「患者中心の医療」は単なるお題目でしかない | よねちゃんのつれづれ便り

「患者中心の医療」は単なるお題目でしかない

きのうの夜、突然、病棟移動を告げられた。術後まだ5日目である。

やっとお風呂の許可が出たばかりで、車いすにも看護師さんふたりで抱えられて乗っている状況の中、私が元いた病室にしかない器具を使わねばならない患者さんを入れなければならない事情があるとはいえ、移動先の病棟が、3年前、お世話になった、難病を抱えたしかも高齢者の方が多い病棟で、ナースコールの対応に追われ、相談事があっても話を聞いてもらう余裕がないなど苦い思いをした病棟で、私自身の身体の状況が前回とはまるで違うがゆえに不安が先に出た。

この10年くらい、「患者中心の医療」というのが、多くの病院で掲げられているが、実際のところ、かけ離れ過ぎていて、単なるお題目でしかない。何も変わっていない。

医療制度はどんどん変わっていき、それが患者目線のものではなく、病院側がいかに儲かる、しかも分かりにくいシステムになっているとつくづく感じてしまう。


振り回されるのは、いつも患者側だ。