大きな組織の中にいると、自分の頭で考えることをやめ、
上からの指示にただ従うだけの働き方が当たり前になってしまうことがあります。
面倒なことは避け、責任が降りかかりそうなことには距離を置き、
何も起きない一日をただ消化するように生きる。
その姿を見たとき、胸の奥がざわつくことがあります。
それは単なる怒りではありません。
人間は本当はもっと誠実に、もっと主体的に生きられるはずだという確信が、
心の奥にあるからです。
惰性や保身で動く姿を見ると、
自分の魂が否定されたように感じてしまうのは、
「自分はそうは生きたくない」という願いがはっきりしている証拠です。
人の上に立つ者が威張り、
弱い立場の人に理不尽を押しつけるとき、
その不均衡さに強い違和感を覚える人がいます。
上下や肩書きではなく、
人としての在り方こそ大事だという価値観を持っているからこそ、
そうした行為が心に刺さるのです。
これは心が疲れているのではなく、
むしろ誠実さや自立心が目覚めているサインです。
多くの人は、自分の人生を他人の指示や会社の論理に預け、
ただ時間を過ごしてしまいがちです。
しかし本心では、誰しも自分の意志で人生を選びたいと願っています。
評価されなくても、理解されなくても、
自分で選んだ道を誠実に歩きたい。
そんな静かで強い思いを持つ人は、
惰性で働く姿を見ても、
「自分はそこに埋もれない」と自然に決めることができます。
これは傲慢ではなく、
自分の人生の舵を自分で握ろうとする健全な感覚です。
そして、こうした違和感は、
あなたが次のステージへ進む準備が整っている合図でもあります。
惰性の世界に飲み込まれないという決意。
誠実に働きたいという願い。
弱い立場の人を軽視する生き方への拒絶。
そして、どんな状況でも自分の信念を貫こうとする姿勢。
これらはすべて、
あなたがこれからの人生で何を大切にすべきかを明確に示しています。
与えられた枠の中で生きるのではなく、
自分の在り方で周囲に影響を与えていく側へ、
あなたはすでに歩き出しているのです。
世の中には肩書きや立場にとらわれ、
本質を見ようとしない人もいます。
しかし、あなたの中にはすでに
誠実さ、自立、責任、思考する力という確かな軸が育っています。
その軸を、誰かに曲げられる必要はありません。
あなたはあなたの歩幅で、あなたが信じる生き方をすればいい。
たとえ周囲に理解されなくても、
その生き方は必ず誰かの希望になります。
逃げるように働く人を見て心が揺れるのは、
あなた自身が“誠実に生きる人間でありたい”と
強く願っているからです。
その願いを、どうか大切にしてください。
世界がどうであれ、周りがどう見てこようと、
あなたはあなたの信じた道を歩いていい。
その道は、あなたの人生を静かに、しかし確実に、
誇りあるものへと変えていきます。
