カフェーの帰り道 [ 嶋津 輝 ]
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「カフェーの帰り道」島津輝著
オーディブルで拝聴。
大正から昭和にかけて東京・上野の「カフェー西行(さいぎょう)」で働く女給たちの日常が連作短編として描かれています。貧しさや差別の中でも、彼女たちが仕事や恋、将来への不安と向き合い、自分なりの生き方を見つけていく姿に勇気をもらえる物語です。
今よりも貧しく男尊女卑など差別も強く、大きな戦争も経験して今よりずっと生きにくいだろうと想像できる日本で健気に慎ましく、逞しく生きる女性たちに男である僕も勇気づけられました。
構成も見事で、短編で構成されながらもそれぞれ関連づけられていて、時間の経過もあるので
「ああ!あの時のあの夫婦が、、」
「息子はどうなったのだ!?」など
どんどん引き込まれていきます。
最後は号泣してしまい、もう一度最初から読み直してしまいました。また時間がたってからもう一度読みたい物語でした。
