電動車いすよりも手動車いす、だけど… | よねちゃんのつれづれ便り

電動車いすよりも手動車いす、だけど…

きのう、リハビリセンターで身体は不自由そうだが、手動の車いすをスイスイ何周もこいでいる人を見た。

その姿を見て、いいなぁと思った。

自分もスピードは遅かったが、数年前まで手動の車いすに乗っていた。

頚椎の病気が進行したことや、主治医やリハビリの先生の強い勧めもあり、電動車いすに乗る事になった。

でも、最初は、電動車いすに乗る事にかなりの抵抗感があった。なぜなら、電動車いすに乗る事=障害が重くなった事を意味し、外に出た時の人の視線が気になった。普通の車いすならそれほど分からなくても、電動車いすに乗っているだけで障害の重さが分かってしまうからだ。

「電動は楽でいいね」と言われる事が時々ある。パッと見はそう見えるかもしれないが、電動車いすよりも手動車いす、車いすよりも、松葉杖でも立って歩ける人が今でもうらやましい。

それだけ自由度が高くなるから。

きのう、この話を看護師さんにしたら、無理する事はないと言われた。

確かに、電動車いすに乗っていなかったら、今のような活動が出来ていただろうかとも思う。

自分の思っている事が伝えられる。それだけでも良かったと思う。身体の動きと考えている事が伴わない事が増えてきて、歯痒さを感じる事が多いけれど。

何かやりたいと思っているうちは、自分で車いすに乗る事が出来るとかすかな希望を抱きながら。