10年ほど前の出来事です。

当時の私は仕事を見つけては人間関係に失敗し数ヶ月ごとに仕事を辞めてました。


今度こそ腰を落ち着けるぞ!

と決めて(思えばこれが失敗の元)
新たな場所で働きはじめました。


が、真面目だった当時の私。

きちんと仕事をするのが災いして(何故か)
リーダーになりたがっている
とあらぬ誤解を受け孤立しました。


いくつかのアクシデントが重なり

時間変更や部門移動をしましたが
異動した先になぜか
問題の社員さんも異動してきて(何故?)
ある日運命の出来事が起きました。

その日は私とその社員さんの勤務で
私はレジ
社員さんは離れた場所で作業されてました。

数人並ばれてるレジ。
商品をスキャンしていると
突然に頭の中に社員さんの思念が入ってきました。

瞬間、プツッ


目の前が見えなくなりました。

一瞬の出来事。

レジ画面も眩しくて見えません。

見えないけどなんとかレジをこなし
(この時点でかなり無茶しました)

さすがに早退したものの
右目からはひたすら涙。

そして見えない。


バスを待ちながら思いつく限りの病院
救急に電話しましたが
土曜日の午後だった為受け入れてもらえませんでした。

結局なんとか見つけた眼科に行ったものの
なれてない感じ。

危険を感じ後日紹介された病院に行きました。

仕事は辞めました(やっと)
思えばサインはバンバンきてました。


そこからの約半年。
病院を転々としました。

検査も眼科だけでなく
脳や神経科?も受診。
MRIや、かなりハードな検査も受けました。

結果異常は認められず。
原因不明の症状に悩まされました。




ただ不思議だったのは
暗闇ではなく
眩しさ
ひかりを
これでもかというくらい感じたこと。


とにかくまぶしい

目が開けられない

起きてられない

勝手に目が閉じる

右目視野が針穴からのぞく穴しかない

右目と左目の位置関係がまったく別感覚

目の前がひかりの世界

買い物が出来ない

商品が商品と認識できない

日中もカーテン

引きこもり

サングラスに目深な帽子でやっと外出できるもわずかな足元しかみえず

信号の色がわからない(車の動きで判断)

そんな中、なんとか最低限の家事はこなしでした(しなければ!の一念)



救いはたまたまパン教室を習い始めてたタイミングだったこと。




周りに協力してもらいながら受講を続け
それがきっかけとなり
いくつかの出会いも重なって
自分でいれる日として
月に1回手づくり市にお菓子で参加しました。

水を得た魚のように
手づくり市では楽しく出店
お買い上げも頂きました。

できれば続けたかった。
反面ムリもしていました。

あるきっかけがあり、
3ヶ月寝込むことに。

手術を薦められもしました。

その間の私は 毎日夢で物心ついてない頃からの細かな出来事を夢で再現されて見さされました。
当時の感情が沸き上がり
飲み込んだ言葉や感情を追体験しました。

ずっと我慢してる子でした。
周りを常に気にしていた。
人と違うに過敏に反応してました。
どうすれば普通にみえるのか?
目立たないのか?が課題でした。

生まれた時から抱えてる右腕の痛み。
きかない自由。
制限の中でがんじがらめな日々。
心配性な母から刷り込まれていく心配気質。

その過程を経験しました。

視野狭窄は6年以上続き、やっと元の状態に戻ってきてます。


その間にはたくさんの出会いと経験もしました。
学びもありました。


信じて裏切られたことも何度もありました。

ふいにひかりを感じ写真に納めれるようにもなりました。

少しずつ埋まっていくパズルのピースのように。

ゆっくり
じっくり
迷走しながらも自分を取り戻しました


ひとつ ひとの選択が
その後の道筋を繋いでいく。


私は身体からのこれてもかー!
なサインでやっと自分に向き合いはじめることができました。




自分を信じて
心の声を大切に
自分の人生を生きましょう


今の私に言えること

現実を生み出してるのは自分自身。
あくまでも向き合うのは自分の内面。

答えは自分の中にすでにある