息子の小学校の授業が参加型でやることがぎっしり詰まっていてびっくりした話を前回書きましたが、
少し検索してみたところ、あれは国の方針なんですね。
2020年の教育改革の結果で、「アクティブラーニング」「探究活動」と言われているとのこと。
確かにニュースで聞いた覚えがありますが
ちょっとディベートの時間を作るとか、皆で調べてみる時間を増やすとか、その程度だと思っており不勉強でした
英語とプログラミング必修化の方が大きな変化だと思っていましたが、まさか授業そのものがあんなに変化していたとは。
システマチックに構成が決まっていて、子供達でペース配分をしながら授業を回すシーンもありました。
一緒に参観した夫もびっくりしていました。
息子の学校、またはうちの地域が特別に参加型なだけなのかな。
と思ってHP、ブログ、SNS等で教育に関する発信を少し辿ると、
・比較的落ち着いた地域から授業形態が変わってきている。(学級崩壊が起きがちだったり言われたことの理解実践が難しいお子さんが多い地域では導入が遅れている)
・あと何年か立てば全国的に発表やディベートメインの授業になるだろう。
・新しい授業形態では塾やくもんでのフォロー、親のフォローが必要で、今後家庭環境による格差が広がるのではないか。
みたいな内容を見かけました。
やはり、授業だけでしっかり理解し知識を入れるのは大変だよね。。
実は息子の同級生でも塾に行ってる子は結構いて、「中学受験するのかな?今はずいぶん早いんだな」
なんて呑気に思っていたんですが、
もしかしてご家庭で教育の変化を察知して通常授業のフォローのために塾に入れているのかもしれない
なんて思ったりもしました。
でも、定型児でもお金をかけたフォローが必須な小学校って公的教育機関としてどうなんだろうか。。
以前、海外に住む友人から現地の授業について聞きましたが、あれがまさにアクティブラーニングだろうなと思います。
日常に結びついた活動を通して様々なことを学ぶ。
その代わりカリキュラムも時間割もテストも宿題も成績表もないとのこと。
主体的に調べたりディベートや発表をしたりする時間を取るならば、そのくらい緩いのが自然じゃないかなと個人的には思います。
それに対して今の小学校は、参加型なのに従来と同じ密度のカリキュラムで知識を習得しなくてはならず、テストもあり、授業中にこなすべきドリルやワークもあり、中途半端というか無茶じゃないかと思ってしまいます。。
まだ子供、そんな何でもかんでも出来ない
そして……中学高校、更に大学もアクティブラーニングに寄ってきているようで。。
小学校だけなはずはないから当たり前なんでしょうが、きつい……これはきつい……
「アクティブラーニング」の話し合いや意見交換って、基本口頭でしょう??
テンポについていけない……
メールやチャットでの意見交換なら出来る。
口頭は難しいです。。
一対一なら出来るけど複数は厳しい
「発達障害の子にアクティブラーニングは厳しい」
という意見もかなり多く見かけました。
発達障害やグレーでも口達者で物怖じしないタイプの子ならむしろ合うかもしれませんが、
合わない子も多いんじゃないかな。。
大学で発達障害の学生がアクティブラーニングについていけない問題も既に起きているようです。
前に息子に
「大学は好きな分野のことが学べて、授業も面白いものが多くて、楽しいと思うよ」
なんて無邪気に話してしまった。
ごめん息子……
今の大学はもうお母さんのいた頃の大学とは違うみたい
ちゃんと時代についていかないとですね
※ただ、最近の大学でのアクティブラーニングってどんな感じなんだろう?
私の頃の大学も通常授業は座学あり実習や調査、実験もありでした。
研究室に入ったら、調査研究+自分で論文を探し読む(先生に貰えたりもした)+週1回ゼミで発表、意見交換という感じでした。
それはアクティブラーニングと言える気もする。
ゼミの発表はパワポやOHP(懐かしい)で視覚的に理解出来たので特に不便なかったです。
またゼミの話し合いも「こんな可能性は考えられないか?」「これも調べてみては?」「ここは何でか?」
みたいなお互いの研究を助け合っていくようなもので話し合う意味に納得していたため、充実した時間でした。
今の大学でアクティブラーニングが……というのは、一般教養の講義でもずっとディベートしてるような感じなんでしょうか
そうだときたらきついなぁ。
脱線した……
息子に関しては、
そんなに完璧に授業について行くことを求めません。
本人なりに学び、授業後の片付けがしっかり出来るように練習になっていればいいかなと思っています。
(※準備は最近ちゃんと出来るようになってきたようです)
あとはやはり息子に聞くと「授業疲れる」とのことで、疲れ過ぎていないか、休息が必要かどうかのタイミングを見ておいてあげないとなと思います。