◎12/19「みんなDE家族会議」② | 【2030vision x PURC】 ブログ

◎12/19「みんなDE家族会議」②

「みんなDE家族」の続きです。

 前半⇒ ◎「みんなDE家族会議」①

■ セッション2
 対話③ ”自分たちができることはなにか”

 セッション1から上がってきたテーマを、5つに集約しました。
  1.持続可能な子育て・子育ちコミュニティ
  2.子どもの参加できる社会
  3.子どもの多様性を認める子育て・子育ち
  4.他子育て 
  5.地域のつながり力の再構築で子育て・子育ち

  【2030vision x PURC】 ブログ  

さっそく、新たなグループに分かれてのディスカッション
【2030vision x PURC】 ブログ  【2030vision x PURC】 ブログ  

子どもたちもグループごとにディスカッション?
【2030vision x PURC】 ブログ  【2030vision x PURC】 ブログ

------------------------------------------------------------
■対話の内容の共有

◎ 持続可能な子育て・子育ちコミュニティ
 ・地域社会でのつながりは希薄になったし、WEBが浸透したことで
  リアルな人と人とのコミュニケーションも弱くなった
 ・子どもも見知らぬ人と話してはいけないなどの制約もあって
  ますます大人と子供の距離も広がってしまった。
 ・しかし、新たな繋がりの方法として、コーポラティブハウスのような
  取組みもあるので、これを拡げていく方法がある。
 ・まずは、自分の身の回りの簡単にできるところで、他人と目が合ったら
  挨拶するなどの信頼が生まれるコミュニティーづくりが大切。

◎ 子どもの多様性を認める子育て・子育ち
 ・まず親自身が自分自身に肯定的になることが先決。
  このためには、親が未来に希望を持つこと、持てること
 ・子ども一人ひとりが違うということを受け入れること。
  このためには、親が偏見や先入観を捨てて、あるがままを
  受け止められるようになることが大切

          西塚さん                 山原さん
【2030vision x PURC】 ブログ  【2030vision x PURC】 ブログ

◎ 他子育て -①
 ・地域の異世代との交流がとても大切
 ・いろんな人が子育てに関わることで子どもも成長できる
  また、他人が見てくれる分、親も楽になる
 ・若い人がベビーシッターをやると若者が育つ
 ・訪問型子育て支援をもっと広めることが必要。
 ・いかに良い活動かを周りが認知して欲しい
 ・知らない人が自分の家に来ることへの抵抗感と価格がネック
  ⇒解決策を考えていきたい

◎ 他子育て -②
 ・子育てへの理解が足りず冷たい視線を送る人も増えている。
 ・逆に、おせっかいなオジサン、オバサンは減っている
 ・手助けを申し出ても断られる不安もある
 ・でも、自分から明るく声をかけることが解決策
 ・身近なところから繋がっていくことが大切
  
          落合さん                   森さん
【2030vision x PURC】 ブログ  【2030vision x PURC】 ブログ

◎ 地域の繋がり力の再構築で子育て・子育ち -①
 ・繋がりをつくるには、「人」「金」「場」が続いていくことが大切
 ・「場」のベースとなるスペースの賃貸料がネックでもある
  ⇒空いてる部屋や土地の情報をニーズとマッチさせる機能が欲しい
 ・繋げる「人」が大切…あきらめない、粘り強く

◎ 地域の繋がり力の再構築で子育て・子育ち -②
 ・「場」がたいせつ
 ・持続的に繋げるにはコアの人が一人でも良いから存在すること
 ・今は公的な支援でやってるが、これからはビジネスとして成り立つことが重要
 ・地域に開けた「コレクティブハウス」に新たな可能性がある

           吉岡さん                 吉田さん
【2030vision x PURC】 ブログ  【2030vision x PURC】 ブログ  

   対話3の大人たちの成果                 子どもたちの成果
【2030vision x PURC】 ブログ  【2030vision x PURC】 ブログ


-----------------------------------------
■ 感想

◎ 山原さん
 子育ては幅が広いが、普段、感じていることをこうやって話し合うことで、
 それが次の一歩へ繋がっていくという手ごたえを感じた。
 とても良い機会になった。ありがとうございます。

◎ 藤沢さん
 いろんな意見が出て、子育てしやすい地域社会をつくっていくと良い。
 この時に日本に一番欠けているのは、「子どもソーシャルワーカー」
 訪問型支援、ひろば、コミュニティカフェ、コレクティブハウスなど 
 新しい試みも含めたいろんな活動をコーディネートしていく専門職が必要。
 (カナダなども参考にしながら、このような人をおくようにしたい)

◎ 竹林さん (厚生労働省 母子家庭等自立支援室長)


 ○「親の視点」だけでなく「子どもの視点」も含めてトータルで考えています
  ・親が悩みが多くて元気がないと親子関係がうまくいかない
   ⇒親を支援することで、家庭全体が元気になる
  ・保育所に行くことで、保母さんのアドバイスをもらえるなど
   子育てのたいへんさが救われる面も大きい
  ・パートタイムや自営業、専業主婦の方にも役立つようにしたい
  ・いろんな方が支援を受けられて、悩みを共有できるようにしたい

 ○「子育て」を充実させるために、税制改革をするようになったのは歴史上初めて
  ・これまでは、高齢者の年金介護医療が中心だったが、今回はじめて
   子どもや、子どもを育てている家庭に目を向けるようになった
  ・実際、税金を上げるには大変な

 ○子育ての実際を決めるのは当事者
  ・国が決める性質のものでもない
  ・子どもを育てている人、民間でサービスを提供している人、支援している人が
   しっかり考えていくこと、そしてそれを反映していくことが重要
  ・その意味で、自分たちが何ができるかというこのような場は大切にしたい

---------------------------------------------
■ ここで「もろびとこぞりて」を皆で歌います。
  リードするのは高橋ゆっきさん
【2030vision x PURC】 ブログ  【2030vision x PURC】 ブログ
  クリスマスらしい歌だし、「みんなDE」という感じがあって良いですね!!

---------------------------------------
■ 森さんのファシリテーション・グラフィック
「真ん中のオレンジの円を中心にいろんな家族が広がる」
家族がいる夫婦、独居老人、新婚さん、大家族 
 一つの空間(家)に同居してなくて離れていても繋がっている
【2030vision x PURC】 ブログ  

「”温かさ”と”つながり”」
  家族にとって大切なこと(見えにくいこと)を照らす温かいロウソク
  各家族同士のつながりや、”家”という系統としての家族がある、
【2030vision x PURC】 ブログ

----------------------------------------
■ 最後に田中さんのメッセージ


 ○ 「みんなDE家族会議」はみんなに関わってもらって広げていきたい
  ・お子様がいる方だけでなく、いない方も、お年寄りも、みんなが関係していること。
   税金を払っているし、子育ては社会全体で関わっていく問題。
  ・今日、会議のイメージを共有できたら、それを持ち帰ってください。
  ・自分たちの地域に戻って、それぞれに家族会議を行っていくイメージをしています。
  ・そういう人が一人でも増えるのが願いです。
 
 ○ やってみたいと思った方は声を上げていただければ、私たちがお手伝いします。
  ・問題意識を持った人はやってみたいと言ってください。
  ・場所、人集め、進め方、などなど私たちでよければお手伝いします。
  ・みんなで問題や解決策などを集めて、考えていきましょう。
  ・自分たちの自助努力でやって行けるのか、行政に持って行ったほうが良いのか、
   どう持っていったらよいかなども一緒に考えましょう。
  
 ○ やりたいという方がいらしたら、私たちで良ければぜひ言ってください。
   一緒にお手伝いさせてください。 本日はありがとうございました。

 ファイル ⇒ 「結びの言葉」

以上、です。

この後の懇親会と、アンケート結果については、
レポートその③ をご覧ください。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□