こんばんは。
城下町金沢の行政書士、
夢実現サポーター、きはらなおみです。


社会福祉士、ソーシャルワーカー、
ケアマネ、ドクター、薬剤師、
それに、私たち行政書士(コスモス石川のメンバー)が集まって、
「ワールドカフェ」という形式で、
ディスカッションするイベント
(というか、会合)に参加しました。

テーマは

「おひとり様問題〜退院編〜」

身寄りがない、家族がいても疎遠になっている、
現実に、さまざまな事情で
一人暮らしをしてる人がたくさんいます。
(他人事ではなく、自分も
「おひとり様」なんである。)

そうした「おひとり様」が、
病気などで入院し、退院後の生活について、
思うこと、課題となることを
出し合い、
いろいろな立場の人の考えを
聞くことができました。

印象的だったのは、
実際に入院、退院の現場にいる、
ドクターの意見。

入院中に、退院後のことを考えて
ケアする必要があるのだが、
実際には、そのようになってはいない、ということ。

例えば、肺炎で入院した方に対して
肺炎の治療だけすれば良いというわけではない、
ということ。

病気の症状は、治った、
ところが、入院する前の状態に戻ったかといえば、
体力はおとろえ、
一人で生活することが覚束なくなっているとすれば・・・

本来ならば、100%とまではいかなくても、
ほぼそれに近づくくらいまで
回復させたい。
ところが、現実問題として、
そうはできないシステムに
ジレンマを抱えているドクターもいらっしゃいました。

また、入院することで、
それまで地域で生活していたことと
分断されてしまい、
退院後に、元とは違う生活を余儀なくされてしまう(その人の「ストーリーが分断される」という言い方をされていました。)。

我々が携わっている、後見に関して言うと、
「後見」という言葉は知っていても、
中身は意外に理解されていないのだなあと。

報道などで、
悪い話題がニュースとなって流れるためか、
「暗い」「悪い」イメージを持っている方も
往々にしていらっしゃったりしました。

裁判所に申し立ててから
後見人が決まるまで、
2〜4カ月かかる
など、手軽に利用できない、
お金がないと利用できない、
といった見方など。

きちんと周知させる必要もありそうです。

医療現場、地域の包括、介護施設などが連携して
ことに当たる体制づくりが急がれます。

目から鱗な意見が聞けたことは
大きな収穫でした。

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