原爆ドーム、世界遺産登録抹消か? | 無職男の拙き日々を語る日記

原爆ドーム、世界遺産登録抹消か?

こんにちは、puppetです。

本日は晴れ。


さて、今日気になったNewsは"【社会】"原爆ドーム、世界遺産登録抹消の危機" 14階建てマンション建設で"ですかね。


世界遺産の原爆ドーム(広島市中区)のバッファーゾーン(緩衝地帯)内に建築中の14階建てマンションをめぐる問題で、世界遺産選定の調査や評価にあたる国際記念物遺跡会議(イコモス)の国内組織、日本イコモス国内委員会が近く、業者に工事中止を働き掛けるよう秋葉忠利市長に要請します。

世界遺産登録の抹消につながる恐れのある「危機遺産」リスト登録の危険性も指摘。


前野まさる委員長(東京芸術大名誉教授)は9日、二つの県被団協などでつくる住民団体「世界遺産『原爆ドーム』の景観を守る会」から調査の依頼を受けて、原爆ドームを視察。

その後、国内委員会の役員に諮って、業者に中止を要望するなどの解決努力を市に求めることを決めました。


前野委員長は「厳粛な祈りの場である原爆ドームの近くに高層建築はふさわしくない。形式的な手続きだけで、建築を許可した広島市の認識の浅さが問われている。建築が日々進んでおり、早急に意見を伝えたい」と話しています。

近く市を訪れ、秋葉市長あての要請文を出す予定。


イコモスは文化遺産の保存・修復に向けた調査を行う非政府組織(NGO)で、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関になっています。

2005年10月に中国・西安で開いた総会では、福山市鞆町の鞆港埋め立て・架橋計画について、国と県、福山市に対して計画放棄を求める決議を採択しました。

国内委員会には大学教授や有識者250人が加わっています。


平和の象徴である原爆ドームの周りにマンションが建てば、確かに景観が損なわれるでしょうね。

マンション建設、登録抹消が原爆ドームの価値を下げる訳ではありませんが、蔑ろにしすぎると徐々に存在意義が失われていく事は必至です。

人間は、年月を経る毎に平和である事の有難味を忘れ、その中に身を置いているという実感も無くなっていくモノですからね。


原爆ドームが観光資源として利用されたり、平和・護憲運動の為に市民団体に利用されたりする事に対して、非常に嫌悪感を覚える私ですが、それでも大切に扱って欲しいと思っています。

純粋に平和の象徴として。


それにしても、原爆ドームの見えるマンションに住みたい人なんているんでしょうかね?(・∀・)