感想そのにー。
ハガレンラスト、ネタバレありです。
コミックス派の方、ご注意~。
- 鋼の錬金術師 26 (ガンガン コミックス)/荒川 弘
- ¥420
- Amazon.co.jp
グリードの事を書いたら気が済んでしまった…←アホ。
そんな訳で、今回はホーエンハイムの事を。
この話のもう一人の主人公、と言っても過言ではないのではないか、と思うホーエンハイム。
全ては彼の一滴の血から始まった訳です。
彼の血からホムンクルス(フラスコの中の小人)が生まれ、
そして、アメストリスが生まれたのですから。
思えば、ものすごい年月ですよね。アクエリオンみたい。(いやそこまででは…)
- 創聖のアクエリオン/AKINO
- ¥1,050
- Amazon.co.jp
千年単位の年月に、話し相手に困ることは無かっただろうけども(そんな事はないか…?)
老いない身だから一つの所へは留まる事は出来ず、まさしく放浪するしかない。
多分、ここ十数年より前の彼の人生は、ただどうしたらいいのか…どう償えばいいのか。
迷うばかりで、具体的にどうしようとかは、思ってなかったんじゃないかなぁと。
そんな彼の人生を劇的に変化させたのは、トリシャとの出会いだったんじゃないかな。
数千年で、初めてマジ惚れ(ってすげぇ遅!)した女性と、思いがけず家庭を持つ事が出来て
子供まで授かり、彼は初めて、過去と向き合って、ホムンクルスと対峙しなくてはならないと決心したんだと思う。
愛する家族と共に年月を重ねたい。トリシャと共に逝きたい。子供たちに見送られたい…
何より、子供たちを見送ることはしたくない…
そう、切に願ったんではないかな。
それに、ホムンクルスってのは、この世界において不安材料。
それを排除しなくては、子供たちに申し訳が立たないとも思ったんではないかなぁ。
そんな彼の長い贖罪の旅が終わり…待っているだろう最愛の人の下へ行けたのか…
そう思ったら、何かポロポロ泣けてきました。
しかもね…
「まだ生きたいとか思っちゃうんだよなぁ」
って、いうのが泣ける。
私もね…せめて孫の顔見てから逝けばいいのに、とか思ったよ。
それにしても、なんつうか…トリシャって最強だよね。
待つ女最強説っていうのかな。
ただひたすら信じて待つ者っていうのは、ものすごく強いんだよね。
あと、同じホーエンハイムから生まれた存在であるホムンクルスとエドとアル。
トリシャという存在が加わったエドとアルの勝利というのが、遺伝子のかけ合わせの可能性っていうか。
誰かと誰か…二つ以上の力が重なったときの可能性は無限に広がる。
そんな意味合いも感じます。
とりあえず、ホーエンハイム…お疲れ様。
あっちでトリシャさんといっぱいイチャイチャするといいよ。