ヤクルト 最強打線爆発12点!打者13人で5回一挙9点

オープン戦  ヤクルト12-3広島 (3月7日  マツダ)

 セ界最強打線が爆発した。ヤクルトは1―2の5回、相手投手が制球に苦しむのにつけ込んで打者13人の猛攻で一挙9点。

 1死満塁から走者一掃の右中間二塁打を放った畠山は「いい場面で1本打てた。自分の状態がよくなかった分、いろいろ考えながら安打が打てたのがよかった」と満足そうに振り返った。14安打12得点に、真中監督は「ボール球を見て、打つべき球を打っていた。続けてもらえれば」とうなずいた。 

 

[ 2015年3月8日 05:30 ]

 

ヤクルト打線 黒田に感嘆「あっという間に追い込まれる」

オープン戦  ヤクルト0―1広島 (3月8日  マツダ)

 ヤクルト打線からは黒田の百戦錬磨の投球術に感嘆の声が上がった。

 畠山は「シュートが直球と同じような軌道で来る」と話し、川端は「低めのスプリットが直球に見えて沈む。気をつけないと」と警戒。わずか39球で打者13人を打ち取られたことに、中村は「あっという間に追い込まれる。術中にはまった感じ」と脱帽した。

 黒田とは開幕カードでの対決が見込まれる。飯原は「みんなで情報交換し、対策を練っていきたい」と話した。 

[ 2015年3月8日 16:46 ]

 

手玉に取られたヤクルト打線 川端「無駄な球が全くなかった」

オープン戦  ヤクルト0―1広島 (3月8日  マツダ)


 ▼1番・藤井 ベース盤の上で動かしてくるので、きたと思ったらずらされる。(4回第2打席の見逃し三振は)左打者の内角へのツーシームは考えたことがなかった。

 ▼2番・川端 無駄な球が全くなかった。低めのスプリットが直球に見えて沈む感じだった。

 ▼3番・ミレッジ 米国時代に対戦したときよりスピードは落ちているが、球を動かして制球に気をつけていた。

 ▼4番・畠山 変化球が特によく、スプリットがよかった。ツーシームが直球と同じ軌道でくるので振ってしまう。

 ▼5番・田中浩 やられたので次は何とかしたい。これを生かしたい。

 ▼6番・飯原 カーブ1球しか見ていないが、ほぼストライクゾーンで勝負してきている印象。

 ▼7番・大引 全部の球を動かしていると思う。テンポもよくて相手のペースで打たされてしまった。

 ▼8番・中村 ストライク先行であっという間に追い込まれた。向こう優位に進められてしまった。

 ▼9番・荒木 直球とスプリットの腕の振りが同じ。追い込まれてしまうので、早いカウントから勝負にいかないと。

 

[ 2015年3月9日 06:25 ]

 

 

雄平 左へ右へ連発!新4番“ニュー神宮”初戦で名刺代わり

オープン戦  ヤクルト6―9ロッテ (3月20日  神宮)

 初球のボール球だった。4回先頭でヤクルト・雄平のバットが涌井の投じた外角高めのシュートに反応。「入らないと思った」という打球は左翼席まで届いた。フルスイングが身上のパワーヒッターの技ありソロ。「うまく下半身の粘りで芯に当てることができた」と自ら解説した。

 実は試合前、真中監督から「ボール球に手を出すな」と指示を受けていた。「僕が崩れるのはボール球を振った時」。そう自覚していたが、図らずも一皮むけた姿を披露した。

 「次は打ってもレフトフライです」と笑ったが、開幕4番が内定している主砲は勢いが違う。オープン戦2号に続いて、第3打席にも初球の内角高めを今度は右翼ポール際に打ち込んだ。2打席連続の3号。雄平は「我慢してギリギリ粘って打てた」と頬を緩めた。

 左アキレス腱手術の影響でバレンティンの1軍合流は4月中旬以降。雄平のバットにかかる期待は大きい。真中監督も「雄平は調子がいいね」と満足げだ。オープン戦初の神宮開催で左へ右へ2本塁打。本拠地のファンに新主砲が存在感を示した。 

 ▼ヤクルト畠山(8回に左越え2ラン)雄平が前を打って僕と勝負というケースが増えると思う。集中して打ちたい。 

[ 2015年3月21日 05:30 ]