翌日。


日中早い時間にHからLINEが来る。


H「Ohayou」

 

H「身体の調子はどう?」


私「大丈夫だよー、ありがとう」


H「よかった、今何してるのー?」


色々雑談をする。




今日、私は夜に食事会である。


その場所は、たまたまHの店の近くである。


私「もしかしたら行くかもね」


H「仕事の人も一緒に来るの?」


私「相手は女性だから一緒には行かないよ」





私はイタズラをかました。


はい、実際は女性はいません。


久しぶりの作戦発動。


名付けてジェラシー作戦。


Hが嫉妬をしている仕草は多少見た事はあるが、それは勘違いだった可能性もある。


最近だとディズニーランドでタバコの火を隣の女性に貸した時に変な顔をして、夜もチクチク言われた位だ。


なので、また失敗する可能性は否めないがやってみようと思う。




先程、相手は女性だと伝えた。


だが実際はいない。


作戦開始である。


H「ahhhhhhh」


H「2人で夕食に行くの?」


私「取り引き先女性2名、私と私の会社の女性1名で計4名」


H「男性はあなた一人だけ?😑😑😑」


H「😡😡😡😡😡」


私「仕事だから」


H「😑😑😑」


それから食事会が終わるまでの間、怒りの顔文字LINEがちょいちょい来る。


H「食べたいいいいい」


私「はい?」


H「私食べたいいいいい」


多分お腹が空いたと言う事だろう。


だが、何かを食べたいのはわかるが主語がないので


私「ヒンディ コ マインティンディハン😑」


H「I want to punch you」


H「😡」




そして食事会は終わり。


お店に行く事に。


勿論私一人だ。  




私はお店に入った。


Hの顔つきが……。


不貞腐れている顔つきである。


席に着いた。


今日はRも最初から同席である。


乾杯をしようとしたら、Hは私のグラスをスルー。


H「あなた、女の子と飲んで来たんでしょ?」


H「なんで仕事なのに女の子とお酒?」


しばらくこんな話をずっと聞かされる。


私は仕事だからと言っても聞かない。


Hは私の着ている服の匂いを嗅いで、女の子の匂いがしないか確認し始める。


H「日本人じゃないでしょ?女の子?」


更に話が飛躍し始める。


そして声がめちゃくちゃデカい。。。


Hは少し立ち上がりながら説教中である。


私は怒られている。


よく欧米の映画で見かける、女性が男性に怒っている光景そのままだ……。。。




ここでRの援軍である。


R「H!ぷぅぷぅは仕事」


R「遊んできたわけじゃない」


Hはまだガミガミ言っているが、、、少し落ち着いてきたようだ。


この作戦……。


確認出来たのは、Hは嫉妬深いと言う事である。


Rも私を引き寄せ、私の耳元でヒソヒソ話。


Hは嫉妬深いと言ってきた。


なるほど……よく分かった……。


嫉妬されるのも悪くない。


しかし怒らせるのは良くない……けどなんであんなに怒るかな。。。




落ち着いてきたところで、Hは私にプレゼントを持ってきてくれた。


私「おおー!ありがとう!」


私「開けてもいい?」


H「あとで」


私「そうなの?」


H「恥ずかしい」


見たことない仕草。


本当に恥ずかしそうである。


私「わかった、後にする」


しばらくみんなで話ていたら、


R「開けないの?」


私「ああ、開けるよ」


Hは恥ずかしがっている。




私はプレゼントを開けた。


それは今まで私とHが撮った写真が折りたたみ式で加工されている、全て手作りのプレゼントだ。



中には小さな可愛いぬいぐるみと、ぷぅぷぅとHと書かれた手紙。


数々の手作りの装飾。


こんな感じ。





後ろ向きに写している。


正面は写真である。




その手紙の内容に私は泣きそうになってしまった。


Rはずっと私の動画撮ってる……。。。


カタカタ日本語で手書きで書かれたメッセージは私の心に突き刺さった。


実際はカタカタ日本語である↓




Dear boo


まず あなたが 私に してくれた事 全てに 感謝 したいと 思います

いつも 気を使って くれて 幸せにしてくれて ありがとう

今年の 誕生日が 最高に 幸せな ものであった事を 

願っています


ぷぅぷぅ これからは 自分の事を もっと優しくして

あまり遅く 寝ないで 物事を 考え過ぎないで

曇った気持ちには ならないでいて……




続く……