この記事はかなりリアルな内容になっていますので、衝撃で気分を悪くされるといけないので、読みたい方だけ読んでくださいm(__)m
石巻市に到着して、3チームに分かれました。私はデイサービスの老人施設に行き、3人を担当し、施設で働いている方のカットもさせていただきました
午後からは、被害の大きかった地域にバスで移動です
海に近くなる程、被害が大きくなり、衝撃的な景色に言葉を失いました…
地域で被害の大きさが全然違います。
女川町という特に被害が大きかった地域は家の形がなくなっていて、瓦礫だけです…よくテレビで報道されていた状態です。
住める状態ではないくらい酷いので人が誰もいなく、すごく静かでした。
ちょっとバスの窓を開けただけでハエが入ってくるくらい、大量発生していて、雨が降っていたから今日は少しは落ち着いていたそうですがやはり色んな臭いがしました。
次にカットに行った場所は、しばらく誰も助けに来てくれなかったという地域です。
現地の代表の方がお話をしてくれたのですが、聞いているだけでも凄まじく、まるで映画に出てくるような話でした。
ここの地域も激しい地震の揺れで家の中の物が全て倒れて導線がなくなり、20分後には津波が押し寄せてきて全ての家が全壊や半壊だそうです。
1階は津波で浸水して1階にいて逃げ遅れた方はお亡くなりになったそうです。
一家に一人はお亡くなりになっているそうです。
震災後、自衛隊や報道のヘリコプターが何100台と上空を飛んでいて、屋根に登ったり2階から助けを求めても何もしてくれず、精神的にかなりダメージをうけ、
「どうせ誰も助けてくれないんだ」
と諦めて、地域の皆で助け合ってきたそうです。
「100日間は生きるか死ぬかのサバイバルだった」
「政府も市も何もしてくれないからこれからどうやって生きていこうか絶望的だ」
と言われていました。
今訴えたい事は、またこのような事が起きた時の為に、自衛隊とかがヘリコプターを出したら、助ける事はできなくても
「必ず助けにくるから諦めないで」
と、せめてアナウンスだけでも流してほしかった。
テレビもラジオもネットも何もない環境で、全く情報が入ってこず、すごく不安だったそうです。
テレビで報道されていたような奇跡的な救出というのは、自衛隊の駐屯場近くのごく一部の地域だけでほとんどの地域は何も救いの手がなかったそうです。
そんな話を聞いて胸が苦しくなり涙が出てきそうだったけどぐっとこらえました。
今、本当にハエがすごい大量発生しています。よくテレビでアフリカでハエがいるのを見た事があると思いますがあんな状態です。
津波で色んな物が流されてきて、巨大な冷凍マグロが道に何匹もいたりして、そういう色んな流されてきた物が腐ってハエがたかっているみたいです。
本当、日本じゃないかのような衛生状態でした。
そんな状態ですが、現地の方は皆すごく明るく元気な姿を見せてくれていました!
次回に続きます…