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テンション低いマイペース人間の高校生、平介が、耐え忍ぶ保育園児秋と交流していく内に、ちょみっとづつ成長していくお話…かな?

平介はかなりなマイペース。大好きな家庭科の調理実習が予定変更で無いと知ると学校フケちゃうくらい。たとえ、その日が自分が日直で、誰かが肩代わりをしないとならないと知っても、気にしない。自分の責任を放り出しても気にしない、割とはた迷惑な性格の持ち主。

そんなで、多分、結構、キラワレ者…?空気読まないしね~。

でも、そんなのも、全然、気にしない。きっと、心臓に鋼鉄の毛が生えている…と思いきや。

超忍耐幼児、秋と過ごしていく内に、

「あれ?俺って、だめかな?いけないかな?」

と、すこーしずつ、考えていくのだな。

秋は、共働きの両親の元で育ち、夕方だけ平介の家に預けられるんだけども、とにかく、周りを気遣う子。

もって生まれた性格で、誰かが自分の為に困ってしまう事に対して、異常なまでに気にする子なんだよな。

健気を通り越して、ちょっと不憫…(汗)

平介は、基本的にそんなに我慢とかしない方だから、秋が我慢している事が最初分からないんだけど、厳しいツッコミ担当友人の鈴木くんにダメ出しを喰らって、きちんと秋の事をみるようになって、秋が我慢している事とか、何をしたら喜ぶかとかを考えるようになるんだな。

平介、多分初めて他人を気遣う瞬間w

秋は秋で、誰に言われたわけでもないと思うけど、ずっと我慢が身に染みちゃってて、積極的に我侭を思う訳でも無くて、でも平介がふいに与えてくれたモノや言葉が、「あぁ、自分はホントはこれが欲しかったんだ」と思うような事だったんじゃーないかなーと。

人間ってさ、自分で気付かない事って沢山あるよな。

それを気付かせてくれた人って、ホント、感謝してもしたりないくらい。

だから、秋は平介の事が大好きになったんだと思う。

「我侭いっても困らないよ」って、秋にとって、魔法の言葉だったんだろーなー。

でも、秋の我侭って、ホントささやかで、かわいいんだけどね。


平介も至らなさを叱り飛ばす貴重な友人鈴木君や、元きょうけん(最初強肩かと思ったら狂犬だったのね)で、ほにゃらら担当佐藤君など、友達にも恵まれてて羨ましいよ全く。ところで、昔スナック菓子にあったよな…「鈴木君と佐藤君」それと「HEN」ってマンガ思い出した。



何と言うか、優しい気持ちになれるマンガでした。






ところで、スクエニ系のマンガって、カバーめくるのが楽しいですなー。

平介がパンツじゃなくて、ズボンっていってるのが何かいい。