シーズン1から見ていますが、回を重ねるごとにリアルタイムで見て知っている登場人物が増えてきて、なお面白くなりました。

今シーズンは、ダイアナ妃が登場してチャールズ皇太子とご結婚。このシーン、その当時見たとか、この洋服覚えてるとか、色々懐かしい。

 

なにより、女王とマーガレット・サッチャー首相との掛け合いが見ごたえありました。考えることも、目指すものも全く違う2人ですが、同い年で、国のために尽くすという気持ちはだれにも負けないという共通点があって、2人ともかっこいい。

 

チャールズ皇太子とダイアナ妃については、正直今まで、不倫してた夫と愛人に追い出された可哀そうなダイアナ妃として見ていませんでした。でも、このシリーズをずっと見てきたからなのか、この歳になったからなのかわかりませんが、見方が少し変わりました。

 

ダイアナ妃は、若い頃から勉強の出来は良くなかったけど、人一倍思いやりがあって、都会的で明るい、とても魅力的な女の子なんですよね。30過ぎのチャールズ皇太子と婚約した頃はまだ20歳だったわけで、私プリンス・チャーミングと結婚するの的な甘い考えがあったことも否めないのではないかと思います。

 

かたやエリザベス女王は、女王の座について間もない頃、祖母であるメアリー王太后に「The crown must always win」何があっても女王という立場はいつも優先されなければならない、と言われて、機会があるたびにそれを実行してきたわけですよね。

 

その女王と家族からすると、古いしきたりにがんじがらめの王室での生活に馴染めない嫁を見ても、厳しく「もっと頑張れ」しか言えない悲しいサガも理解できます。郷に入っては郷に従えといいますが、郷どころか旧大英帝国の歴史を担う王室に嫁いできたわけですから、その一員となるのも生半可な努力では成し得ないでしょう。ダイアナ妃は結婚するにあたり、そこまでの覚悟はあったのかとふと思いました。20歳やそこらの若い女の子にそこまで求めるのも荷が重かったのかと。

 

それに、チャールズ皇太子との性格の不一致などの要素が加わり、修復不可能なところまで来てしまったわけですが、ひとつ言えるのは、ダイアナ妃と結婚していた頃の皇太子はいつも苦しそうな顔をしていましたが、カミラ女史と結婚してからの彼の写真はいつも幸せそう。

 

カミラ夫人のツイッターより

 

今のチャールズ皇太子のこんな幸せそうな顔を見ていると、いろいろあったけど、やっと本当に好きな人といっしょになれてよかったね、って思えるようになったかな。王子が2人生まれてからの、ダイアナ妃とのこんなツーショットはあり得なかったもんね。

 

王位継承者たるもの、そんな我儘を言わず自分を殺して家を守るべしという向きもあるかと思いますが、イギリス王室の一員であるが故に愛を諦めざるを得なかった悲劇も多かったわけで、そういう意味では、たまにはこんなハッピーエンドもあっていいんじゃない?と思う変わり者の私です。

 

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