二人目の子どもも同じ障がいを告知された | 障がい児のママ&パパ専門カウンセラー 山本峰司

障がい児のママ&パパ専門カウンセラー 山本峰司

障がいや病気を持つお子さんは、病院での治療や手術に伴う入通院、または福祉施設での療育、訓練等があります。それだけでも精神的にツラい想いをされている人がたくさんいると思います。夫婦で支え合い子育てできるように、ボク自身の経験を含めて綴ります。

障害児の父親であり、

妊娠・出産・子育て期の夫婦関係を

180℃変えるカウンセラー

山本峰司です。


長男と次男が口唇口蓋裂(こうしん

こうがいれつ)という病状です。


長男が口唇口蓋裂の手術を3回ほど

終えた後、妊娠中の妻に告げられ

ました。


※手術とは、まず唇、次に口の中、

そして鼻を高くし修正する手術です。


「お子さんは口唇口蓋裂です。」


エコーでばっちり割れているのが

わかりました。


ところで、妊娠が判明した時に、長男の

形成外科の先生に言われました。

「今回はココの産婦人科で産みませんか」


この病状の遺伝は証明されていない

けれど、心配され疑っていらっしゃる

ことを感じました。


今回も自宅出産をするために、

前回と同じ助産師さんに依頼し、

提携病院にも通っていました。


形成外科に通っているこの病院は、

自宅出産に対応していませんでした。


でも、そんなことはないだろう、と

二人で話し合い予定通り助産師さん

「何かあった時には」提携病院での

出産と決めていました。


ところが、今回も口唇口蓋裂と判明。

その時点で自宅出産はあきらめることに。


ただ、何よりショックなのは妻です。

自分と長男、次男が同じ病状なのです

から。


長男は、手術してとてもきれいに

なり、すくすくと育っていました。


だからといって、「今回も手術できれいに

なるから大丈夫」という励ましは、あまり

意味もないことを感じました。


「ゴメンネ」とお腹のあかちゃんに

謝り、涙する妻に対し、ただ寄り添い、

受けとめ、涙するしかなかったことを

覚えています。


といっても、所せん他人事なのだと

思います。その痛みや苦しみは本人

にしかわからないのですから。


「五体満足」に生まれることは

奇跡であり、何かしらの障がいや

病気を持って生まれてくる可能性が

ある、ということを胸に刻みました。


あなたは、自分と同じ障がい(病状)を

二人目のお子さんにもあることが

わかったら、どう感じますか?