アス紅SSSです。

紅先生の独り言です。あになる的にはネタバレなので注意!

他に、お嫌いな方とかも、スルーして下さい(。-人-。)





















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アイツがアタシに残したモノ。

大きなモノからささやかなモノ。

一番大きいのは、アタシのお腹にいる、まだ小さな、この子。

ささやかなモノは、一緒に過ごした時間の思い出や、それにまつわるモノ達。

そういえば、アイツからの贈り物は花が多かったわ。真っ赤な薔薇の花束なんか、ベタすぎてちょっと笑いがこみ上げちゃったけど、とても嬉しくて、柄にもなくドキドキしちゃったっけ。花が多かったのは教え子の影響かしら。ちょっとマせた、あの子の店で、アイツはどんな顔をして、花を買っていたんだろう。

花の種もくれたわね。半ば押し付けられたもんだったけど。アレはしばらく里に居る事になるアタシが、手持ち無沙汰になるのを見越しての事だったのかしら。余計なお世話よ。・・・まぁ、育てるのは、楽しかったけど。

でも、あの花、虞美人草だなんて。変にロマンチックなんだから。


花言葉に、忘却なんてあったわ。


・・・お生憎様。忘れてなんかやらないわ。

アンタの事、覚えてるから。覚えてて、そして、この子が大きくなった時、この子にアンタを見せるんだから。

何たって、アタシは、里随一の幻術使いなんだからね。

・・・幻でも、父親の顔、見せてあげたいのよ。


だから。それまで、アタシは生きる。

この子が大きくなって、一人前になって。それで、孫の顔を見てやるんだから。

そしたら、そっちに行って、孫の抱き心地とか自慢してやるんだから。


だから、今度はアンタがアタシを待つ番。


大人しく待ってなさいよ、アスマ。


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ポピーの花言葉とか調べてて、思いついた断片を何とかまとめてみたら、こんな感じになりました。
ホントに、NARUTOには、幸せなくのいちはおらんのか!シカマルとキバのお母さんくらい?