感想そのにー。


ハガレンラスト、ネタバレありです。


コミックス派の方、ご注意~。




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グリードの事を書いたら気が済んでしまった…←アホ。



そんな訳で、今回はホーエンハイムの事を。




この話のもう一人の主人公、と言っても過言ではないのではないか、と思うホーエンハイム。



全ては彼の一滴の血から始まった訳です。


彼の血からホムンクルス(フラスコの中の小人)が生まれ、


そして、アメストリスが生まれたのですから。



思えば、ものすごい年月ですよね。アクエリオンみたい。(いやそこまででは…)


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いちまんねんとにせんねんまえからあーいーしーてーるー



千年単位の年月に、話し相手に困ることは無かっただろうけども(そんな事はないか…?)


老いない身だから一つの所へは留まる事は出来ず、まさしく放浪するしかない。



多分、ここ十数年より前の彼の人生は、ただどうしたらいいのか…どう償えばいいのか。


迷うばかりで、具体的にどうしようとかは、思ってなかったんじゃないかなぁと。


そんな彼の人生を劇的に変化させたのは、トリシャとの出会いだったんじゃないかな。


数千年で、初めてマジ惚れ(ってすげぇ遅!)した女性と、思いがけず家庭を持つ事が出来て


子供まで授かり、彼は初めて、過去と向き合って、ホムンクルスと対峙しなくてはならないと決心したんだと思う。


愛する家族と共に年月を重ねたい。トリシャと共に逝きたい。子供たちに見送られたい…


何より、子供たちを見送ることはしたくない…



そう、切に願ったんではないかな。



それに、ホムンクルスってのは、この世界において不安材料。


それを排除しなくては、子供たちに申し訳が立たないとも思ったんではないかなぁ。



そんな彼の長い贖罪の旅が終わり…待っているだろう最愛の人の下へ行けたのか…


そう思ったら、何かポロポロ泣けてきました。



しかもね…


「まだ生きたいとか思っちゃうんだよなぁ」


って、いうのが泣ける。


私もね…せめて孫の顔見てから逝けばいいのに、とか思ったよ。




それにしても、なんつうか…トリシャって最強だよね。



待つ女最強説っていうのかな。



ただひたすら信じて待つ者っていうのは、ものすごく強いんだよね。



あと、同じホーエンハイムから生まれた存在であるホムンクルスとエドとアル。


トリシャという存在が加わったエドとアルの勝利というのが、遺伝子のかけ合わせの可能性っていうか。


誰かと誰か…二つ以上の力が重なったときの可能性は無限に広がる。


そんな意味合いも感じます。




とりあえず、ホーエンハイム…お疲れ様。


あっちでトリシャさんといっぱいイチャイチャするといいよ。