蒼穹のファフナー Arcadian project 05
¥6,120
 

蒼穹のファフナー Arcadian project 06
¥6,120
 

先週に観た5巻と6巻、感想ごー。


もってまわった感じで小出しにされていた設定がこれでもか!と解明されて、「そうだったのか!」といろいろ目から鱗な5巻と6巻。OPと幻影のみで出てきてた赤い少女が、皆城乙姫(みなしろつばき)として、皆の前に姿を現す。主人公のいた竜宮島の秘密、日本が壊滅した理由と、島の子供たちが何故ファフナーに乗れるのか、そして親は皆里親なのが何故なのか。そこら辺も解明されて「おお!嫌な話じゃのう・・・!」と思ったり。<おいおい。

島の下部組織「アルヴィス」と「アーカディアンプロジェクト」

「アルヴィス」は対フェストゥムの戦闘に特化した軍事組織。

「アーカディアンプロジェクト」は次世代の子供を育成する組織・・・なのかな。

日本人は、最初のフェストゥムの同化攻撃で生殖機能を失っているそうです。その際、世界から見放されてしまい、日本人はその種を残さんが為に人工授精と人工子宮により子供を育てる事を計画。そして、その子供たちにフェストゥムからの同化攻撃などに対抗できるよう、あらかじめ、フェストゥムの因子を取り入れる事に。そして、その事によって、子供達は、ファフナーのノーティングモデル(精神を機械をシンクロ出来るタイプで、他のタイプより優秀)に搭乗することが出来るように。ただ、ファフナーで戦えば戦うほど、体がフェストゥム化し、結晶化して、死んでしまう・・・。

この島の大人は最低といえば最低な行為に走っていると思えますが、それでも人類、日本人が平和に、幸せを甘受できる世界を取り戻せるよう。子供たちが少しでも平和を理解できるよう、尽力しているので、あまり嫌悪感は抱きませんでした。何より、子供たちを愛していて、その子供たちの犠牲で成立するアーカディアンプロジェクトに対して、罪悪感を抱いている。それでも、それを実行しなければ人類は彼ら・・・フェストゥムに同化され滅びてしまう。どうしようもない矛盾を抱えて、それでも生きることに執着をしている島の人々。

そんな島の人を糾弾し、常識を振りかざし、遺伝子操作を非難し、アルヴィスに対し、フェストゥムに対抗できるファフナーを差し出させようとする新国連。非難しつつ、今までの研究データなど、オイシイトコ取りを狙ってる、結構せせこましい組織です。そこの代表としてやってきた、元々島にいた男。そいつは最初は口八丁でファフナーのパイロットとして高い資質を持つ自分の娘を手元に戻そうと画策するのですが、最終的に子供たちのことを「ファフナーを動かす為の電池に過ぎない」と発言し、周りから総スカン。ただ、ひたすらフェストゥムを滅ぼす事だけに執着する姿に娘の真矢は「お父さんは、フェストゥムと、どう違うの?」と涙で問いかけます。他人を尊重せず、ただ己の目的を果たさんが為に他人を利用するだけ、その生き方がフェストゥムとどう違うのか。そんな問いかけに、男は何も言えず、島を去ります。最後に南極で、フェストゥムと人類の最終決戦が迫っている事を告げて。


そんな感じで、最終局面なのですが。あー。何かこれからたくさん犠牲がでるので・・・イヤじゃー。

でも気になるので見ます。もう手元にあるので、これから観るじょー。