私達は飲食店を探す。
Lはまだプンプンだ。
D「あまり時間無いねー」
L「誰のせい?!」
このような会話が続く。
でも少し冗談もまじり、少しホッコリしてきた。
私達が行き着いた先にある飲食店は、和食店ばかりだ。
時間を潰すにはちと違う。
みんなコーヒーを飲みたいらしいが、スタバも満席。
(私はコーヒーはあまり飲めないからスタバはきつい)
少し探すと洋食レストランが空いてたので、そこに入る事にした。
D「何か食べる?」
私「食事出てくるまで時間かかるみたいだからいいや」
D「ほんとに大丈夫?」
私「うん、Dは食べないの?」
D「私は大丈夫」
こんな流れだ。
食事は出てくるまで時間がかかりそうなので、ドリンクのみのオーダーだ。
みんなコーヒーとかカフェオレとか頼んでるけど、私が頼んだのは伝家の宝刀メロンソーダだ(なんか少し恥ずかしかった)
Dは私の膝辺りに手を置いたまま。
みんなの写真を撮ったりしながら私達は楽しく話している。
今はただ楽しい時間を過ごしているだけなのだ。
現時点での私は、特にこれから別れる等寂しさも全くない、Dと一緒に居れて会話が出来て楽しいだけ。
Dが隣にいて嬉しいだけ。
そしてそこには何のやましさも無く、まるで純粋な少年のような気持ちだ。
例えるなら初恋の人とデートしているよう感覚に似ているかもしれない。
わくわくが止まらないあの感覚だ。
そう、それはもしかしたら今回Dと出会ってから、私が求めた形なのかもしれない……。
このなんとも言えない中途半端な状態をだ。
だがそれは未だにハッキリとはわからないのだ……。
今はただDと一緒に居たいだけ。
だが正直自分の気持ちもよくわからない。
不思議だ……この答えはいつわかるんだろうか……。
ただイチャイチャする為にフィリピンパブに行っただけなのに、何でこんな訳のわからない気持ちになってしまったんだろうな……。
最初はこんなつもりじゃなかったんだけどなぁ。。。
何か損したような得したような。。。
そんなこんなであっという間に今は16時。
そろそろ移動する時間だ。
あっという間だった。
本当にあっという間だった……。
私達は会計を済ませ店を後にした…。
忘れ物が無いか確認しながら……笑。
続く……