オーディオ必殺!APHEX(アフェックス)オーラルエキサイター!【前編】 | 喰らうオーディオ!!!

喰らうオーディオ!!!

オーディオの、オーディオマニアによる、ピュアオーディオのためのブログ。

オーディオ必殺!APHEX(アフェックス)オーラルエキサイター!【前編】
喰らうオーディオ!!!-APHEX オーラルエキサイター
CP(中古)   ★★★★
デザイン    ☆☆☆
手放せない度 ☆☆☆☆☆

※基本ざっくばらんですが、星の評価基準はこちら


導入したのは結構前なんですが、アフェックスのオーラルエキサイターなど言う機器ををマイシステムに組み込みましたのでその顛末を紹介します。


ことの経緯は。
ある日に某秘密基地の主から
「実はシステムに組み込んでいるレコーディング機器があって、これが音を色々変化させられて面白いよ。」と・・・

こっそり(←と言うかマニアック過ぎて誰もがツッコンでくれないので本人からたまらず)教えていただいたのが本機です。

その内容はオーディオ誌に掲載されるような正攻法にあらず、スターウォーズならどっぷり暗黒面にあろう秘密のオーディオ奥義であります。

ですので、これをご覧になった方はくれぐれも他言しないように。



前置きはコレぐらいにして、本題に入ります。

今回の機器はオーディオとはちょっと畑が違うこともあり説明しないと何が何だか知らない方がほとんどだと思いますのでちょっと補足します。


今回導入した機器のブランドAPHEX(アフェックス)とは75年に設立し、米カリフォルニアに拠点を持つレコーディング機器の製造メーカーです。

アフェックスの代表的機器のオーラルエキサイターは70年代後半から80年代にアメリカを中心に広く普及しました。ポール・マッカートニーのWingsのライブツアーや、ジャクソン・ブラウン、ジャーニー、ブルース・スプリングティーンなどなどポップ/ロックスを中心に多く採用されたようです。

詳細はこちらを参照下さい。



で。『オーラルエキサイターって何?』って話ですが。
誤解を恐れず表現すると「輪郭をはっきりさせる」「同じ音量で音を前に出す」などを目的に原音を歪ませて高域成分を付加するエフェクターの一種です。

とまぁ理屈を書くと大変解りにくいのですが、要はエレキギターや真空管アンプのように『良質の歪み』をわざと足して音を良くしようという発想の機械のようです。

詳細はこちらが大変詳しいです。リンクで該当箇所に上手く飛びませんが『8-6-1その他のエフェクタ』をご参照下さい。



今回、私が入手したのは同社のオーラルエキサイターとしては簡易バージョンで80年代後半ぐらいの製品だと思います。定価は10万円強だと思いますがヤフオクで数千円でゲットしました。高くても1万円程度なので激安オーディオグッズです。
喰らうオーディオ!!!-aphex typeC

さて、(事前にアドバイスいただいたので受け売りです)オーディオに使う場合はプリとパワー間だと思います。ただし、そもそもレコーディング現場で音作りのために使う機器ですので全帯域に対して使うとやりすぎになります。ですので基本的にはマルチアンプ構成(高域側or中低域側など)じゃないと使えないかもしれません。

そういった意味では参入障壁の高い機器です。

我が家の場合、スピーカーマトリックスで残響成分足してますのでそちらに使うことにしました。(厳密にはサブウーファーも入ってますけど。)

【構成】
プリ⇒〔本機〕⇒パワー⇒マトリックス用スピーカー



使ってみた率直な感想ですが。
これは楽しいです!
唯一無二の独特な音の変化が楽しめ、まさにオーディオの醍醐味があります!



されども、それはポン置きで「スッ」と良い音を奏でる魔法のアイテムだったという訳ではないです。これが中々の曲者でして拙い自身のオーディオ経験の中では使いこなしが難しいと感じる部類の機器でした。

音の質というよりも解釈に近いレベルで音色が微妙に変化していくので、音に対して『確固とした基準』ないし『音決めのルール』が無いと右往左往しそうです。(←というか右往左往します。(体験談))
無論使う場所にもよるのでしょうがケーブルやインシュともちょっと違う変化です。


私はマルチ未経験なのでおそらく「チャンデバいじるのもこんな感じなんだろうな」と思っていじってました。

ということでオーディオ初心者向けではないと思います。
(そもそも使いどころが無いと思いますが。)


重ねて言いますが楽器をバリバリやっている方や耳が良い方はともかく、初心者で手を出すと音は変化はするものの何が何だかわからなくなって困り果てるため大変危険です。


ですので、
これを見ている良い子のみんなは決してマネすんな!

$喰らうオーディオ!!!-江頭(注)趣味なのに良い年したオッサンが泣きたい気持ちになっちゃいます。


とまぁ思ったより長くなったので(たぶん余計なこと書きすぎたからでしょうが・・・)実際の調整模様と具体的な音の変化などは後編に続きます。


お読みいただきありがとうございました。
APHEX(アフェックス)オーラルエキサイターのオーディオレビューが参考になりましたら下記のクリックをお願いします。

にほんブログ村 PC家電ブログ ピュアオーディオへ
にほんブログ村