得なくなった人たちの
働いていた職場では、
当然休むことになった社員(一応社員ということにしておきます)の仕事を
かわりにしなくてはいけない人がでてきます。
仕事のしわ寄せです。

あるいは、会社によっては
そのために生産性が低下してしまうことも
あるかもしれません。

ただ、悪いことばかりではありません。
学校を休みになった子どもたちの居場所を提供したり、
ネットで学習の場を与えたり、
という動きが、SNSで見かけるようになりました。

中には善意でない輩もいないとは限らないので、
利用する側は、
よく吟味する必要がありますが、
このような動きは、
これまではあまりみられないことでした。

政府が、学校をターゲットにしたのは、
教育が最も経済的なダメージが少ないからだと言われています。

実際にそうなのかどうか、
わかりません。

が、経済的ダメージを少なからず受けている分野はあるわけです。

例えば学校給食の現場。
仕入れの材料の行き場。
給食を作らなくていいことになれば、
そこで働く人たちの手当ての問題。

そして、こんなところにも、
と先日新聞を見て知ったのは
牛乳を供給している会社。

学校給食の牛乳を供給しているところは、
給食を見越して生産しています。
ところがそれがゼロになってしまうので、
加工に回せない分は、
廃棄せざるを得ないということ。

会社の売り上げが激減するのは
もちろんのこと、
大量の牛乳が廃棄されるということに、
ちょっと言葉がありません。

こんなふうに
一つの事象が、さまざまな分野に影響をもたらしている。
いいことも、悪いことも。

末々のことまで思いを寄せないと
社会はとんでもないことに
なってしまいます。

だからといって、
政策が悪いなどと批判するのは簡単。

別に政府の肩を持つつもりはありませんが、
ことここに至っている以上、
じゃあどうすればいいか、
考え続けることが大切なのでは、
と思います。

感染の恐怖に怯えているばかりではなく。


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行政書士きはらなおみ事務所