□10・13「はたらく」企画MTG(続き) | 【2030vision x PURC】 ブログ

□10・13「はたらく」企画MTG(続き)

「はたらく」企画ミーティングの続きです。

パート①「人が活き活きするはたらくとは?」、パート②「課題と解決策」に続いて
に続いて、パート③ 「低学歴者の就職と雇用」を考えます。

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■はじめに現状認識

●近年、中高卒者の就業の困難さが増している。
  特に若者(15~24歳)の失業率は15%以上となっている。
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 出典: Garbagenews.com


●高卒者の内定率も下がっている

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  出典: 時事ドットコム 2010.5.21
 
  ※ただし大卒も悪くなってきて並んだとも言える。
    なお、就職を諦めた高卒者が10%近くいるので、
    実質内定率は80%に近いという意見もある。


●背景として、希望する仕事と求人とのギャップがある

15~24歳の失業者の仕事に就けない理由
 の半分近くが「希望する職種・内容の仕事がない」

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  出典: Garbagenews.com   2010.3.3


●小学生の頃の夢と現実とのギャップがあるし、
 親が就いてほしい職業と、就業ニーズとのギャップも大きい

 【男の子】
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 【女の子】
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   出典: クラレ 将来就きたい職業 2008年アンケート調査


●産業構造の変化に伴い、就業人口の構成も大きく変わってきている。
  全体の流れからすると、1次、2次産業が減って、3次に移ってきているといえるが、
  安心・安全な食の安定供給という面から考えると、1次産業への回帰も必要。
   (特に65歳以上が6割以上を占める農業人口の確保が喫緊の重要課題)

  サービス業が伸びてきているが、今後はこの中身が大きく変わっていくだろう。
   (IT・金融のようなものから、人に直接 関わるものにシフトしていく)
  ゆえに大卒のデスクワーカーのニーズは減ることはあっても増えることはないだろう。
  →大学さえ行けば何とかなるという時代ではなくなる。 (中山私見)
  
 
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 出典: 国民経済計算表から作図 

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・・・と、前置きが長くなりました。
では本題に入ります。

「低学歴者の就職と雇用」をどう解決するか?

1.就職ではなく就業を目指す。

 =企業に雇われない生き方

 ◎ 起業する
  ・ 起業のノウハウを学び、資金を借りて自ら業をなす
  ・ 一人でたいへんなら仲間と一緒に
  
 ◎ フリーランスとなる
  ・ 起業の前段階として
  ・ 独り立ちするための実力を身に着ける
  ・ 何事も経験(人生に無駄なし)

 ◎ 農業をやる
  ・ 農家に住み込み、 まずは農作業の手伝いから
  ・ 体を鍛えながら仕事に慣れる
  ・ 自立のためのノウハウや人脈をつくる

 ◎ 「半農半X」
  ・ 仕事の半分は農業 ⇒食べるのには困らない
  ・ 残りの半分は他の仕事 ⇒ 生活、教育、文化、レジャーなどに充てる
   ~ ITを活用した地方でもできる仕事
   ~ 農産物加工・流通・販売・マーケティングなど =6次産業

  中山注記:
  「半農半X」に関しては(株)アースカラーが良い取り組みをしてるので紹介します。
   ↓
  『半農半X道場』 Earth Color


2.再チャレンジの機会をつくる

 ◎ 専門学校、農業大学校などで、技術を身に着ける
  ・ 職業訓練校などの公的な施設を生かす
  ・ ほんとうに役に立つ良い学校を見極める
  ・ 国の助成制度などを上手に利用する
    ⇒実際に仕事に活かす!
      (補助をもらって、学んで生かさないのはもったいない!)

  ※ 将来的には学費を無料にすべきである。 
    (トランポリン型セーフティネット)
  

3. 住まいを確保する

 ◎ シェアハウス、コレクティブハウスを活かす
  ・良い不動産屋と一緒に、住める場所を提供する
   ~トキワ荘プロジェクトが手本
  ・役者、アーチスト、いろんな「荘」をつくりたい
  
 ◎中小企業と一緒に、住まい付きの仕事をつくる
  ・企業は良い人材を集められる、  
   仕事をしたい人は家と仕事を手に入れる
  ※昔は「住み込み」習慣があったが、これを復活

 ◎ 大企業の余った施設を活用する
  ・ 寮、その他
  ・ 遊休資産の活用、無人地帯をなくす

 ◎ 都会の独居老人の家を活かす
  ・ 母子家庭の駆け込み寺にもなる
  ・ 高齢者のケア対策にもなる
  ・ 高齢者の資産を活用できる
  ・ 新たなコミュニティのもとになりうる

  Win-Win-Winの関係を築ける!!


その他の意見

1.個人の力を相対評価ではなく絶対評価でみるべき
  ⇒「絶対指標」をつくるべき


  ○ 相対評価では、本当の力は分からない
   ・大卒のレベルもいろいろ
   ・小学校のクラスのレベル差もいろいろ
   ・時代によるレベル差も大きい
  
   ※出来の悪い大卒よりも、良い中高卒のほうが優れている

  ○相対評価をしていると、甘えが出る
   ・目標に向かって努力しなくなる
   ・まあいいやと思って学ぼうとしなくなる


2.子供の「生きる力」を強めたい

  ○ 低学歴の連鎖を止めたい
   ・親が定収入だと子供の教育に目が向かない
   ・親のストレスが享楽に向かい、子供にほっとかれる
   ・他のコミュニティと接しないので、解決法を見いだせない

  ○ 最近、生まれてくる子は繊細な子どもが多い
   ・環境ホルモンの影響をなくしたい
   ・親の過保護、情報過多も問題だ。

  ○ 子供の時の愛着形成が後にも影響する
   ・ 引きこもりや登校拒否
   ・ 退学やニートなど
 
 ★ やはり最初が肝心
   ⇒みんなで子育てを支えること
     ・・・ココロも、カネも、モノも


以上です。
まだ、粗削りな意見ですが、今後のミーティングで磨いていきましょう!!
よろしくお願いします。

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ミーティングの後は、イタリアンで懇親会。  そして、渋谷駅で記念写真
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懇親会での話題は、
○ ”2030ビジョン”の提案まとめをそろそろ始めましょう。
 ・網羅的ではなく、独自性のあるアウトプットが必要
 ・「不幸と感じるのはどんなことか」というアプローチも良いと思う。
  ・・・幸福な世界は、不幸のない社会だから。

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