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前作「終章の獣」のあとがきで、次が最後、みたいな事が書かれてたので最後なのかなーと思ってたら。
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前作、「終章の獣」が、おわりのはじまりで、今回の「絶望の魔王」が、おわりのつづき。
で、多分、次がホントの、おわりのおしまい、なんだろな。
次でちょうどシリーズ10冊目だし。
それにしても、この作者…構成力すげぇ。
ここで、最初の彼にもっていきますか!そうですか!
なんて、ちょっくしウハウハしちゃったり。
「菫の咎人」は、何か思ったより美しくない話だったなーとか。
でもね。
昨日、読み進めてしまったのは、先が読めるようで読めないようなもやもやした気持ちだったから。
今回語られたのは、世界を滅ぼそうとしているルルタの過去の話。
世界を滅ぼす魔王の彼は、昔、どうやら世界を救った英雄だったという。
つまり、何かしらのクライシスがあり、彼は英雄→魔王になった訳です。
歌い人のニーニウと、いい感じになっても、現在の彼を思うに、悲劇が待ってるとしか考えられないのです。
どんな悲劇が待ってるのか…
そう思うと、読みたくない、でも止められない。
そんな感じで、読み進めてしまったのですじょ。
そいやー、さっきガトーさんの事、「人に自分の理想押し付けるヤツは苦手」って言ったけど、
この中にもそういう奴が出てきてさー。
ヤーなヤツなんでございますよ。
あぁ、こういう奴が実は世界が滅ぶきっかけになったりするよね。
うーん。私は出来うる限りハピエン主義なんだけんども。
この話で、大団円が望めるのだろうか、とも思うので。
世界は救われなくてもいいから、ニーニウが絶望から救われるといいなぁ…
ところで、何となく、ニーニウの声を坂本真綾嬢で想像してしまいました。
何か可愛くて。