ゴールではなくスタート | よねちゃんのつれづれ便り

ゴールではなくスタート

7月4日、熊本県医師会福田会長に、障害者や高齢者、妊産婦などが利用出来る駐車場の利用許可証の妊産婦の利用促進について、利用者のひとりとして、県と協力し、産婦人科のある病院(または医院)に対し、ハートフルパス制度に対する周知や制度を利用するために、本来は、利用者が県のホームページからダウンロードすべき申請用紙を、制度を積極的に活用してもらうために、妊産婦さんが、妊娠中にいちばん利用するであろう、産婦人科に置いていただくよう、要請した。

申請用紙を産婦人科に置くことで、実際に、制度を利用する、しないに関係なく、「制度を利用しやすい環境づくり」をすることが重要だと考え、今回の要請を行った。

きっかけとなったのは、私自身が乳幼児をお持ちのお母さん方から、時折、「駐車場を利用したいと思ったが、車いすの方が利用されると思ったので利用しませんでした」という声を聞く一方で、本来、駐車場を利用する必要のない障害を持たない方が、躊躇することなく駐車されるため、本来、利用すべき人たちが利用出来ない“逆転現象”が起きてしまっている現状があり、今回の要請を契機として、多くの県民の皆さんに、制度への正しい理解と、なぜ、このような制度が必要になったのかを考えていただきたいと思った。

また、本来、このような要請は行政が行うべきだと考えるが、行政ばかりに頼るのではなく、利用者自ら、声をあげることが重要だと考えた。

福田医師会長に、制度に対する説明や疑問点についてお答えし、まずは出来るところから始め、少しずつ、活動を広げていくことや、場合によっては、行政に対し、積極的に働きかけることについて、合意を得た。

手始めに、福田病院を中心とした関連施設に、出来るだけ早くハートフルパス制度の広報リーフレットの掲示や、制度を利用するための申請用紙を置いていただくことになった。

要請がゴールではなく、スタートだ。