
どっちが体にいいんだろう?
太陽は命の源というイメージが強いですよね。
昔の戦隊モノ「太陽戦隊サンバルカン」の歌にもあるように、太陽がなかったら、我々はたちまち凍り付いてしまうのです。植物は太陽と水と大地の恩恵を受け栄養と酸素という、私達の生きる糧を生み出してくれるんですね。
でも私は、太陽に対して、死の星というイメージも持ってます。
以前何かで読んだのですが、太陽系誕生の折、金星と地球は大きさや成分などがとても近い星だったそうで。ただ、太陽との距離が金星の方が地球より近かった。その為、地表の温度が高すぎて、生物が発展できる環境に育たなかった・・・んだそう。確か「ヴィナス戦記」だったかなぁ。氷の隕石が落ちて、表面温度が下がって人類が住める環境になった金星が舞台だったのです。ちょっと(つっても天文学的な数字ですが)の差で、生き物が生まれるか生まれないか。凄い確立で地球の青さは出来上がったんだなぁ・・・と感動と恐怖を覚えたものです。ギリシャ神話で、イカロスは太陽に近づきすぎて命を落としたし。輝く力強いモノっていうのは、畏怖の念をこめて近寄らない方がいいって、教訓なのかなぁ。あ、そういや、ゴッドマーズでは太陽は地獄扱いだった。<アニメばっか。
太陽光線は確かにある程度浴びなければ骨は脆くなりますし、体の成長も促されません。免疫力にも影響が出ます。でも、浴びすぎるとシミそばかす、下手すると皮膚がん。日焼けは低温火傷の一種で、決して肌によろしくありません。体力が弱ってたり、免疫力が弱い人、メラニン色素を作れない人にとっては、それこそ死の光線です。
物事には、何事も2面性があるって事ですな。
月のイメージは、幻想的・・・でしょうか?
温かみのない光は、現実味を薄れさせる効果があるのかな。
確かに仄かに明るい月の光は人を惑わせる・・・と思わせる何かがありそうです。昔の怪奇小説でも、怪人が現れるのは大概満月の夜ですし。狼男、とかね。狼男は不可抗力として、吸血鬼なんかはいっそ、闇夜に乗じた方がいいんじゃない?と思うも、何故か月をバックに変に目立ってますよ~いいんですか~?<演出だってばよ。
そういや、月には女性のイメージがありますね。月は無慈悲な夜の女王、とか。反対に太陽が男性的。
代表格がやはり、ギリシャ神話のアポロンとアルテミス。
アルテミスは月の光に温かみがないというイメージからか、とても冷徹な逸話が多いです。結構あっさり人とか殺しちゃうし。てか、怒りっぽいよ、この女神。潔癖で、裸見られたってだけで相手殺しちゃったとか。
アポロンは悲恋が多いんだよねぇ。月桂冠のエピソードとか。月桂樹にまで姿を変えてアポロンから逃げたのに、アポロンに頭に飾られちゃって、ちょい可哀想なダフネとか。エロスの金の矢と鉛の矢のせいだけどさ。まぁ、一応了承は取ったみたいだけど。樹になっちゃったらもういいのかな。
太陽神だけに、植物絡みネタ多いですね。向日葵になってしまったクリュティエとか。アポロンとゼピュロスのアホな奪い合いによって、死んでしまった美少年ヒュアキントスとか。彼の流した血からヒヤシンスが咲いたっていう・・・
何か、割と自業自得な悲恋ばっか。アレかな、太陽の恵みは独り占めできないって事かね。
えーと、そんでですね。どっちかっていえば、月が好きかな。セーラームーン、好きだったしね<関係あるのか?