こんばんは。

城下町金沢在住の、
夢実現サポーター、行政書士のきはらです。

今日は家族信託に関する研修がありました。

家族信託、、、

最近時々耳にする言葉。
遺言や後見業務を行う上で、
気にはなっていましたが、
自ら進んで情報をとりにいく
ということもせずにおりました。

行政書士会で研修があり、
良い機会でした。

家族信託は、自由に契約を組める、
後見制度のように、
裁判所にしばられるということがない、
柔軟な資産運用や管理ができる

などなど、
家族信託を扱ってるサイトを見ると、
いいことづくめ、
デメリットなし、
といった説明をしてるところが多いです。

果たしてほんとに、
デメリットなし?

・身近な家族に財産を託せる、
・遺言では、
次の世代までしか
決めておくことはできないけれど、
例えば、長男→孫といった、
次の世代以降の財産取得者も
決めておくことができる
・委託者が認知症になっても、
そのまま続けて財産管理ができる

確かに身近な家族に財産を託せるのは
大きなメリットでしょう。
託された家族にとっても。

ただし、この制度って、
家族の信頼関係の上に
成り立っている制度だと思います。
あくまで性善説が前提。

契約当初は仲が良い家族であっても、
何年か経つうちに、
ギクシャクした関係にならないとも
限らない。

そんなときのために、
信託監督人や受益者代理人という
監視役をつけることもできはします。

要は、それぞれの家族には、
それぞれのカタチがあるので、
それに応じて
策を講じればいいわけで。

遺言と組み合わせたり、
後見制度を利用したり。

それだけが、ベストではないということ。

どんなやり方が
その家族(その人)に一番いい方法なのか、
それを考えるにあたって
選択肢の幅が広がるのは
いいことだと思います。

専門家として、
相談があったときには
クライアントさんと共に考えていけるよう、
精進を重ねて参りましょう。


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遺言、相続、成年後見扱ってます


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