3D | よねちゃんのつれづれ便り

3D

『アリス・イン・ワンダーランド』の3D版を見た人が何人か言っていた。「予想以上に疲れた。映画を観た後、頭がガンガンした」と。

あくまで、観る側が(もしかしたら作り手も集客の一環として)話題性を重視した結果、生じた事であろうし、3Dそのものに慣れていない事や、また、装着する眼鏡のせいであったり、観る側のその日の体調によって大きく差が出てしまう事など、いくつか要因はあるだろうが、はからずも、3Dの問題点が浮かび上がってきた。

映画館のスクリーンですらこのありさまだ。家庭用3Dテレビを先発発売したメーカーは、全世界で販売台数が100万台を超える勢いだと息まいているが、寝転んで見るのには適さないだとか、子どもの脳の発達に良くないだとか、あまり良くない話ばかり耳にする。

番組を作る側も、今からガイドラインを作ったり、研究をしていく段階だという。


きのうの地元紙に、高齢者の方の「私たち自身がデジタル化を望んだわけではない。国が勝手に決めたこと。電機メーカーが5000円程度でチューナーを売り出すと言われていたが、あの話はどうなったの?」という意見が載っていた。

一部のメーカーにそういった動きも感じられるが、あまり積極的に取り組んでいるようには見えない。

解決するのは3Dよりそちらが先なのではないか。そうしないと「テレビ難民」が出てくる可能性がゼロではないと思うから。

3Dに対応した機器自体も高価だし、ソフトはまだ発売に至っていない。

展示会などのディスプレーとして利用するのは分かるが、身体に影響を及ぼしてまで一般家庭に普及させる意味があるのかとさえ思ってしまう。

話は少々脱線するが、ゴルフの球が飛び出して見えるといわれる3D。この3D普及の鍵はAVが握っていたりして(笑)。裸が飛び出して見えたら、迫力あるだろうな。

ビデオの普及にも貢献したと言われているくらいだから、あながち冗談だとも思えないのだけれど。