薄くない本読んだー。

つまり、DO-JINではない本です。

今日読んだのは、これ~


切れない糸 (創元推理文庫)/坂木 司
¥924
Amazon.co.jp

簡単なあらすじ。

不測の事態で、家業のクリーニング店を継ぐ事になった大学卒業間近の新井和也。彼が集荷する様々な衣服から生まれる謎を、同じ商店街の喫茶店でバイトしてる大学の友人沢田直之と一緒に解いていく連作短編集。


「ひきこもり探偵」シリーズの坂木司さんの新シリーズだそうな。
やっと文庫になってたので買ったのをほったらかしにしてましたー(><;)
ダメじゃんワシ!



面白かったー。


で、すみません。今回感想が、かーなーりーです!

かつ、結構ネタバレしてます。


ネタバレおけー(°∀°)b な方、BでL、どんと来い!な方以外、スクロール禁止でお願いします。
























萌えますた。2組のかぽーに、ハゲ萌えますた!<のっけからかよ。


一組目は、主人公和也君と友人の沢田くん。

和也君は、超寒がりで超お人好し。

自分では、お人好しな部分があまり好きじゃないんだけど、何故か弱った生き物に擦り寄られるんだな。
それは人間に留まらず、様々な生き物にも適用していて、
小学生時代に、商店街で付いたあだ名は「町内の生物係」ww
で、せっかく面倒見た生き物に、何故か懐かれない、変に損な性分な人物。

それを本人はうんざりしてるんだけどね。

でも、本当に、和也君は、デフォルトで優しいんだよー。一見ぶっきらぼうなんだけど。


で、そのお友達、沢田君。

彼が言ってしまえばホームズ的キャラ。観察眼と洞察力に優れていて、
大学で、いろんな人の様々な悩みを聞いてあげる相談役みたいな事をしてるのを和也は
「何で、そんなめんどくさい事してるのか」と不思議がるのですよ。
で、更に不思議なのが、沢田君は、あえて人と深く付き合わない所があって、
なのに、困ってる人には積極的に力になってあげようとする。
そんなギャップをおかしいな、と思いつつ、和也君は冒頭、ものすごく困った事態になった自分を
助けてくれた沢田君と、同じ商店街のよしみもあって友人付き合いをしていくんだな。

望むと望まないに関わらず、困ってる人の相談役になってしまう和也君
興味と好奇心から、進んで困ってる人の相談に乗る沢田君。

そんな2人がかわいんだ!沢田君が、飄々としながらも、和也君が好きなんだなーとかさー。

読めちゃうんだよもう!

沢田君は、ちょっと精神的に根無し草なトコロがあるみたいなのな。
フワフワと寄る辺無い自分に絶望してる。
だから、商店街に根を張って、家業で頑張ってる和也君が羨ましいと言うんだね。

自分と同じようになればいいと言う和也に、自分は無理そうだ、と悲しく笑いながら、

「でも、いつかはどこかに帰りたいな」

「お前が、どこかだったらいいのに」





コレって、めっさ愛の告白じゃね?






以降…もう2人のジリ裸部としか読めなくなりますた…(/ω\)


沢田君がバイトしてる喫茶店で、沢田君お手製のランチを食べにいく和也君とかさ!

また、料理が上手いんだー。私も沢田君特製カレーオムレツ食いたい。

後、沢田君が和也君を下の名前で呼び捨ても萌えたなー。和也君は苗字呼びなのに。


そいえば、読んでて、どっちがどっち?とも思わなかったので…あえて言うなら
沢田君の誘いう゚・゚*・(゚O゚(☆○=(`◇´*)o


すんません。



で、もう1組のかぽーですが…和也君のお父さんと、従業員のシゲさん(ナイスミドル)だす。
おさーん萌え。超萌えた。


シゲさんは、和也の生まれる前から居る従業員で、腕の立つアイロン職人なのです。


ただ、このカポーを語るには…超ネタバレになるのでござるよ。

なので、あまり書かんときます。

だが、これだけ言っとこう。


シゲさん→親父さんの超プラトニックらぶ!

これに尽きる!(*゜▽゜ノノ゛☆



愛というより、忠誠心…?

でも、すごい忠誠心って深い愛よね…







いや、しかも、最後にね、シゲさんは和也と沢田君を自分たちに重ねてんのよ…

何、この親子、2代に渡って何してんのよもう!(/ω\)




まぁ、それだけじゃなくて、日常ミステリーとして、心温まるステキなお話でした。






…って、シリーズって言ってたのに、続編出てないのかよー。出してよー。