海外で結婚し子育てしている友人が久しぶりに帰国したので親子で会ってきました。


お子さんは現地の学校に通っていますが、学校生活はすごくゆるいんだそう。


宿題も無し、テストも無し、成績表もなし。

そもそも決まったカリキュラムも存在しないそう。

教科書もなし、時間割もなし。


家で全然勉強しない。

周りの家庭もどこも家庭学習なんてさせない。

学校で活動してそれで終わり。


本人が理解しているのか、何が身についているかもよく分からず、日本の教育に慣れた友人からするとこれで大丈夫なのか心配になるそう。



学校では日替わりで様々な活動をし(学校周辺の地図を書く、地域について調べる、身の回りの植物の調査をするなど)

その中で日本で言う国算理社を学ぶのだそう。

(地図を書きながら縮尺の計算や角度の勉強をするなど)


日本の小学校の勉強は高校や大学での学問に繋がる基礎を体系的に教わる意味合いが強く、

友人の国の小学校では生活に密着した形で物事を身に付ける、知識の取り入れ方や使い方を学ぶ意図が強いんだろうなと思います。


星星星星



私の子供時代のような

「こんな勉強何に役立つわけ?意味があるものしか勉強しない!」

みたいな捻くれASDには、何かの活動をしながら必要な知識を学んでいく方式は相性良いよなおねがい


(↑これ別に合理主義な訳ではなく、興味ないことには取り組めない、でも必要性が理解出来れば頑張れるという特性。興味も意味もないことはできない。逆に興味があればどんなに意味のないことでも徹底的にやったりするタラー


日本では「何に役立てるために学ぶのか」が見えにくいんですよね……。


私もその国で学校生活を送っていたらさほど理不尽さを感じず心穏やかに過ごせていたのかな…なんて思いました。


※ただ、カリキュラムもなくその都度バラバラに学ぶ感じだと知識の抜けはないんだろうか……。



星星星星



調べると友人のいる国はインクルーシブ教育が進んでおり支援学校も次々閉鎖しているのだとのこと。

確かに聞いた感じ、色んな性質の子が自分なりに参加出来る授業だろうし、浮いてしまったり卑屈になったりもしにくいだろうなと思います。



日本の公立小学校はシビアな世界だと思います。

世界は広く小学校も色々。

今息子がいる環境が標準だと思わないようにしないとな、と思いました。