夜は短し歩けよ乙女 森見登美彦(著)


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私はなるべく彼女の目にとまるよう心がけてきた。
吉田神社で、出町柳駅で、百万遍交差点で、銀閣寺で、哲学の道で、「偶然の」出逢いは頻発した。
我ながらあからさまに怪しいのである。
そんなにあらゆる街角に、俺が立っているはずがない。
「ま、たまたま通りかかったもんだから」という台詞を喉から血が出るほど繰り返す私に、彼女は天真爛漫な笑みをもって応え続けた。
「あ!先輩、奇遇ですねえ!」
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これは、ジャケがあまりにも素敵だったので、、、
正直なところ、それが最初のきっかけ。

正直ついでに、もうひとつ本音を。


読みづらかった…



でも、森見センセの描く世界観はこの文体だからこそ。
独特の雰囲気と世界観が面白く感じました。